フラガールの学び舎「常磐音楽舞踊学院」は、2024年今年で創立60周年を迎えた。
日本で最初のフラダンス・ポリネシアン民族舞踊学校として、これまで428名のフラガールを世に出した。
四倉の片寄平蔵が白水の向かいの山に石炭を発見して出来た常磐炭鉱は石炭から石油に代わりやむなく閉山、炭鉱と家族を救うため、ポリネシアンショーのダンサー養成学院が1965年に設立され、2年後に常磐ハワイアンセンターがオープンした。
1期生から指導している学院の早川先生は「まず、自分を愛して下さい」とフラガールに教え、アロハの精神自分の忍耐力で、自他ともに愛情をもって接すること。
フラは感謝の表現でもあり、優しさ、調和、心地よさ、謙虚さ、忍耐を手や足で、そして体全体で表現している。
舞台はセンターだけでなく、紅白に出演したり、
平成2年にスパリゾートハワイアンズと改名したり、
平成23年には3.11震災で、やむなく休館、フラガールは踊る場を失っても、涙でなく、笑顔で前進「フラガール全国きずなキャラバン」として、避難所やイベント会場など全国・韓国など125か所・247回の公演を行い、多くの人々に笑顔と勇気を届けた。
しかし、又コロナ過でも生き抜く逞しい姿勢を伝え、未来を担う子供たちに希望と力を届けた。
フラはハワイに伝わる民俗舞踊であり、手の動き一つ一つに意味があり、愛や喜び、感謝などの感情を表現、まさに相手あっての踊りである。
どんな苦難があっても、フラガールにしか出来ないこと、チーム一丸となって踊る象限は「愛」そのものである。
常磐炭鉱を救ったフラガール、3.11復興の象徴になり、コロナ過でも笑顔を届ける故郷への郷愁。
そして歴史を受け継ぎ、第19代キャプテンを中心に、フラガールは地域文化を築き上げ、新たなページで笑顔を届けることでしよう。IWAKI12月号より。
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