北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

近藤和也代議士政策討論会に参加

2012-03-24 | 活動報告
 連合石川が呼びかけての近藤和也代議士との政策討論集会に参加。
 県内各地でそれぞれの選挙区の代議士を招いておこなわれているが、奥能登では今日の午前中は輪島で、そして午後は珠洲市で開催された。

 年内に衆議院解散があるのかないのかわからないが、常在戦場の衆議院である。政権交代を目前にした2年半前の熱気は民主党の最大の支援組織である連合の組合員の間にもなくなっており、次期総選挙は確実に厳しい戦いとなる。

 世間には政権交代の失望の大きさから、政権交代自体失敗だったと受け止めている人も多い。
 私は、自公政権下に推し進められた新自由主義路線とそれによる格差と貧困の拡大の嵐が吹き荒れる中、国民の生活が第一として、新自由主義路線に待ったをかけ、政策転換を図った意義は決して小さくないと思っている。

 しかし、管政権、そして野田政権と徐々に自民党帰りを続け、今ではやっていることの多くは自民党なのか民主党なのかわからなくなっている。

 近藤代議士は政権交代がなければどうなっていたのか、という切り口から①地方、②医療、③雇用、④年金・税、⑤経済の五本柱で実績を強調。さらにマニフェストについてはできていること、自分たち(民主党)の都合でやめたこと(反省!)、野党の都合でやれなかたことに整理して情勢を報告。

 確かに期待が大きかった分だけ、失望、怒りは大きいが、自民党ではできなかったこと、あるいは自公政権からの政策転換をおこない評価されていること(地方交付税の回復、高校の授業料無償化(※朝鮮学校はできていないが)、農家の個別所得補償など)については、アピールしないと損である。

 今の野田政権を1市民として、あるいは1自治体議員としてプラスに評価する気にはなれないが、政権交代とはなんだったのか、その意義や成果、課題をそろそろ整理しておく必要があると痛感する。
 


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