野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

ギフチョウと里山の花

2013-04-09 | ハイキング

 今年もギフチョウに会いに出かけてきた。

 

 

 4月に入って間もないというのに、早や気の早い桜は散ってしまった。でも里山の花たちはこれからそろそろ本番を迎え咲きだそうかかといったところ。

 

木の根元にびっしりと花を咲かせたヒトリシズカ

 

 

 センボンヤリも咲いている

 

 崖にはシュンランの花

 

そしてスミレ、これはナガバノスミレサイシンだろうか

 

 花弁の開ききらないのはアオイスミレ

 

 キランソウ

 

 ミミガタテンナンショウも敷き積もった枯葉の間から顔を出している

 

 

 咲きはじめは独特の風情を持ったヤブレガサ

 

 スミレの中でも数も多く、ギフチョウにも好まれているのはタチツボスミレだ。

 

 キイチゴの花にもギフチョウは蜜を求めてやってくる

 

 山道に分け入っていくと、ギフチョウの食草カンアオイの葉が見えてくる。この葉の裏に産み付けられたルビーのような卵がかえってギフチョウとなる

 3つの葉の中に穴が開いているようなのはカンアオイの花

 

 2,3羽飛び去っていくギフチョウを見かけたのだが、なかなか止まってくれず見送るだけだった。暫くして少し離れた枯葉の上で休んでいるギフチョウを発見した。

 

 近づいて見る

 

 嬉しいことにもっと近づいても逃げないでいてくれた、ありがとう!

 

 また別の所にも

 

 

 今度の個体は蛹から孵ったばかりなのか、カメラを10cmまで近づけても飛び去ろうとしない

 

 なかなか撮れない正面ぎふちょう

 

 里山の背景を入れて

 

反対側からも、ウーンきれいな羽をしているなぁ、思わず見とれてしまうほどだ

 

 

 こちらは枯草に埋もれている

 

 

細い枝にふらふらしながらも懸命につかまっていた

 

 ミヤマセセリもいた

 

 この日は山道の景色の良いところにじっくり腰を据え、お握りを食べながら野鳥の声を聴いて、半時間近くギフチョウの飛び交うのを堪能した。良い一日だった。

 

 この辺で。