旅に出たくなった

いや、過去に無い程の欲求度で旅に出たいと思っている訳です。
今更こんな事を宣うなんて、貴様金多磨有るのか？言う感じですけれども、この度の造園科の一連の行事とかアレコレは私の気の迷いと言いますか、なんか憑き物が有ったとしか思えない訳であります。

ホント・・・喰う為に生きるに近い路線に迷い込んじまった息苦しさ、とでも言いましょうか・・・その部分はもう通り過ぎて来て今なんじゃないかぃ？本末天道虫であった、と、深く反省している所であります。

だからと言って造園科を辞めるとかは無いですゼぃ・・・乗りかかった船はちゃんと港に戻るまで乗るのが任侠と言う物であります・・・まっ、渡世人じゃないんですけれども。

で、ナニが私をそうさせたのかと言いますと・・・本日のお散歩で久しぶりに田んぼ道を歩き過ぎ行く夏の風に吹かれていたら風が「おぃ　おっさん　ナニしてんだね？　遊びながら前に倒れて死ぬんじゃなかったのかぃ？　旅の空の色と風の匂い、忘れたかね？」なぁ～んて都合の良い声が聞こえて来ちまった訳であります。


野の仏　笑ったような・・・


夏草の葉っぱの緑に惹かれて


もう稔っている稲　来月には稲刈り


ねぇ・・・止めるなぃ　おいら　行くぜぃ


それぞれに咲いて　そして・・・

いや、久しぶりの田んぼ道・・・以前ならどんな物でも被写体に出来たのに、いわゆる「見る目」が落ちちまったのか、ナンでも無い物を見逃さずに撮っていたと自負していたのに・・・同じ道を歩いても感じるモノ、撮るべき物が見当たらない。

こんなの俺じゃなぁ～ぃ、と、叫びたい程の衝動に駆られたと言うのは少し大袈裟ではありますが、しかし、少し傾きかけた西日を眩しく見て・・・西の方へ行きたい・・・旅がしたい、と、しみじみと思ったのでありました。

いや、誇張でもネタでもなく、なんか、こう言う生き様って、善し悪しじゃなくて俺らしく無いよな・・・女郎屋で危ない奴らに身ぐるみ剥がれて握りフンドシでホーチミンの夜の街を裸足で逃げたあの快感、や、セブの街で45口径を突きつけられホールドアップされて小便チビッタ時の恍惚感・・・ソレが俺の人生と言うか生き様と言うか・・・そして運が尽きた時が死ぬ時と言うのが私の持ち味だと、思い出した次第であります。

とは申しましても造園科の卒業は11月8日でありますので今直ぐ、明日飛んで行く訳にはいかないのであります。
キッチリと卒業式を終え、最終学歴欄を「仙台高等技術専門校　造園科」と書けるようになってから旅に出る所存であります。

で、本日、久しぶりにナンの予定もする事も無い休日を過ごしまして閃きましたぁ～!!!
上海辺りで自転車を買い求め、陸続きでベトナムやラオスやタイへ行ってみよう・・・恐らく急いで回っても3～4ヶ月は掛かるでありましょう・・・プチ冒険的サイクリング、か
？

いや、その計画はダメだ・・・12月半ばからはスキー場に通わなければならない宿命を背負っている・・・時間は1ヶ月と少しか？　
だとすると、ベトナム辺り・・・ハノイで自転車を買ってホーチミン経由ラオス経由タイ、か？

いや、それなら上海でスクーターを買い求めて一ヶ月で当初の予定のコースを回っちまうか？　これ、良い案だと思うんですけど、中国で外国人がバイクをすぐに買えるのか？
たぶんダメでしょうなぁ・・・タイでもレンタルは簡単に出来るけど買うのには面倒な書類がアレコレですもの。

やっぱし自転車だな・・・健康的だし安上がりだし・・・実現可能な線を調べてみよう。

と、言う事で私は夢と希望を見出しましたのでまた明日から造園科の生徒として学業に邁進する所存であります。

では、皆様　おやすみなさい、と。