参議院選石川県選挙区の野党統一候補を柴田未来さんとすることで本日、民進党、社民党、共産党の3党が合意した。
投開票日が予定される7月10日まであと89日。
初めての共闘、政党の組み合わせに関心が集まるが、初めての幅広い市民共闘のスタートでもある。
政策協定は下記4項目からなる。
1.立憲主義と安保法制の廃止
2.格差社会の解消
3.憲法改悪阻止
4.安倍政権打倒
シンプルだが奥が深い。
野合やら同床異夢やらの言葉を新聞紙上で目にするが、まさにこの4項目をめぐるたたかいとなる。
特に1項目目の「立憲主義」は昨年の戦争法を巡る議論の中で一気に国民の中に浸透した言葉だが、世界5月号では早稲田の長谷部恭男教授と東大の石川健治教授の2人(いずれも憲法学)をゲストとして招いて山口二郎氏(法政・政治学)との対談が掲載されているので少し紹介したい。
テーマは「立憲主義のエッセンス」。
難しい理屈も並んではいるが、二人の歯に衣着せぬ安倍首相批判が随所にならぶ。
石川教授は「現政権の行動が何かにつけて立憲主義に反する『ふるまい』になってしまう。その点に私は研究者として注目しています」と安倍政権の本質をズバリ。さらに続けて「これは、安倍首相ご自身の『体質』が立憲主義に適応していない、ということの現れ」と、言葉は丁寧だが、要するに安倍は専制政治をおこなう独裁者だと評価だ。
長谷部教授も表現の厳しさでは負けてはいない。
自民党はなぜ解釈改憲を成し遂げながら明文改憲にこだわるのかとの問いに「合理的な理由や必要性から憲法改正を考えているかというと、きわめて疑問」とし、「好き嫌いで物事を動かそうとしているように見える」「そうなると合理性や必要性をまじめに議論しても実りがない」とまでズバズバと。
石川教授は反知性主義が相手とし、「安倍政権下の改憲論議の場合は、『そこまでやってはいけない』という常識を持たない相手対して立憲主義を語る難しさがある」という。
様々な議論を経ての2016年選挙の意味を長谷部教授はとして、「止める選挙」の意味合いを指摘して共闘を促し、石川教授は岡田代表の言葉を引用し「安倍政権下では憲法を変えさせない」という一点で手をつなげるかどうかが勝負だと指摘する。
最後に山口教授が「今までにない深い危機」に対する主権者としての対応が問われえていると警鐘をならし締めくくられている。
投開票日が予定される7月10日まであと89日。
初めての共闘、政党の組み合わせに関心が集まるが、初めての幅広い市民共闘のスタートでもある。
政策協定は下記4項目からなる。
1.立憲主義と安保法制の廃止
2.格差社会の解消
3.憲法改悪阻止
4.安倍政権打倒
シンプルだが奥が深い。
野合やら同床異夢やらの言葉を新聞紙上で目にするが、まさにこの4項目をめぐるたたかいとなる。
特に1項目目の「立憲主義」は昨年の戦争法を巡る議論の中で一気に国民の中に浸透した言葉だが、世界5月号では早稲田の長谷部恭男教授と東大の石川健治教授の2人(いずれも憲法学)をゲストとして招いて山口二郎氏(法政・政治学)との対談が掲載されているので少し紹介したい。
テーマは「立憲主義のエッセンス」。
難しい理屈も並んではいるが、二人の歯に衣着せぬ安倍首相批判が随所にならぶ。
石川教授は「現政権の行動が何かにつけて立憲主義に反する『ふるまい』になってしまう。その点に私は研究者として注目しています」と安倍政権の本質をズバリ。さらに続けて「これは、安倍首相ご自身の『体質』が立憲主義に適応していない、ということの現れ」と、言葉は丁寧だが、要するに安倍は専制政治をおこなう独裁者だと評価だ。
長谷部教授も表現の厳しさでは負けてはいない。
自民党はなぜ解釈改憲を成し遂げながら明文改憲にこだわるのかとの問いに「合理的な理由や必要性から憲法改正を考えているかというと、きわめて疑問」とし、「好き嫌いで物事を動かそうとしているように見える」「そうなると合理性や必要性をまじめに議論しても実りがない」とまでズバズバと。
石川教授は反知性主義が相手とし、「安倍政権下の改憲論議の場合は、『そこまでやってはいけない』という常識を持たない相手対して立憲主義を語る難しさがある」という。
様々な議論を経ての2016年選挙の意味を長谷部教授はとして、「止める選挙」の意味合いを指摘して共闘を促し、石川教授は岡田代表の言葉を引用し「安倍政権下では憲法を変えさせない」という一点で手をつなげるかどうかが勝負だと指摘する。
最後に山口教授が「今までにない深い危機」に対する主権者としての対応が問われえていると警鐘をならし締めくくられている。
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