北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

「世界農業遺産シンポジウム」参加

2012-03-20 | 活動報告
 世界農業遺産活用実行委員会主催の「佐渡・能登連携 世界農業遺産シンポジウム」が七尾サンライフプラザで開催された。

 今回のシンポジウムの大きな特徴は佐渡と能登の同時開催である。

 七尾会場には佐渡から水稲農家の相田忠明さん、伝統芸能の保存に取り組む松田祐樹さんを招いて、能登各地で活躍する坂本信子さん(珠洲市)、四住一也さん(輪島市)、高博子(七尾市)さん、松田全史さん(七尾市)の4人を加えた計6人のパネラーによるシンポである。

 今日の同時刻には佐渡のトキ交流会館でも能登から村山智一さん、多田寛子さんの二人が参加してのシンポジウムが開催されている(案内はこちら)。

 世界農業遺産の活用に向けて、お互いの経験や情報、知恵を共有することは大切であり、さらに同時開催ということでアピール力も倍増する。

 七尾会場では、世界農業遺産認定に尽力した竹内和彦国連大学副学長から「世界農業遺産が拓く自然共生社会」と題しての基調講演があった。

 世界農業遺産とはなんぞやという基本から、自然資本の最大限の活用によるニュービジネスモデルの提案、あるいはレジリエントな(しなやかで強靭な)自然共生社会という概念の紹介や、里山里海の再生による東北復興支援の提案など、なかなか興味深い内容だった。

 「GIAHS佐渡・能登の将来に向けて」というテーマでおこなわれたシンポジウムはパネラーそれぞれの生き様、活躍ぶり、問題意識が伝わるわかりやすい展開。


(じ)自分事として捉える
(あ)新しいビジネスモデル・・・ちいさいものがつながるビジネスモデル、地域を超えたビジネスモデル
(す)好きがすべての原動力
 以上(じ・あ・す)という3つの観点からパネラーの発言をまとめて終了したコーディネーターの森山奈美さん。お見事!


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