9日はボローニャからミュンヘンへの移動日でしたが、朝早くフィエラの丹下建築を見て、あわてて空港に向かったことはすでに書きました。
ミュンヘンに移動したあとは、郊外のオリンピック記念公園にある、BMWの新博物館とショールームを見ました。ミュンヘンのオリンピック公園は一度だけ訪れたことがあります。フライオットーの大空間の迫力とディテールの簡素さ(むしろ粗雑という印象)を体験しました。
今回はオーストリーのコープヒンメルブラウの傑作に出会うことが出来ました。コープヒンメルブラウは比較的小さな建築を作るというイメージを持っていましたが、大空間も大変巧みに作っています。
一見自由に思うままつくっているようにも見えますが、既存のBMW本社ビルやお椀のような博物館(Atelier Bruckner設計)、オリンピック公園の施設群との関係をうまく調整した結果の形であることが分かります。
中は車や人の動きをストレートに表現しています。月並みですが非常にダイナミックな感覚に圧倒される思いでした。学生たちが課題で大いに参考にしたがるのも分かります。
上の写真のように新車が中を走っています。
どこをとっても絵になります。
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