今年に入って3度目、前回は3月14日だったからほぼ2週間ぶりの小下沢(おげさわ)となった。
水量を増した沢辺にヤブツバキが一輪
市街地でもよく見かけるジロボウエンゴサク。この和名は太郎坊のスミレに対してつけられたもの。
こちらはヤマエンゴサク
ヤマルリソウも春の暖かな日差しを浴びて、至る所に咲きはじめていた。
スミレ類も豊富になってきたが判別同定は相変わらず難しくて、私には手に負えない
90%位の自信を持って言えるのは葉の切れ込みの深いエイザンスミレだけ。これすら似たような葉をもつヒゴスミレがあるので100%とは言えない。
ニリンソウもどんどん咲いてきている
ユリワサビ
たくさんの花が咲きだしてはいるものの、それでもこの時期沢辺の主役はまだまだハナネコネメで譲れない。
だいぶ開花が進んで、蕊の赤や黄色が落ちてしまっている花も多い
瀬の白い飛沫の背景にして咲くハナネコノメ
ネコノメソウ
ヨゴレネコノメとは可愛そうな名だ。咲ききると黄色みを帯びた花と先端の赤い花弁がなかなか綺麗なのだが……。
この日は気温が低く、日差しも少なかったのでアズマイチゲは花を開かなかった。
沢の脇の水溜りにはヒキガエルが顔を覗かせている。
沢から這い上がって戻った山道には、青青としたおいしそう(でも有毒)な葉を茂らせたハシリドコロが葉蔭に花をつけていた。
頭上にはフサザクラ
北高尾の小沢も春本番を迎えつつあるようだ。