以前からぜひ訪れたいと思っていた小松市埋蔵文化財センター。
所長を務めるのは高校の同級生、樫田誠くん。
文化庁は2016年、小松市の「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化」を「日本遺産」に認定した。
この日本遺産認定の立役者こそ彼である。
認定後、多くの新聞や雑誌の記事で、彼の取り組みが紹介されている。
講演などでも大忙しのようだとお父さんから聞いてはいた。
突然行ってもいるかどうかと思いながら、埋文センターを訪れると・・・いました
「小松の石文化の勉強に来たよ」と声をかけると、所長自ら館内の展示室を案内してくれた。
石の文化のストーリーにはじまり、八日市地方遺跡や矢田野エジリ古墳からの出土品についても、そこから判明したこと、依然未解明なこと、さらには発掘に至るエピソードも含め、実に丁寧に解説してくれて、おまけに、素人の次々と飛び出す素朴な疑問にも的確に答えてくれた。
豊富な知識に加え、自らの探求心で解明してきたたくさんの歴史の新事実、そして小学生にもわかりやすく伝えられる話術、さらに長年開発行政とぶつかりながら文化財を守ってきた気概も随所に感じられ(ここはお父さん譲りか)、埋蔵文化財から見える小松の歴史の魅力を堪能。
結局忙しいにもかかわらず1時間半もつき合ってくれた。感謝、感謝!
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