ブログ仙岩

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双葉避難民の最後の避難所

2013-12-28 09:40:31 | 日記
昨夜NHKスペシャル「最後の避難所」を見た。どうして双葉町だけ郡内で孤立しているのかという疑問で見た。

長塚から双葉に変更したことにも疑問に思っていた。もともと、双葉郡は北の標葉郡と南の楢葉郡から名付け、長塚と新山の合併で、双葉町となった。歴史を無視する町名変更で疑問、木戸と竜田の合併が楢葉、岩城郡と標葉の久之浜でいわき、平駅がいわきに・・・歴史を無視した名前の変更には大変疑問に思っている。

また、双葉郡は相馬と岩城の谷間の文化圏と言われて原発で肩を並べたい気持ちからか?大野と熊町の合併の大熊と双葉の境に第一原発ができた。

故郷から遠く離れて・・・原発事故から1000日住民たちのドラマであった。長い取材には頭が下がります。
特に、キャノンカメラを手にした81才?林さんが埼玉の騎西高避難所の生活や近所の登校する子供たちの見送り撮影にも感動した。母を震災で亡くした罪の意識で仲たがいの菅井兄弟、校舎避難所脇で育てた花オクラを茹でて食べたり、仏壇の中身を新居の居間に飾りもう二度と戻らないと手を合わせる女性、閉鎖に伴い認知症になった母に知らせず、近くのアパートに引っ越すため、車いすの出入りが可能かと測る息子夫婦、歌声サークルのリーダーもついにはいわきに向かう涙の別れと閉鎖に伴う人間ドラマであった。どうして双葉だけ取り残されたのか、原発処理の提案に反対して長引いたからか様々な要因があるだろう。