福井県や三重県で相次いで震災がれきの受け入れ中止が決まった。
理由は被災地のがれき処理が早く進んで広域処理の必要がなくなったからだ。
当初から過大ながれき推計量が問題視されていたが、大槌町は昨年8月時点の推計量が実は10分の1だったとのこと。誤差というには大きすぎ、広域処理を進めるための政治的意図をもった数値を発表していたと言われても仕方ないような話である。
宮古市でも当初から掲げられていた今年12月までの処理が可能であり、さらに処理が加速してることは間違いない。
輪島市は来週には試験焼却後の焼却炉周辺の土壌調査の結果を発表すると思われ、本格受入を巡る大きなヤマ場を迎える。
美谷町は試験焼却を事実上容認する対応をとったが、本格受入反対の姿勢に変りはなく、美谷町の下流に位置する光浦町では、新年に入り区長さんも交代となったが、こちらも本格受入反対をあらためて確認している。輪島崎町漁業会女性部も総会で本格受入反対を決議した。
美谷町だけを矢面に立たせることはない。
輪島市は6.75トンの試験焼却で基準値以下だったから6000トン入れても大丈夫だなどというお粗末な主張はやめて、がれきの処理に目途がたったと正直に公表して終わりにするか、地元の反対を認めて断念するか、環境省と相談する時期にきているのではないか。
以下、今日の報道から。
北陸中日新聞(1月26日)
三重県、震災がれき受け入れを断念
2013年1月25日 19時56分
三重県の鈴木英敬知事は25日、東日本大震災で発生した岩手県久慈市のがれ
きの受け入れを中止したと発表した。がれきが秋田県内で処理できる見通しとなっ
たため。
三重県は昨年8月に環境省の要請を受け、久慈市の可燃物がれき2千トンを処
理するため、焼却場を持つ県内の自治体や一部事務組合と調整してきた。ただ、
住民が安全性に懸念を示すなど、受け入れの手続きが進んでいなかった。
その間、秋田県が岩手県の別の自治体から受け入れたがれきの処理が予定より
早く進み、久慈市分も受け入れが可能に。三重県に持ち込む必要がなくなった。
鈴木知事は「久慈市のがれき処理が早期に終わるのは大変喜ばしいことだ」と述
べた。
三重県は昨年6月、受け入れるがれきの放射線濃度の基準を1キロあたり10
0ベクレル以下などとする独自のガイドラインを作成し、調整を進めてきた。
(中日新聞)
理由は被災地のがれき処理が早く進んで広域処理の必要がなくなったからだ。
当初から過大ながれき推計量が問題視されていたが、大槌町は昨年8月時点の推計量が実は10分の1だったとのこと。誤差というには大きすぎ、広域処理を進めるための政治的意図をもった数値を発表していたと言われても仕方ないような話である。
宮古市でも当初から掲げられていた今年12月までの処理が可能であり、さらに処理が加速してることは間違いない。
輪島市は来週には試験焼却後の焼却炉周辺の土壌調査の結果を発表すると思われ、本格受入を巡る大きなヤマ場を迎える。
美谷町は試験焼却を事実上容認する対応をとったが、本格受入反対の姿勢に変りはなく、美谷町の下流に位置する光浦町では、新年に入り区長さんも交代となったが、こちらも本格受入反対をあらためて確認している。輪島崎町漁業会女性部も総会で本格受入反対を決議した。
美谷町だけを矢面に立たせることはない。
輪島市は6.75トンの試験焼却で基準値以下だったから6000トン入れても大丈夫だなどというお粗末な主張はやめて、がれきの処理に目途がたったと正直に公表して終わりにするか、地元の反対を認めて断念するか、環境省と相談する時期にきているのではないか。
以下、今日の報道から。
北陸中日新聞(1月26日)
三重県、震災がれき受け入れを断念
2013年1月25日 19時56分
三重県の鈴木英敬知事は25日、東日本大震災で発生した岩手県久慈市のがれ
きの受け入れを中止したと発表した。がれきが秋田県内で処理できる見通しとなっ
たため。
三重県は昨年8月に環境省の要請を受け、久慈市の可燃物がれき2千トンを処
理するため、焼却場を持つ県内の自治体や一部事務組合と調整してきた。ただ、
住民が安全性に懸念を示すなど、受け入れの手続きが進んでいなかった。
その間、秋田県が岩手県の別の自治体から受け入れたがれきの処理が予定より
早く進み、久慈市分も受け入れが可能に。三重県に持ち込む必要がなくなった。
鈴木知事は「久慈市のがれき処理が早期に終わるのは大変喜ばしいことだ」と述
べた。
三重県は昨年6月、受け入れるがれきの放射線濃度の基準を1キロあたり10
0ベクレル以下などとする独自のガイドラインを作成し、調整を進めてきた。
(中日新聞)
「美谷町と市は密約があり試験焼却して区の反対運動も3月で終わり。」
それよりも裏でもっと大きな問題が進んでいるようです。一度輪島市議会は反対決議を出して終わっているかに見えた問題、大釜の産廃です。施設が建設され、稼働してしまえば、何を燃やされても止められません。北九州市や香川県の三菱マテリアルで瓦礫が燃やされていますし、富山で関東の汚染廃棄物が焼却されていたとも聞きました。
先日の説明会がありましたが、大釜の産廃はかなり危険だと感じています。今後、何が来るかわからないので。放射?A7物質以外にも、PCBなど処理に困っている危険物質は全国にたくさんあります。ここにきて大釜の話が動き出したというのはかなり怪しです。おそらく瓦礫は本焼却には進めないとは思いますが、31日までは注視していかないとと思っています。ただ、輪島の産廃で儲けたい人達は大釜に力を注ぐのではと思っています。すみません、長文失礼いたしました。
輪島市産業廃棄物最終処分場建設問題検討委員会
http://www.city.wajima.ishikawa.jp/sanpai/sanpai.html
ttp://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=osakaokan2012&articleId=11466016732&guid=ON
ttp://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=osakaokan2012&articleId=11466666525&guid=ON
農薬の入っていた空容器、ハウスのビニール、土にかぶせたビニールですら燃やせず、業者が引き取るとのこと。
農薬取締法違反です。岩手県は隠していました。
早急に確認をお願いいたします。
農薬を含む物は燃やせません!
協定だけでなく、この農薬の件も本焼却阻止につなげられると思います!
市民は輪島市で国際会議が開催されることに期待していた。
どうして輪島市が開催地の対象とならなかったのか。
何が要因なのか輪島市も議会も精査する必要がある。
恵まれた国土を大切に思っていない者には、世界農業遺産の理念も解っていない。
輪島市には世界農業遺産は”猫に小判”だ・・・・???
国連幹部や大臣級の政府関係者による討論会をはじめ、一般向けのシンポジウムや農業遺産の現場、能登や佐渡の視察も予定されている。
輪島市 退場 ???
その放射能濃度の測定方法に疑問です。
環境省のマニュアルどおり、焼却炉周辺の数か所サンプル調査して、安全でしたとなるのでしょう。この測定方法は、野球の玉をサッカゴールの網で捕獲するようなものです。
少なくとも直径4キロ四方を100メートルのメッシュで土壌採取し、放射性物質の流れを可視化して、示すことです。そのためには、1600か所余りの土壌採取が必要です。
市民誰でも納得のいく安全な環境を示すことが、市民との信頼獲得の第一歩です。
手をあげるのも早いが、引き際も早い、島田市長は役者が上手。
輪島市の参謀は誰だか知らないが、新年会のはしご酒している場合ではない、輪島市長は引き際を大切にしないと、市民のためにならないと言える。
新潟市が試験焼却用に保管していた木くず19.5トンは長岡市が焼却することで合意した。
新潟県5市の岩手県の木くず受入れは、今年度内に300トンで終了、予定量の20分の1以下に減少です。
木くずがなくなったためですが、新潟知事の「新潟市長の対応を批判」した影響も大きいようです。
輪島市では焼却施設周辺住民や多くの輪島市民は
受け入れに反対しています。
輪島市長もそのことは十分把握していることは間違いありません。
岩手県宮古市の震災がれきの中でも木質系のがれきは環境省が公表している量より少ないことは早くから知らされていました。
市長は他の自治体と同様に震災がれき受け入れ断念を決断し早期に市民に公表ししていただきたい。
大寒で凍てつくような気象状況の中、美谷町の高齢者や輪島市民が阻止行動を行なうようなことになれば輪島史に残る大変酷な行政判断としか考えることができません
たとえ、試験焼却の結果がどうあれ美谷町、光浦町や輪島市民は放射能の怖さを十分理解しています。
今まで通り震災がれき焼却に反対の意思は一貫して変わるものではありません。
市長が早期に震災がれき受け入れを断念すると表明されることを大いに期待しています。