ヤマホオズキの実
冬の植物園は何時にもまして閑散としている。が、そんな中でも撮れるものがないわけではない。
葉をすっかり落とした落葉樹は樹形を楽しむことができる。
右がセンダン、左はハクウンボク
こちらは豆柿の大木
低い枝に残されたセンダンの実
色は黒いがシロヤマブキの実
冬の無彩色の景色の中にほんのりとした暖色を見つけた、クチナシの実だ。
林床では去年楽しませてくれた花たちがひっそりと土に還ろうとしている。
枯れてなお凛としているヤマアジサイとキンラン
傍らにはザゼンソウが苞を閉じたまま冬を堪えている。。
寒風の吹く中、見上げると春を待ちかねたかのように木々の若芽がほころび始めている。
もうすぐ黄色い花を咲かすトサミズキ
昔から和紙の原料として使われてきたミツマタ
イヌビワの冬芽
アンズ
セイヨウトチノキは街並木の木として知られるマロニエの木だ。冬芽は結構剽軽な形をしていて微笑ましい。
これも間もなく黄色い小さな花を見せてくれるサンシュユの花芽。
赤紫の花を咲かすベニコブシの花芽
ネコヤナギの仲間
アーモンドの花芽
そして咲き出した白梅。ほころび始めた蕾から漂ってくる上品な香りが香ばしい。
香りがもっと強烈なのは同じ梅の字を持つロウバイ。梅とは付くもののバラ科ではなく独立したロウバイ科の木だ。
もっと派手で匂いも強いのがソシンロウバイ
こちらはちょっと珍しいアメリカマンサクの花。
木々の花に比べて路地に咲く花は一回り咲く時期が遅れる。今回見つけたのはキバナセツブンソウとスノードロップの2種だけだった。
お終いは温室で見つけたアマゾンユリ
この辺で。