以前から見に来ないかと誘われていた宝立町のMさん宅の亀甲石。
亀の甲羅のような模様があることから亀甲石と言われ、愛石家の皆さんにとってはたまらない魅力があるようだ。
しかもこの亀甲石、そんじょそこらの亀甲石ではない。
通常、亀甲石と言えば泥灰岩など石灰質から珪質の細粒な堆積岩が起源とのこと(と言われても私には意味不明だが)。
ところがMさん所蔵の亀甲石は珪質の火山岩からできたもの。
宝立山一帯には第三紀中新世という724万6千年前から2303万年前の期間にできたデイサイト質火砕岩が広く分布している(と言われてもこれまた私には理解不能 ・・・ってことは昔むかし宝立山は火山だった?)。
火山岩からも亀甲石ができることがこの石によって初めて確認されたという。
なんとも学術的価値の高い亀甲石だ。
上の写真は石の底。割れたような跡がある。
パワーがもらえるからさわってみてと言われ、触れてみる。
表面はつるつるしているがめちゃくちゃ硬い。
手を伸ばして持とうとしたがズシンと重く、とても上がらない。
13キロもあるそうだ。
スーパー・パワーストーンである。
採れたのがこの小屋ダムのダム堤の下あたりとのこと。
ダムができるずっと前、Mさんが子ども時代に見つけたそうだ。
本来なら石川県自然史資料館で保管されるべき珠洲のお宝である。
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