北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

こちら特報部・榊原崇仁くんの活躍に期待

2013-08-12 | 脱原発
 北陸中日新聞の記者で、原発防災対策や安全審査の経緯など志賀原発にかかわる問題点を深く掘り下げ、厳しく追及し、私たちの運動にも大きな刺激を与えてくれた榊原崇仁記者がこの8月から東京新聞に移動になり「こちら特報部」を担当することになった。
 私の見落としがなければ8月9日の下記の記事が特報部デビューの署名記事かと思う。



 東京新聞は「こちら特報部」を筆頭に権力を追及する姿勢を捨てないマスコミとして評価され、首都圏での発行部数も着実に伸ばしていると聞く。
 彼が石川県を離れたことは残念でならないが、「こちら特報部」担当はまさに適任、適材適所の人事だ。今後の活躍を大いに期待したい。

 翻って北陸中日新聞はどうか。
 原発問題だけでなく広く国政・県政全般にわたり鋭く問題提起をし、厳しい論評を続け、東京新聞同様、県内でも評価が高まっていると感じてきた。

 その北陸中日新聞がどうも最近おかしいと感じているのは私だけだろうか。

 あれだけ厳しく追及してきた志賀原発関連の記事はめっきり減ってしまった。
 問題がないのならともかく、原子力防災計画の改定や安管協内の安全専門委員会の人選、北電のフィルター付ベント工事の事前了解問題、S-1調査のおかしな中間報告など、課題てんこ盛り、突っ込みどころ満載で一面トップを飾る記事が連続してもおかしくないと思うが、そんな記事はぱったり見られなくなった。

 その代わりでもないだろうが中央公園問題で孤軍奮闘である。中央公園問題も結構だが、もっと大きな問題もあるんじゃないの、巨大な権力とたたかう姿勢が萎えたんじゃないのと一読者としては心配な日々である。

 榊原記者の特報部での活躍、そして榊原記者不在の北陸中日新聞にも従来にも増しての奮闘を期待したい。 



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