あれです、植木屋と寿司屋の勘定は「時価」ってのか罷り通るから恐ろしい、なんちゃって。
いや、今日お伺いしたお宅は近頃多い年金暮らしの独り住まいでして「僅かな年金から出せる銭はこれしかねぇだょ」と泣きつかれ、気の弱いジジイは元から格安なのに「んじゃぁ去年の5000円引きで」と応じてしまったのであります。
するとお客さんの顔が輝き「ジジイさん、私結構顔が広いの!!! ご紹介して良いかしら」と来たのであります。
そこで私は「いやいやご紹介は有難いんですがこんな格安じゃダメですぜ」と申し上げた次第であります。
そーしたらお客さん「それは承知してますよぉ〜」ですとぉー。
って事は、あんたの料金がいかに安いか自覚してるって事じゃねぇか〜と怒りかけたんですが、まっ、いいでしょう。
あれです、朝は8時半から始めて昼飯は近くのミニストップで税抜398円のり弁を食って休憩は20分程度で作業が終わったのは午後2時であります。
余談ですがコンビニ弁当のご飯の量がかなり減っていると思うのは私だけでありましょうか?
いや、税抜398円の弁当に贅沢言うんじゃ無ぇ〜!!! と言われそうですがのり弁一個じゃ腹がくちくなりません、なんちゃって。
いや、こんな些少な料金の上にゴミ焼き場で3000円も取られたので本日の実入はマジで勤労奉仕かって事なんですが、まっ、いいでしょう。
しかし、帰りがけに「これ食え」とコンビニ袋に饅頭とみかんと柿とお茶を入れて持たせてくれるなどするので、格安で儲からないのに「んじゃ来年も今頃で」と笑顔で応えちまうのであります。
とは言え、正直言うと毎年自分が手を入れている庭は気楽で良いもんでして少し儲かるけど一度きりの藪ボーボーの現場よりは有難いと思っております。
もっと言うと馴染みの庭は、どーせ来年も手を入れるんだから今年はこの木は手を抜いとくべ、とかするわけでして終わりの午後2時を狙って時間調整などするのであります。
なんと申しましょうか、植木屋ってのは歳を取ってから良い仕事なのかも知れませんぜ。
いや、余程酷い腕ならともかく、大概のお客さんは「また来年」って事ですし口コミってやつでお客はじわじわ増えますんで年寄りの小遣い稼ぎにはもってこいです、なんちゃって。
おおっと、明日は小さいながらも「雪吊り」なので頭飾りをどうするか考えなくちゃなりません。
あれです、個人宅でそれほど高く上げないとなると派手な四つ畳とかは無粋って事で一昨日会津で見てきた簡素な頭にしようかと思っておりますが、まっ、いいでしょう。
ああ、まだ風呂が湧かない・・・
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