鹿児島あれこれ。
①桜島
鹿児島・一泊二日のあわただしい旅。桜島はほとんど、見えず。街を歩くとこんなコーナーが随所に。
少し前にかなり降灰があったようで、このように積み上げられていました。
②「鹿児島県里程元標」
道路元標は、道路の路線の起点や終点、経過地を表示するための標識のことで、大正9年に設置された。明治期に設置されたものについては、里程元標と呼ばれている。
正面に「鹿児島縣里程元標 鹿児島縣」裏面には「明治三十五年十月」と記されている。
③共研公園・鹿児島女子興業学校(現鹿児島女子高等学校)跡地
昭和20年6月17日鹿児島を襲った大空襲で、鹿児島女子興業学校は焼失、寮生10名が犠牲になった。
慰霊碑。「雪に耐えて桜花麗し」。
門柱。
石畳の一部。
博物館や美術館、まだまだ見所たくさんの市内中心部。さらに「桜島」「垂水」「鹿屋」・・・、自然はもとより、産業遺跡、戦争遺跡や鉄道遺跡など、今度はじっくりと見て回りたいものです。
おしまいに、お土産シリーズで。
①「ボンタンアメ」
鹿児島県鹿児島市にあるセイカ食品株式会社が製造・販売する飴菓子。
キャラメルよりも柔らかく、甘さの奥にほんのりと香るボンタンの風味が特徴的。ボンタン飴・文旦飴とも表記。
餅に水飴を練り込みボンタンの果汁(鹿児島・阿久根産のボンタンを使用)を添加した飴で、包み紙のオブラートごと食べられる。ただ、歯の裏や上あごにくっついてけっこうやっかいな代物(個人的には)。
原材料はもち米で、佐賀・熊本産の「ひよくもち」を使用している。販売以来、九州全県を中心に日本全国の駄菓子屋、小売店、食品スーパー、コンビニ、キヨスクなどで売られている。
いろいろな味の6箱入り(サツマイモ味、抹茶風味、ミルク味・・・)のもの。その一つがこれ。
口の中にほんのりショウガの香りが漂う。
帰京後、知人にその一箱をあげたら、母親が大好きで、子供の頃、電車で出かけると、必ず駅のホームで買ってはよく食べさせられた、と懐かしそうでした。
②「かるかん」
これもお土産に買ってきたが、日持ちがしないようなので、写真を撮るまもなく家族で食べてしまった。写真は「Wikipedia」から拝借。
軽羹(かるかん)は、鹿児島県をはじめとする九州特産の和菓子。餡を包んだ「かるかんまんじゅう」が一般的。
原料は、米粉、砂糖、山芋。これらの原料に水を加えて蒸し、弾力性のある白色のスポンジ様に仕上げたもの。
薩摩藩で軽羹が成立した要因としては、原料の山芋が藩内のシラス台地で自生し、琉球や奄美群島で生産される砂糖も入手しやすかったことなどが挙げられる。
一方で近世の砂糖は高級品であり、天明6年(1786年)に菓子類の値下げが発令された頃には、軽羹1箱は日本酒1斗と同程度の価格だった。
島津斉彬が江戸から招聘した明石出身の菓子職人八島六兵衛によって安政元年(1854年)に軽羹が考案されたという説が一般的だったが、それ以前、貞享3年(1686年)から正徳5年(1715年)ごろにすでに薩摩藩で誕生したとみられる。
八島六兵衛が出身地を店名として創業したのが、現在も続く菓子舗の明石屋である。
今では、鹿児島県内だけでなく、宮崎や大分、さらに福岡の菓子舗でも製造販売されている。(以上「同」参照)
この他に、鹿児島名産、土産品と言えば、「薩摩焼酎」に「薩摩揚げ」ですね。
③「薩摩揚げ」
さつま揚げは、今から約140年前の弘化3年(1864年頃)、島津藩主斉彬公の時代に琉球を統治するようになり、中国福建省文化の流れを組む琉球文化との交流が盛んになりました。
その為、食生活も影響を受け、ことに中国料理特有の脂っこい物が多く、その中に魚肉のすり身を澱粉と混ぜて油で揚げた「チキアギ」なるものがありました。それがなまって「ツケアゲ」になったと言われています。
この「つけあげ」が串木野を中心に鹿児島県内で多く製造されるようになり、関東では「さつまあげ」、関西では「てんぷら」と呼ばれています。
(HPより)
魚肉のすり身に塩・砂糖などで味付けし、形を整えて油で揚げたもの。丸形・角形など形は様々である。ゴボウ、イカ、ゆで卵などの素材を包み込んだものもある。
地元で多く取れる魚を材料とする事が多く、イワシ・サメ・カツオ・サバ・ホッケなど多様だが、ほとんどの場合2種以上の魚を混ぜて使う。魚のすり身のみで作られた物のほか、キクラゲ、紅しょうが、玉ねぎ、ネギなどの野菜を入れた物、じゃこ、イカ、タコ、エビなどの魚介類を入れた物、薬味を加えたものなどもある。
そのまま、あるいは軽く焼いてショウガ醤油やからし醤油などを付けて食べる。おでん種、うどんの具、皿うどんの具、煮物の材料にも用いられる。
その一つ。近所で買ってくる薩摩揚げよりも、いくぶん甘みが強いか。
ところで、前日の夕飯は「豚とろ 鹿児島中央駅前店」の鹿児島ラーメン。まさにとろとろの叉焼、スープだか具だかわからないほど。少し味は濃いようで、って当然ですよね。それでも、「豚骨系」はけっこう年寄りの割には大好きで、今回もよかった!
翌日の昼。午後発の鹿児島空港へのリムジンバスを待つ間、ビル地下の食堂街へ。
蕎麦と揚げたての天ぷら。値段も手頃でおいしかった! 威勢のいい店員の包丁さばきを見ながらの食事。
群馬の「富岡製糸場」が世界遺産(文化)に登録されました。来年は、官営八幡製鉄所(北九州市)などを含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が世界文化遺産登録を目指すそうです。
残念ながらまだ行きそびれている遺産ばかりですが。
以上、鹿児島シリーズはおしまいです、
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