よく晴れる

書きたいことを書きたいように書いております

過去のない男

2017年11月03日 | 映画再鑑賞
MIES VAILLA MENNEISYYTTA 2002年 フィンランド

監督 アキ・カウリスマキ
出演 マルック・ペルトラ カティ・オウティネン ほか

感想 「人生は前にしか進まない」いいセリフだなあ。過去なんてどうでもいいのかもしれない。そんな訳なのかこの映画過去に見たはずなのだけれども何も覚えていなかった。あははははー。そしてこれまたハッピーエンドでなんだかほっとした。恋をしたカティ・オウティネンが次第にきれいに見えてくるのは勘違いか。主人公もなんだかカッコよく見えてくる。カウリスマキの映画に出てくる人々は孤高な感じがしてカッコイイのだ。面白かった。
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ル・アーヴルの靴みがき

2017年11月03日 | 映画再鑑賞
LE HAVRE 2011年 フィンランド、フランス、ドイツ

監督 アキ・カウリスマキ
出演 アンドレ・ウィルム カティ・オウティネン ジャン=ピエール・ダルッサン ほか

感想 いい人がいるもんだなあ。神様はちゃんと見ていてくれるようで、奇跡は起こるのかな。何はともあれ、ハッピーエンド大好物の自分には美味かった良い映画。ここ最近カウリスマキの映画を集中して見ているのだけれど、今のところ外れることもなくカウリスマキいいじゃんってどんどん思いは募ってゆく。新作『希望のかなた』12/2公開が最後の作品になるのかな。カウリスマキは映画製作をやめるそうだ。残念。
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浮き雲

2017年10月30日 | 映画再鑑賞
KAUAS PILVET KARKAAVAT 1996年 フィンランド

監督 アキ・カウリスマキ
出演 カティ・オウティネン カリ・ヴァーナネン ほか

感想 やっぱりこの映画は面白い。どん底からのハッピーエンドに胸がすく。独特のテンポで物語は進んでゆく。演出も独特で主人公は気難しい顔ばかりしている。はっきり言って美男美女とは言えない主演の二人がハードボイルド調のやり取りをするからなんだか可笑しい。流れる音楽もムード歌謡風でカッコイイから少し外れている。けれども孤高のカッコよさを感じてしまう。そう、この映画は孤高のカッコよさに満ちているのだ。
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セリーヌとジュリーは舟でゆく

2017年10月29日 | 映画再鑑賞
CELINE ET JULIE VONT EN BATEAU 1974年 フランス
 
監督 ジャック・リヴェット
出演 ジュリエット・ベルト ドミニク・ラブリエ ほか

感想 この映画は永らく心のベスト・テンに入っていたのだけれど、今回ずいぶん久しぶりに見て少し評価が変わった。飴を舐めるとトリップできるというファンタジーで、100%の理解はできないけれど十分に楽しむことはできた。1+1=2とならないあたりに混乱する。けれどもそんなことは気にせずぼんやりと映像を見ていればいい種類の映画なのだ。今回小賢しさのせいで混乱し少し評価を下げたけれど、また見たい映画の一本になった。
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抵抗 ー死刑囚の手記よりー

2017年10月28日 | 映画再鑑賞
Un condamne a mort s'est echappe ou Le vent souffle ou il veut 1956年 フランス

監督 ロベール・ブレッソン
出演 フランソワ・ルテリエ ロジェ・トレルヌ シャルル・ル・クランシュ ほか

感想 呆気ない幕切れなのだがリアルとはそんなものなのかもしれない。本作は実話に基づいていて過剰な演出は控えられていた。後半に主人公がもたつくと映画自体ももたついて感じられる。このあたりもリアルなのかもしれない。それにしてもずいぶん久しぶりに見たわけで、こんなに呆気なかったっけっかと思うくらいのエンディングには驚いた。脱獄映画はいろいろあるけれど、本作は一個人の誇り高い精神を感じさせてくれる。
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ラルジャン

2013年05月29日 | 映画再鑑賞
L'ARGENT 1983年 フランス、スイス

監督 ロベール・ブレッソン
出演 クリスチャン・パティ カロリーヌ・ラング ヴァンサン・リステルッチ ほか

感想 北野武の「3-4×10月」では小さな暴力が大きな暴力に発展してゆくのだが、本作では小さな事件が大きな事件に発展してゆき、どこか似ている。ブレッソンの映画は寡黙で余計なことをできるだけ省いて最大限の効果を上げる。説明なんかしてくれないから、映像をしっかり見ていないと、置いてけ堀を喰らう。そんなわけで今回も置いてけ堀を喰らいながら見たわけだけれども、この静かな映画、自分は好きだ。
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汚れた血

2013年05月22日 | 映画再鑑賞
Mauvais sang 1986年 フランス

監督 レオス・カラックス
出演 ドニ・ラヴァン ジュリエット・ビノシュ ジュリー・デルピー ミシェル・ピッコリ ほか

感想 ずいぶん久しぶりに見たせいか、記憶の中と映画の実際とに違いがあった。もっとシャープな印象を持っていたのだが、ずいぶんロマンティックな印象を受けた。ドニ・ラヴァンの不敵な面構えが魅力的だ。ビノシュは夢二の描きそうな顔をしていた。デルピーは昔の宗教画に出てきそうな顔をしていた。二人ともきれいに撮られている。たとえラストにアラレちゃんごっこがあったとしてもそれは許せるこの映画だった。
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欲望の翼

2013年05月15日 | 映画再鑑賞
阿飛正傳 1990年 香港

監督 ウォン・カーウァイ
出演 レスリー・チャン カリーナ・ラウ マギー・チャン アンディ・ラウ ほか

感想 アジアの映画である。これを初めてみた時はなんてカッコいい映画なんだと唸った。日本映画では絶対無理なカッコよさであった。十年ぶりぐらいで今回見直すと、画面が暗くてよく見えないのだった~残念。カーウァイの傑作に『花様年華』があるけれど、自分にはそのよさがよくわからない。けれどこっちはわかる。亜熱帯の国の映画なのだ。そこが魅力なのかもしれない。
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トゥルーマン・ショー

2013年05月08日 | 映画再鑑賞
THE TRUMAN SHOW 1998年 アメリカ

監督 ピーター・ウィアー
出演 ジム・キャリー ローラ・リニー エド・ハリス ほか

感想 創りこみすぎた世界、わざとらしい演技、嫌悪するところだが、そこを逆手に取った映画だ。ジム・キャリーのバタ臭い芝居もこの映画の中では浮いていない。ラスト前クライマックス、泣いてしまった。トゥルーマンがんばれ状態。脚本家アンドリュー・ニコルは相当頭がいいように思われる。監督もまた手際がいいのだろう。
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気狂いピエロ

2013年05月01日 | 映画再鑑賞
Pierrot Le Fou 1965年 フランス、イタリア

監督 ジャン=リュック・ゴダール
出演 ジャン=ポール・ベルモンド アンナ・カリーナ ほか

感想 やはりこれは面白い。二度続けて見てしまった。編集の雑なところが気になったりもするが、そんなことはどうでもよくなる。バカ男とバカ女の逃避行は破滅に終わるので、『俺たちに明日はない』を思い出したりもした。バカ男のベルモンドはかっこよく、バカ女のカリーナは愛らしい。映画のさまざまなジャンルに染まる処もいい。原色を使った映像もとてもいい。やはりこの映画好きだな。
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