前回 大間崎など初日の前半をお届けしました。今日は1日目の午後に行った
恐山(おそれざん)です。 名前の通り 恐ろしい地獄のイメージですが
最初地獄の様相を見せ 後に極楽を見せるという案配で 私たちを安心
させてくれました・・? 空が明るすぎて もう一つ地獄の様相を正しく?
認識出来ませんでした。 『いたこ』と呼ばれる霊媒師も いませんでした・・。
それぞれ高齢化して 御先祖と現代の私たちをつなぐ役割も難しくなった
ようです ?。恐山は昔 お祖霊山(おそれざん)と書いたそうです。祖霊とは
御先祖の霊ということです。 山梨の『 武田節 』の2番に ♪ それい在す
(まします)この山河・・ ♪ という歌詞がありますが 同じ意味ですね。
硫黄の匂いと 草も生えないような白っぽい大地に 多くの人々が石を積み
風車(お花や線香の代わり)を飾り 先祖をしのんだ跡が 多く見られます。
本当は10才以下で死んだ子供の霊が 親不幸を詫び 親の健康長寿を願って
地獄で石を積むのですが 夜鬼が出て来て それを壊すので 又積み直すという
哀れな行いの跡 とガイドさんから聞きました。どちらにしろ この世とあの世を
つなぐ霊山に来ると 人は霊魂を信じる心があるのだなー と思いました。
その地獄が終わると 緑の草におおわれた湖(池)の浜辺があり 心が休まる
感じがしました。 時々書く『コンタクト』という映画に 天国のイメージを
現した場面が出て来ますが 今回の恐山の浄土(極楽)と何となく似ている感じが
して 人々は東西を超えて 天国のイメージは 共通だなーと納得した次第 ?!
参加者の方々も今回の旅で 恐山観光が最も印象に残ったという方が 多かったですね・・・。
ガイドさんが 車内で恐山を説明してくれる。 周りを8つの山に囲まれた地に 地獄・極楽がある。
火山によって出来た カルデラ地形。 下北ジオパークの一つ。
恐山の山門。 862年開山。 今も地域信仰の地となっている。
白茶けた台地に お地蔵さんその前には多くの石が積まれ 供養の風車が見える。
色々な地獄が造られている・・。
この地獄の前に 三途の川(さんずのかわ) がある。
三途の川にかかる 赤い太鼓橋。 この世とあの世を結ぶ・・?
宇曽利湖(うそりこ)。 地獄の道の先にある。 緑に囲まれ ほっとする場所。
恐山(8つある山の総称 ? ) の麓に 青い湖。 ここは極楽の浜・・?
釜伏山にはミサイルを探知する 高さ40mのレーダーがある。ミサイルが外れたら 地獄になってしまう・・?