気温も少し落ち着いてきたので、「元荒川」歩きを再開します。
10月14日(スポーツの日)。晴れ。
「蓮田駅」から朝日バスで「根金橋」まで。
前回、暑さで中断したところから歩きます。
左岸の土手を歩く予定でしたが、草がかなり生い茂って、歩くのが難しい状態。
右岸もこんな状況。
「根金橋」。
そこで迂回し、「柴山沼」の方へ向かいます。
「隼人堀(はやとほり)川」。
白岡市柴山を管理起点とし、宮代町を流れ、春日部市で古利根川に合流する1級河川である。隼人堀川は、見沼代用水路の完成とともに周辺地域の灌漑用水が確保され栢間沼を干拓するにあたり、溜水を排水するために掘られたものである。この川の呼び方は、以前は庄兵衛堀川合流地点から下流を隼人堀川と呼び、上流部分は栢間堀と呼んでいた。今では河川行政上は全川を通して隼人堀川と表示されている。隼人堀川が見沼代用水路の川底をくぐって川の立体交差を形成している。
・・・
工業団地に出入りする大型ダンプなどがひっきりなしに行き交う道路「稲穂通り」を歩き、ようやく
「柴山沼」へ。
大山地区のほぼ中央に位置し、元荒川の下浸作用によって形成された河川跡です。
県内の自然沼としては、川越市の伊佐沼に次ぐ広ささの沼です。面積は12.5ヘクタール、水深は約8メートル。
平成4年度から始まった県営水環境保全事業によるビオトープ(生態系の保全、復元)などの整備により、さらに親しみやすい沼になりました。
柴山沼は格好の釣り場として、多くの釣り人が年間を通して訪れています。(「白岡市観光協会」HPより)
大雨などの際には隼人堀川(栢間堀)が排水不良となり、柴山沼の水が流下できなくなり稲が冠水する事態もたびたび発生していた。1948年(昭和23年)のカスリーン台風の水害の際にその地理的条件から大きな損害を受けている。後に柴山沼は1977年(昭和52年)より埼玉県営圃場整備事業で面積は12.5ha、水深約8mの規模の沼となり、周囲の掘り上げ田は通常の水田(乾田)へと姿を変えた。・・・(「Wikipedia」より)
「県営干拓地等農地整備事業 芝山地区竣工記念碑」など。
「柴山沼」解説板。
柴山沼は、大山地区のほぼ中央に位置し、元荒川の浸食作用によって形成されたものである。
江戸時代の享保13年(1728)から井澤弥惣兵衛によって周辺の浅い部分を堤で囲い、新田約24町3反歩(約24.3ヘクタール)を開いたにとどまり、中央部に53町歩余(約53ヘクタール)を残していた。
その後、明治から現在に至るまで稲作中心の土地利用が促進され、今では沼の規模は総面積11.9ヘクタール、最大深度約8メートルになっている。
最近では、沼周辺部は稲作にかわって梨、野菜、イチゴなどの栽培が進められている。
・・・
この付近の今昔。
(現在)中央の川が「元荒川」。
干拓事業が完成している。
(1880年代)沼地が大きく広がっている。
※現在、「柴山沼」の南側、北側には、田畑・果樹園などが広がっています。
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