おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

「維新」への気負い過ぎがとんだ方向に

2012-10-10 00:17:26 | つぶやき
「大日本帝国憲法が現存」請願に賛成 東京維新の会(朝日新聞) - goo ニュース
 ここまでくると、自民党などの「自主憲法」制定路線よりも超過激。今や「明治維新」の壮士に自らの身をなぞらえ、心身が高揚しているからといって、今も日本(国民)は「大日本帝国憲法」下にあるとする、とは。
 民間人が己の信念に基づいて議会に請願するのはかまわないが、都議会議員でしかも「日本維新の会」の地方組織(議員団)の構成員が請願の紹介者になっているのは、何をか言わんや。この御仁、以前は自民党都議だった。その何とかの会に所属している議員には、民主党を離党したメンバーもいるはず。
 「日本国憲法は占領憲法で国民主権という傲慢(ごうまん)な思想を直ちに放棄すべきだ」。今の「象徴天皇制」はナンセンス、戦前の「天皇主権」という立場こそが絶対正しいのだ、ということ。
 占領(押し付け)憲法を破棄して自主憲法を制定すべき、というのがアベさんやイシハラさんたちの考え。その焦点は、「憲法9条」にある(もちろん、「天皇元首」も想定している)。それをあっさり越えて、「国民主権」を傲慢な思想だとして真っ向から否定。(他の報道記事によると、請願の文面は旧仮名遣いで実に仰々しいものだったらしい。)
 現憲法は、形式的(法的)には旧憲法の改正ということで成立したが、国会に於ける「改正」議論の中で、「天皇主権」という規定を「国民主権」という内容に変更させることが法的に可能かどうか法学者の間で論争が生じた、その一方の側の立場のようだ。
 橋下さん、傘下組織の今回の行動を許容するおつもり。が、国会議員のパフォーマンスを嫌ったお方のはず。まして、「憲法」改正論議という国民生活の根幹をなす事柄について、あいまいにはしておけない、と思う。 
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世襲制。家業としての政治家商売。

2012-10-02 21:11:59 | つぶやき
中川秀直氏、引退へ 元自民幹事長、次期衆院選出馬せず(朝日新聞) - goo ニュース
 もうこうなると、社会現象です。自民党議員の引退宣言。福田さんもこの方も、他の方も後任は、実の息子たち。形式的には「公募」などとうそぶいているが、内実は、この通り。自民党の総裁候補者たちも5人とも二世、三世。ますますその傾向に拍車がかかる。かの森さんは不幸にも壮年の息子さんが亡くなって、気の毒ですら。民主党にも何人もいそうだし・・・。共産党と公明党くらいですか、世襲でないのは。
 実業界だけでなく、TV界でもスポーツ界も親子何代というのが目立ちます。けっして「売り家と唐様で書く三代目」にだけはならないように。
 「唐様で」云々は、このブログ三回目の登場。
 苦労知らずの三代目のお坊ちゃん。初代が苦労して築き上げた財産・信用をすっかり忘れ(二代目までは何とか親の苦労が分かっている)、贅沢三昧、芸事や遊び事にうつつをぬかし、家業をないがしろにし(こういうときに厳しく小言を言う番頭もすでになく、「お友達」ばかり集まってくる)、そのうち財産をすっかり使い果たして、ついには家・屋敷を手放すはめに。が、「売り家」の文字は見事な「唐様」で書くというプライド(「教養」なんてものじゃない)だけはすごい!
 アベお坊ちゃまも危ない、危ない。3,500円の特注の「カツカレー」を召し上がって選挙に臨んだ「お大尽」。これだって自分の分だけ払ったんのではなくて、一族郎党の分までおごった(はず)。学生時代、お坊ちゃまの家庭教師だったらしい平沢さん、ここで何とか忠告して下さい。
 この際、いっそのこと、古典芸能の歌舞伎や落語界のように(あるいは古い商店のように)「襲名制」にし、「三代目岸信介」とか「三代目鳩山一郎」とかにすれば、ご本人も自覚し、名前負けしないよう努力するかも知れない(悪いイメージが強すぎて、かえってダメ!)。
 歌舞伎役者や落語家は襲名することで、俄然、芸に磨きがかかることがほとんど。なかには ? なのもいますが・・・。かの世界、若くして才能のある人物を養子縁組にしたり、師匠が徹底して弟子を訓育するなど、跡を絶やさぬように自他共に並々ならぬ努力をしています。それに比べて政治家家業は、せいぜいおやじの秘書を付け焼き刃でするくらい、これではどうしようもない。橋下さんではないが、それでいっぱしの「玄人」気取りなのが、一番、国民にとっての不幸。
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狙いは「憲法9条」。「衣」の下に「鎧」がもう見えている、という単純なお坊ちゃんだが。

2012-10-01 00:13:07 | つぶやき
安倍総裁、憲法改正を争点化の考え 次期衆院選(朝日新聞) - goo ニュース
 次期総選挙で第一党になれば、首相の座に就くことになるお方の発言。内容はもちろん、特に言葉に端々に出てくる姿勢。「(改正発議に)反対と思っているような横柄な国会議員には次の選挙で退場してもらいたい」と語る「横柄」な言葉遣い。憲法96条で発議要件が国会議員の3分の2以上となっていることについて、「たった3分の1ちょっとの・・・」。国民のさまざまな意見(少数であっても)を代弁する政党の存在など、まったく眼中にない。
 国民の過半数が憲法改正に賛成だ、という世論調査。それを「国会の過半数で憲法改正ができるように」とすり替える。これは橋下維新も同様な立場、そこで橋下維新を高く評価する。
 実は「憲法9条」をやり玉に挙げているのは誰の目にも見え見えなのに、「改正要件」のみを取り上げるというせこさ。本音・本心を隠したまま。橋下維新の場合には、参議院の廃止、首相公選制、道州制、議員定数半減などに関わって、憲法改正を取り上げているふしがある。賛否はともかく、その魂胆はよくわかる。それに比べて、・・・。
 そういえば、コイズミ郵政選挙で国会の圧倒的多数を占めていたとき、一貫して「日教組」を目の敵にする彼が首相時代にやった「唯一ともいえる」成果は、3分の2近くという数の力で通した「教育基本法」改正と教員の免許更新制度であった。 
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使い回しは、自民も、維新も同じように思いますが・・・

2012-09-25 20:08:48 | つぶやき
民主、限界人事 新役員内定 「この党は人がいない」「メリーゴーラウンドだ」(産経新聞) - goo ニュース
 これは民主党だけのことではない、というのが世間の冷めた目だと思いますが。。民主を目の敵にして自分たち好みの天下国家を大上段から振りかぶるのがお得意のサンケイ。自民党の総裁選、その後の人事をどう評価するか? 全員がお世継ぎ議員の争い。出戻り、(いまだに)叔父の七光り、(ひ弱な)大お坊っちゃん、エコノミー症候群、・・・。どの方も新鮮味には欠けます。
 維新も、新参議員と元首長の使い回しのパフォーマンス。中田さんを含めてそれぞれ「難」ありの商品。イトーヨーカ堂の安売りセールと同じ趣向。消費者を飛びつかせるのが目的。
 社民も共産もみんなも減税もいずこも人材不足。その間隙を縫って、いかがわしい連中も媚びを売り議席を狙って、右往左往。今や政党政治の限界となって、もっと訳の分からない連中の天下になったら一大事。さりとて期待すべくもなく・・・。
 朝日も「脱原発」路線の骨抜きで、もう完膚無きまで民主をぼろくそに叩く。民主、こうして全マスコミを相手に苦戦中。「自業自得」ということでもありますが。
 もしかすると、「使い回し」も戦術として大いにあり。一番いいのは、「使い潰し」とか「使い倒し」・・・。役に立たなくなったら、(商品価値がなくなったら、賞味期限が過ぎたら、自分たちが不利になりそうになったら、)即「首切り」して「お家は安泰」という高等(低級)戦術。民主党の場合、マスコミ的には「使い古し」ということになりますか。
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ほめ殺し???

2012-09-22 12:03:08 | つぶやき
自民総裁選候補5人をズバッと…森元首相、独断で人物評(朝日新聞) - goo ニュース
 民主党の党首選。朝日ではレコードで言えばB面。A面が自民党総裁選。どのマスコミもスタンスは同様。自民党の次期総裁が次期首相になるとの前提なのでしょう。それにしても、その総裁選。候補者は、二世・三世議員。あまり代わり映えがしない。そこで、マスコミもおもしろおかしくかき立てる。そのなかで。

 9月20日、自民党の麻生太郎元首相が、秋葉原の街灯で総裁選候補の安倍晋三元総理の応援演説を行ったと、ウォール・ストリート・ジャーナルにより報じられた。麻生元総理は、約5000人の聴衆を前に、ついったーやフェイスブックで安倍元総理の話や感想を全国に伝えて欲しいと呼びかけた。
 秋葉原は、麻生元総理と安倍元総理が、小泉純一郎元総理の後継を争った2006年の総裁選で、敵同士として共に演説を行った因縁の場所だ。安倍元総理は、自分の為に麻生元総理が熱弁を振るってくれて、こんなに嬉しい事はないと持ち上げた。
 これらによる2ちゃんねるの反応
「本当は麻生カムバックなら、自民党は総選挙必ず勝てるんだけどな。」
「じっさい うれしいよな。」
「安倍は麻生のクーデーターで辞めさせられたのに恨んでないのかよ」
「民主の元首相2人も揃って演説してみれば?」
因縁の場所とされる秋葉原での応援。心が踊ったのは、安倍元総理だけではないだろう。
【記事:フェイトちゃん】
参考元:ウォール・ストリート・ジャーナル

 この男の失言癖は少しも直っていなかった。
 自民党総裁選(26日投開票)に立候補している安倍晋三元首相(58)が20日夜、秋葉原で開いた演説会に“助っ人”として駆けつけた麻生太郎元首相(72)。漫画やアニメ好きで、2年前の参院選以来の“聖地”での演説に気合が入りすぎたのか、安倍をさんざん持ち上げた後、こう口を滑らせた。
「安倍さんの健康がどうとか言っている人がいたけど、言っていた人の方が倒れた。健康というのは、人が(とやかく)言うんじゃない。自分が一番分かっているのだから」
 安倍の体調を不安視しながら、18日に入院した町村信孝元官房長官(67)を痛烈に批判したのだ。その瞬間、笑顔を振りまいていた安倍の顔は引きつり、陣営スタッフは頭を抱えた。
「安倍さんは町村派の所属です。今回、一本化できずに両者、出馬しましたが、もし安倍さんと石破さんの決選投票になった時は、町村派の大半が安倍さんに投票してくれる。町村さんは大切な“身内”なのです。それなのに大観衆の前でコケにした。そもそも今回の総裁選は、お互いの批判はしないというルールがあった。麻生さんは、相変わらず迷惑な人ですよ。本人は失言とも思っていないので、さらにタチが悪い」(安倍陣営の中堅議員)
 麻生の演説はニコニコ動画で生中継され、ユーチューブでもアップされた。町村陣営はカンカンで、すぐさま安倍陣営に抗議の電話をしたというから深刻だ。
 おとといは、民間人が主催した「安倍を応援する会」でも失言が飛び出した。安倍の熱烈な応援団で知られる田母神俊雄・元航空幕僚長が壇上で「人権救済法案が閣議決定されました。弱者が権力を握ろうとしています。国をつくってきたのは権力者と金持ち。言葉は悪いが貧乏人はおすそ分けにあずかって生きてきた」と発言。参加者はドン引きし、ネット上では「右翼バカ」「こんなやつの支援を受ける安倍さんは応援しない」との声が広がっている。
「大本命だった石原伸晃さんの失速で、タナボタ2位に浮上している安倍さんですが、今回の2つの失言が命取りになる可能性もある。残りの期間は他人に頼らず、自力で戦うしかありません」(党関係者)
 どいつもこいつも、レベルが低すぎる。 .
「ゲンダイネット」
 はたしてどうなるか?贔屓の引き倒し、さもなくばほめ殺し作戦。いやはや・・・。
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不満のはけ口がどこに向かうのか

2012-09-21 20:58:48 | つぶやき
生徒自殺の高校、私服登校指導…通行人が中傷で(読売新聞) - goo ニュース
 「通行人」というからには、地域の人なのだろうか。さもなければわざわざ出かけていき、生徒に向かって罵声を浴びせるのか・・・。学校教育、教師への不満が、「いじめ」問題では一気に露骨に現れてくるご時世。いじめ被害者の自殺。深刻な事態ではあるが、何とも空しい「大人」たちの対応。
 「登校中に見知らぬ人から『死ね』と言われ、・・・」。このニュースでマスコミが押しかけ、いっそう生徒・学校が混乱するのは避けたいと願うのだが、無理だろうか? 今のマスコミや「世間」に望むことは。
 政治、経済・・・、多くの場面で「閉塞感」が漂う中で、心(不満・不信)の行き所がはけ口を求めて、より「弱者」に向かう傾向すら感じる今日の状況。
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まだまだ暑さが続く。秋の夜空。花火。

2012-09-20 19:28:31 | つぶやき
 9月18日(火)。静岡・富士宮の花火。携帯電話で撮りました。このブログに掲載する写真はすべて、我が携帯電話のもの。出かけた先でパチリ。
 晴れている時は何とかいいのですが、悲しいかな、暗いところではなかなかうまくいかない。瞬間撮影に不向き。
 携帯電話の機能自体がちょっと前の機種なので、限界かもしれません。特に花火はうまく撮れない。去年はほとんど何を撮ったのか分からなかった。さて今年の出来は?
今年の花火。約40分。次々と打ち上げられました。
屋台も出て、地元の人も繰り出して、大盛況。
秋の夜空を飾る。
 雨が心配されたが、無事に。夜半からは、ひとしきり大雨でした。
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前車の覆るのを見ても・・・。

2012-09-19 22:28:33 | つぶやき
「原発ゼロ」新戦略、あいまい閣議決定 骨抜きのおそれ(朝日新聞) - goo ニュース
 「八ッ場ダム」「普天間基地」・・・、他にも数々の大胆な政策転換実現への大風呂敷。かっこよくぶち上げて、すぐに収拾がつかなくなって、まるっきり正反対の方針に変更。かえって不信(失笑)を買う(多くの票を失う)。
 3年間余り、何度も何度も何度も、同じ事のくりかえし。そのたびに全く教訓にしない(できない)方々というのも、実に希有な存在。思想信条もなき烏合の衆、と言われてもしかたがないか。
 今回は先手を打って「曖昧路線」にしようという方針。かえって賛否双方に大きな「不信感」を・・・。これ、民間企業だったら、消費者にも、働く者にも、金融機関にも総スカンを食って、とっくに倒産の憂き目に。
 そういう事態が目の前に来ているのに、それすらも危機感もなく相変わらずの右往左往。
 政権交代直前の自民党のごたごたぶりも見て「反面教師」として見ていたはずなのに。この際、いにしえの知恵、ことわざ・格言を学んだ方がよさそう。
「前車の覆るは後車の戒め」。少しも学ぼうとしない。その本質は、所詮、「身から出た錆」ですか。「鼎の軽重」が問われている瀬戸際なのに・・・。
 自民党も「対岸の火事」ではないはずだが、ここはここで、うかれているのみ。
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地盤・カンバン。政治家の相続。

2012-09-18 18:38:16 | つぶやき
武部氏「声なき声、求めている」と不出馬表明(読売新聞) - goo ニュース
 きれい事を話す偉大なイエスマン。息子に後を継がせるだけの話。上役だったコイズミさんと同じ手法。最後までイエスマンでした。今回の自民党総裁選挙候補も全員が二代目、三代目。民主党もどうかと思うが、自民党もまったく反省の色がない。それでも、今度の選挙で政権復帰。野党になったときの総裁選には今回の5人、誰も出なかった。今回は都合よくなって、とたんに5人も相続議員が・・・。いやはや。
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またしてもサンドバッグ状態

2012-09-13 20:22:58 | つぶやき
「福島原発の第一サティアン」 石原幹事長が発言(朝日新聞) - goo ニュース
 「明智光秀」(これは他人の評価ですが)「ナマポ」(これはご本人の発言)に続いてまたしても。
 この方、小泉内閣の閣僚のときもやたら責め立てられ、サンドバッグと称されていました。今また、総裁選前にして、自ら進んで「サンドバッグ」に大変身。

 
 サンドバッグ=布地等の中に比較的軟らかい素材を詰め、ぶら下げて使用するダミーの標的のこと。和製英語。

 
 「長老」のダミーかオヤジのダミーか。はたまた「標的」か。
 この方が自民党総裁、そして来るべき総選挙の顔になるとしたら、すでに「サンドバッグ」男として名を馳せることになるのかと思うと・・・。ま、これで総裁の目はなくなったか!
 これでは、谷垣さんもやりきれないでしょう。「長老」森さんの「神の国」発言以上のインパクトありすぎ。天下・国家を語る政治家としては失格ですな。
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これでいいのか、日本の政治

2012-09-10 22:09:32 | つぶやき
「日本維新の会」国政進出 「八策の下結集」 理想と打算交錯(産経新聞) - goo ニュース
 「打算」政党集団が最適な表現。これほどまで徹底した「打算」言い換えれば、自己利益追求・自己顕示欲に満ちた党首を抱く政党は、既成政党にはなかった。
 が、これまで、理念も何もかなぐり捨てて、離合集散を繰り返す政治家の実態をイヤというほど見てきた(見せつけられてきた)国民(有権者)は、ふわっとしたマスコミをも取り込んだ、橋下目くらまし言動作戦(多分裏にいる松井さんが仕切っているのだろうが)に乗せられて、「まだまし」くらいな感覚で気にもしなくなっているだろう。橋下さんならこうした閉塞状況を打破してくれるだろう、と。
 大衆の心の動きをつかむ天才的なトリックスターではある、彼は。百戦錬磨のはずの「みんなの党」渡辺さんも軽く手玉に取るほどだから。ま、世間の中で「悪戯好きの憎めない男」くらいなら、無難なのだが・・・。
 「打算」。それは、公明党への選挙協力に如実に表れている。市議会の多数派工作(都構想実現のためという「大義名分」はあるが)のために、公明党候補者の選挙区には候補者を出さない、推薦もやぶさかではない、と。
 前回すべての小選挙区で議席を失った公明党・創価学会は、雪辱戦に組織のすべてをかけて挑んでいる。そこへ「維新」からの頼み。うまく立ち回って、願ったり叶ったりの展開。「維新八策」など政策のすりあわせなど全くなし、という状況。それでもいい、と。国会での共闘態勢はどうしていくのか? 
 今後、大阪市議会で「都構想」に賛意を示す政党に対して「維新」はどう対応する? 公明党と組めばすでに過半数だから「今さらもう必要ない」「支援も考えない」! あるいは?

 7日には、橋下、松井両氏が公明党の白浜一良副代表と会談、公明党が次期衆院選で擁立する9小選挙区の候補者を支援することを伝えた。大阪と兵庫の計6選挙区については、維新として推薦を出す方針だ。しかし、公明党とは八策を基に政策のすり合わせをしていない。「大阪都」構想実現に向け、大阪市議会で公明の協力を得るための「見返り」なのだという。〈「産経新聞〉

 
 国家的な政策・枠組みを実に矮小化している。
 さらに危険なのは、「維新八策」は半ば理想的・抽象的政治課題の羅列。しかし、選挙で勝てば(多数を占めれば)国民からの支持を受けたことで、政策の具体化は「白紙委任」を受けたこととみなす、と公言していること。特に労働組合への徹底した敵視・偏見は、手っ取り早い政策実現課題として、すぐさま政策に反映されるだろう(大阪がそのいい例)。
 二度の選挙でいかに「風」によって政治が混乱し、生活が停滞させられたか(民主党政権は政・官・マスコミ一体になっての総叩きによる側面も全くないとはいえないが)、その反省の上に立って、来るべき総選挙での投票行動を考えたい。
 これでいいのか、日本!(日本の政治!)

 大阪の地域政党にすぎなかった維新の会は国政進出を決定し、衆院での過半数獲得を目指している。大政党を脅かすほどの影響力を持ち始めているが、今のところは橋下人気が頼りの政党だ。
 次期衆院選公約としていた「維新八策」について、橋下氏は「公約ではない。政治は予想だにしないことが起きる。マニフェストのように細かなことを記す必要はない」との見解を示した。選挙で勝てば、具体的な政策についてはある程度の「白紙委任」が許される、とも取れる。
 討論会を見ている限り、橋下氏の顔色をうかがうような人材ばかりだと、党内で多様な意見を戦わせることができないのではと、不安を感じた。にぎやかな演出に惑わされず、われわれをどこに導こうとしているのか、冷静に見極める必要がある。〈「神戸新聞」(9/10)〉

(追)
 自民党の谷垣さん、総裁選出馬せず! その旨、ご本人が午前中に会見。しかし昼過ぎのワイドショー。まったくふれられもせず。どのチャンネルも「維新の会」の話に終始(1時過ぎまで)。まさに「去る者は追わず、来るものは拒まず」。打算と駆け引きの中で捨てられて「政治家」失格。が、「人間的には悪くはない」谷垣さんの最後の会見とマスコミの扱い。河野太郎のお父さんと同じ結末でした。

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わずか半日、正反対の記事の責任はどうとるの?

2012-09-07 20:38:11 | つぶやき
細野氏、首相に不出馬伝える…民主代表選(読売新聞) - goo ニュース
 朝方の新聞社ニュース。「朝日」は出馬辞退、「讀賣」は出馬。正反対の記事がgooに掲載されました。それも同じ発信時間。細野さん、どうなっているの? 出る気なの? という感じでした。
 フタを開けてみれば「朝日」の記事通り。何しろ朝日では2面まで使っての情勢分析。どうも読売の方が大誤報。早朝に配信した記事との整合性はどうなのか? それとも、言い訳がましい記事の編集にでもするのですかね。あいにく「讀賣新聞」は取っていないので、はたしてどういう落とし前をつけたのか、興味津々です。
 自民党総裁選ではこういうことがないように。谷垣、石原、・・・、どうなっていることやら。今度は「朝日」が勇み足になることになったら、オモシロイですが・・・。ま、新聞ではよくあること。ニュースソースの信頼性の問題でしょう。ガセネタに飛びつくのも記者根性の一端? 
 そういえば、小沢さんが「竹島は韓国にあげる」、というような内容の韓国マスコミ発のガセネタを大々的に取り上げた日本のマスコミもあったようです。
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荒川河口。江戸川競艇。水辺。

2012-09-05 23:20:01 | つぶやき
 四ツ木橋から荒川河口まで約8㎞。快適なサイクリングロードが続きます。中川と荒川の中堤、高速道路下の道は、段差があって走りにくいが、左右両岸の景色がすばらしい。荒川の河川敷の方は、快適。両方の道を下りたり上ったりで楽しめます。
河口。左の中川の堤はまだ先まで続いて、葛西臨海公園近くまで、サイクリングができますが、荒川はここが河口。中川との合流点。上流を望む。橋の向こう遠くに、スカイツリー。
 明治時代に荒川放水路が出来て、中川もそれに沿って並行して流れるようになった。荒川によって分断された中川(江戸川区・墨田区の区界)は、旧中川として残っています。
左奥に「葛西臨海公園」の観覧車が見えます。左手が中川。
大きな「テトラポット」を身近に見るのも、久々。親子連れが生き物を採集していました。このあたりは、海水が混じっている、らしい。海の一部ということ。
案内板。管理が「小名木川出張所」となっているのは興味深い。
対岸(江東区夢の島)の風景。
サイクリングロード。自転車、歩き、ジョギングとけっこう人々と行き交います。日陰で休んでいる人も・・・。
「清砂橋」。荒川下流の橋にはこういうかたちのものを見かけます。江戸川区小川区清新町と江東区砂町を結ぶ。
江戸川競艇場。中川にある。
開催日ではなかったので、一艇だけ走行していました。
 1955(昭和30)年8月初開催。江戸川区にある競艇場ということから江戸川の名を冠しています。現在、全国で唯一、河川の水面を利用した競艇場。河口に近い位置にあるので水質は海水。川の流れと上げ潮や下げ潮による水位の影響を受け、全競艇場の中で屈指の難水面として知られている、とのこと。中堤から無料観戦できる。
荒川の対岸。正面にあるのが、旧、中川と荒川を結ぶ「水門」。「荒川ロックゲート」。パナマ運河のような仕組みになっています。その奥に見えるのが、スカイツリー。
荒川河川敷の水辺公園。水辺の自然を残しています。橋脚は、都営新宿線。
葦の原。木道なども設置されています。




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いったい俺の3年間はなんだったんだ!

2012-09-03 18:50:50 | つぶやき
古賀氏、谷垣氏の協力要請拒否=「若い人を支援」―自民総裁選(時事通信) - goo ニュース
 まさに「つぶやき」です。政治の世界は冷酷無比ですね。自分たちの栄耀栄華のために、大将の首はいとも簡単に取られてしまう、という現実。自民の流れはこれで「維新」との連立政権づくりとなっていきます。イシハラが出てくるのか。
 その後、どういう政治体制になるのか。維新にはふわぁっとした気分だけで支持が集まる、けっして自民党にはない。「庇を貸して母屋をとられる」という構造に。
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首相の座を目指して我も我も。民主党の方は下野する代表にはなり手がいない。

2012-09-01 18:42:58 | つぶやき
安倍元首相が5日に勉強会発足へ…発起人61人(読売新聞) - goo ニュース
 「問責決議」に賛成したのは「評判が悪くて・・・」程度の認識の自民党執行部。国民をバカにするにもほどがあります。しかし、口先での反省の弁であることはご本人も重々承知。次の総選挙では首相の座がくっついてくるに違いない「総裁」のイス。ここに来て、俄然盛り上がってきた、国会審議は拒否したままで。
 あわよくばもう一度の方、出戻りながら頑張ってる方、はたまた在野で苦しんだ派閥の領袖・・・、いずれも原発や安保では「タカ」の保守派ばかり。「維新」のご意向では、アベさんが筆頭。というわけで、マスコミ、どのTVも新聞も自民党総裁選へシフト。してやったりの御仁は誰かしら。
 「出たい人より出したい人を」なんてとっくに死語ですな。自薦・他薦・新・旧こもごも。何しろ「選挙に勝つ顔」という一点のみでの選択肢。「大阪維新」にもいい顔が出来る人、という条件付き。
 待てよ、麻生さんの時も選挙に勝てる顔ということで選んだはず。それが瞬く間に失言・漢字知らず・飲み過ぎで、あっという間に機を逸してぼろぼろ。結局、民主党にボロ負け。まして、今回は自分たちで選挙日程を決定できない、という弱みを抱えている。
 それでも、総裁=内閣総理大臣(位、人臣を極める)の座が転がり込んできそう、ここで立たねば・・・。政治家の本懐、ここで一気に勝負といきましょう。海千山千の御仁が立候補、今や、乱立気味。マスコミは、いっそう、おもしろおかしく取り上げる。
 一方で、民主党。ボロ負けして野党転落の代表になってもいいという奇特な方もいなさそう。野田さん、責任を取って続けるしかない。その点で、与野党(当選目当てで維新詣でのあげく右往左往している方々)のいい加減、無節操な連中よりも「骨」があります。ま、それだけでは、首相の器だとは、むろんいえませんが。
 いずれにしても、マスコミの思惑通りに事が進むか。国民の目は、それほど節穴ではないと信じたい。
 しかし、天下国家の行く末を語り、行動するリーダー的存在のはずだった「政治」家が経済学者(小泉のブレーンで今のはちゃめちゃな世の中の因を招いて、しかも全く反省無しの方)や評論家(中途半端な政治的活動好みの方)などから「維新」党の候補者として立候補できるかどうか、採点評価される世の中なのだから、変わったといえば変わりましたな。昔「軍隊」今「維新」ですか。
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