野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

西沢渓谷を歩く

2012-06-12 | 探鳥

 

 

 奥秩父の山に登ろうと車に乗ったのだが、雨脚の強さに心が折れてしまった。予定を変えて雁坂トンネルを抜け、西沢渓谷に向かった。皮肉なもので、トンネルを抜け駐車場に車を止めるころには雨が上がっていた。

バス停近くの土産物屋、あいにくの天気で客が来ないのか暇そうにしていた。

 

 左に折れた先が車止め

 

20分ほど歩くとねとり橋分岐。ここはいつもは沢山のハイカーでにぎわっているのだが、今日は人っ子一人見当たらない。

 

甲武信岳への登山道がみえてきた。

 

今は使われていない西沢山荘には今なお往時の面影が残されている

 

日本アルプスや奥秩父の探検で知られる田部重治文学碑がある。何故か車の形をしている面白い碑なのだが、理由はネットで調べてもわからなかった。

 

 

二股吊り橋。ここから左が西沢渓谷、右が東沢渓谷(一般者入渓禁止)となっている。

 

 ギンリョウソウ

 

 

 いまだ新緑を保っている渓谷を歩いていると、自身も萌黄色に染め上げられていくような気がする。

 

滝が次々と現れ飽きさせない

 

 

 

 ギボウシ

 

 

 

 咲きはじめのクワガタソウ

 

 やっと七つ釜五段の滝まできた

 

 

 

 

 鉱物成分の影響からか水の青が濃く、新緑との対比が何ともため息が出るほど美しい

 

頭上に咲くツクバネウツギ

 

 この辺からシャクナゲの群落が始まるのだが、あいにく時期が遅かったようだ。わずかに数株咲き残っているだけだった。

 

 

急坂を登りきったところが休憩所

 

 先客は山道やトイレの営繕に来ていた二人だけ、挨拶をしてここで初めての休憩とした。

 

黒金山の登山道を少し登ったところに森林軌道の遺物があった。

 

 早めの昼食をおえ、渓谷の南側を森林軌道跡に沿って歩く。ナナカマドの花が見える。

 

渓谷の反対側からも七つ釜五段の滝の一部が覗ける

 

 レール跡に沿っていく

 

 白化した葉が特徴のマタタビが実をつけていた。

 

咲き残りのミツバツツジ

 

展望台

 

 

 深い奥秩父の山はガスで覆われていた

 

 鶏冠山

 

 時折見えるヤマツツジの朱色が鮮やかだ

 

その周りだけ緑が一層濃くなる

 

 

 

山の神

 

 

ねとり橋に戻ってきたのは3時間半後。橋を渡った先が広場。

 

 出発点に戻ったのはまだ昼を少し回ったばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 


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