おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

読書96「空気は読まない」(鎌田實)集英社

2010-05-01 20:40:21 | つぶやき
 いっとき「KY」という言い方がはやった。今は、少しその言い方がすたれてきているが(所詮流行語、時代を映す言葉にすぎないか)「空気が読めない人間」のこと、同時に空気を読むこと」が大事だと・・・。
 鎌田さん、あえてちょっと時期をずらして一言そうした風潮にもの申した、分かりやすくかつしつこく、持ち前の行動力とこだわりを伝えている。特に人間の死に際に直面し、その最後のさまざまで「価値」的な生き様を紹介しながら、また自らの心構え、スタンスを簡潔に表現している。
 「ふつう」の人の「ふつう」の発想、生き方が身近な人々を変え、周囲を変え、ことによると人間を取り巻く環境や社会を変えていくきっかけになる、大上段にかぶっての大言壮語ではなく、実証的な語り口に感動しました。
 まだまだ我々は老け込んではいけないなぞという「肩を張った」言い方・生き方の無理さから、「肩を張らずに」生きている生き様に、物言いに学ぶモノが多いような気がします。

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