千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

諏訪北澤美術館

2006-07-13 | 美術館
社会保険センターの野外講座・美術館めぐりに参加しました。
行き先は諏訪の北澤美術館です。

50人近い参加者を乗せて雨模様の中、バスはひたすら諏訪湖畔へと走りました。

4時間ほどかかりましたが、バスの中では、講師の方のお話を聞いたり、友人と世間話・身の上話?などのおしゃべりをしていれば、もう、三角屋根の北澤美術館の前です。
この美術館は、アール・ヌーヴォー期のガラス工芸品を数多く所蔵しているというので、ワクワクしながら中に入ると、真っ先に目に入るのがエミール・ガレの「ひとよ茸ランプ」です。
カメラを持っていくのを忘れたので(最近、とみに忘れっぽい!)、画像はパンフレットと買ってきた絵葉書からのスキャンです。
ちなみに、ここの美術館は、展示品の撮影をしてもいいそうです。
なので、余計にカメラを忘れたことが悔やまれました。

                  

「ひとよ茸」って変な名前のキノコですよね。
説明の方によると
「ひとよ茸」というのは、腐った樹木の中から一夜にして育って、朝が来る前に死んでいく・・一夜だけ開いて・・・朝には消えてしまうというキノコで、とても小さなキノコだそうです。
そんな小さなキノコをモチーフにしてのこのランプは、高さ83センチの作品です。
とても大きいインパクトのあるランプでした。
はかない命のキノコをモチーフにしたのは何かわけがあったのでしょうか・・・・

エミール・ガレはこの頃白血病を病んでいて、2年後に亡くなっています。
明かりが入ると、鮮やかに赤々と燃え、エネルギーが伝わってくるようです。

本物のひとよ茸 (ネットから)


エミール・ガレの作品は、昆虫や海の生物などが登場することが多く、グロテスクに思い、今まであまり感動しなかったのが、ここの作品では、ガラスへの細かい彫刻・エッチング・色の美しさに感動し見入ってしまいました。

                   

                   

                   


北澤美術館新館(本館から車で10分ほど)では、これもピンクの色が美しい「フランスの薔薇」が素晴らしく、何度でも見たくて、他の作品を見ながら、またそこへ戻る・・・を繰り返してしまいました。




今回の美術館めぐり、出かける前は、ガラス工芸だけでちょっとつまらないかなと思っていましたが、たくさんのエミール・ガレの作品、ドーム兄弟、ルネ・ラリックの作品などガラス技術の素晴らしさなど、とても見ごたえがありました。
滞在時間3時間半、本館には日本画の展示も少しあり、東山魁夷・杉山寧・山口華楊・上村松篁なども楽しめて満足のいく美術館でした。
もちろん、湖の見えるレストランで、お茶をしてガラスショップも一通りまわって・・・充実充実!!でした。








最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
足湯もいいですねえ! (1000win)
2006-07-19 21:32:56
チャオママさん、

それはそれでいいですねえ!

とっても気持ち良さそう

諏訪の足湯は有名ですよね。確か、駅構内にあるんですよね。

今度は私はそのへ行ってみたいです。
返信する
知らなかった (チャオママ)
2006-07-19 20:29:33
去年諏訪に遊びに行ったけど その美術館がこんなにきれいなんて知らなかったです

行く所もないから駅前の足湯に浸かってましたぁ

今度は行ってみますね!
返信する
ふー子さん (1000win)
2006-07-19 15:19:03
記念になる品を買うことは、いいことよね。

それを眺めるだけで、その時のことが思い出されますものね

ふー子さんもあちこち、行ってるから、思い出の品がいっぱいでしょうね。また、見せてくださ~い。  
返信する
今回は北澤美術館ね! (ふ~子です)
2006-07-17 14:23:19
私も随分前に行きました.冷んやりした素晴らしい空間を思い出します。湖面を望みながらのお茶もしたよ・・何処に行っても記念に成る物を・・私はペアの冷酒コツプだよ!!

(酒も飲めないのに)美しさに魅せられて・

清里にも有るよ。感動した物は、いつでも蘇るから、経験は大切だよね。次は何処の美術館かな
返信する
同じ同じ! (1000win)
2006-07-14 23:55:03
よっこさん

私も同じよ~~

散々、ショップを見たけど、大きなものは買えなくて、私も箸置きを買ってきたのよ。

私のは、オシドリなんだけど(これはトリ違いね)
返信する
n2136様 (1000win)
2006-07-14 23:43:59
コメント有り難うございます。

n2136様にそんな風におっしゃっていただいて恐縮です。表現力がないので、いつもアセアセで書いています。

お出かけの記録としてのブログですが、文章力も、アップ出来るといいのですが願望!

後期講座では、「応用」でご一緒でしょうか?

読んで下さって有り難うございました。
返信する
北澤美術館 (よっこ)
2006-07-14 21:43:22
何年か前に、八ヶ岳方面に行った時立ち寄って、ガラス工芸が素晴らしかった事を、思い出しました。

ダックスフンドの箸置きを買い今でも使っています。(大きなものが買えなくて)

           
返信する
いつか行ってみよう (n2136)
2006-07-14 10:30:45
ありがとう。北澤美術館に行って来たような気分になりました。

1000winさんの文章は過不足ない構成で、分かりやすくすっきりしているので、いつも感心して読んでいます。それに写真が豊富に入り、ネットで調べた茸までのっていて、至れり尽くせりで、勉強になります。

どんな方なのだろう。
返信する
同志よ! (1000win)
2006-07-14 00:23:03
Rさんも同じ行動だったの!

本当に「フランスの薔薇」は魅力的でしたね。

私は、オバサン根性で「いくら位?」なんて下世話なことを聞いてしまい、当時購入価格が「億」と聞いて、またまた、後ろに回り、横に回り、じっくり見てしまいましたよ。

返信する
Unknown (R)
2006-07-13 10:28:12
「フランスの薔薇」本当に素晴らしいですね、私も何度も行きつ戻りつしながら鑑賞した事を思い出します少し進んでは確認するが如く…それを何度も繰り返し、そして最後にもう一度魅せられますね同じ行動をした人がいらっしゃり嬉しいかぎりです
返信する

コメントを投稿