ブログ仙岩

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幕末の敗者会津から見た八重の桜終わる

2013-12-16 09:16:35 | 日記
昨夜の強風の中BSプレミアムで「八重の桜」最終回を見た。会津大でも、京都同志社大新島会館でも、観賞会があった。

脚本家山本むつみさんは東日本の震災者と重なるどん底から立ち上がる八重は絶対諦めない人。人がやらないことに挑戦し、周りから何と言われようと怯まず、やるべきことをやり抜き、川崎尚之助、新島襄という素晴らしい男性に愛され、仕事を持って働く女性の手本と思えるようにと。
ドラマは敗者の会津側から見た幕末の歴史であり、会津は凶のくじを引く京都守護職を引き受け、慎ましい生活が踏みにじられても互いに支えあい毎日をひた向きに生きる人々のけなげさを描きたっかという。

そして、襄が会津に来て「必ずよみがえります。八重さんの故郷は」の言葉どうりどん底から立ち上がる人々の姿であり、偉大な人たちが知られずにいた人を掘り起し、会津を中心に東北の復興を描こうと思ったことはその通りに心に響いたと思う。

14日に来て励ました負けたくない精神の上原浩治投手と同様に、桜の花は散っても風を恨まない精神で、八重の「諦めねえ」というセリフが復興の力となるであろう。西田が最後に八重に向かって「おめい 桜だ」といった言葉は子供の時桜の木から落ちても怯まず立ち上がり、父に女は鉄砲など持つものでないと言われても射撃を、なぎなたで負けても腕を上げ、お城が陥落しても詩を残し、大学設置でも官僚と渡り合い諦め無い精神が被災地の復興につながると確信できた。ありがとう。