ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

原発事故により将来を悲観し身を投げる

2014-04-27 07:44:55 | 日記
原発事故でふるさと浪江を追われ避難を転々平成23年4月ようやく二本松に避難、アパート生活をしていた五十崎喜一(67)さんは自宅近くの飯館真野ダムの橋から身を投じた。

栄子(65)さんは夫喜一さんが自殺数日前、「これからどうしたらいいべな」と言葉にだし、「気をもんでも仕方ねえべな」と返事していた。7月に入ると喜一さんは、口数が減り、食欲は落ち、不眠に悩まされうつ的になってきた。早まったことをしそうな気配を感じ栄子さんは喜一さんが寝てから寝るようにし一人にしないよう心がけた。

7月23日朝5時喜一さんが隣りで寝ていたのを確認しもう一眠りして6時過ぎ目覚めると、喜一さんの姿はない。玄関の靴箱に車のカギがないことに気づき、郡山の釣り仲間の所に出かけたと思い、気も留めなかった。外出から帰宅して「お父さん」と呼ぶと返事がなく釣り仲間に電話したが来ていないという。夕方二本松署に捜索願を出し待つ時間が大変長く感じたが9時過ぎ、真野ダム近くで喜一さんの車が見つかり、近くに知り合いがいるかと聞かれても心当たりはない。翌朝喜一さんの遺体が橋の下草むらで見つかった。外傷性ショック死、満タンの燃料が空になっていたという。

栄子さんは東電に平成24年9月約7千万円の損害賠償を求め訴訟を起こした。原発事故関連死が町から認められ災害弔慰金を受け取っても、東電は訴えを認めない。原発事故で人生がめちゃくちゃにされた!お父さんを返してほしいの栄子さんの悲痛な叫び聞こえる。


キク科のタンポポ(蒲公英)の現状は?

2014-04-26 09:22:30 | 日記
タンポポにはカントウタンポポやカンサイタンポポの在来種とセイヨウタンポポやアカミタンポポの外来種がある。

違いは、花の下の総苞片が反れ返りが外来タンポポ(画像下)で反り返らないのが在来タンポポ(画像上)である。

在来タンポポは春にしか咲かないのが外来のタンポポは受粉せずに結実するのでクーロン遺伝により年中咲いている。そして種子は在来より小さくて多いからどんどん増える。

だから、都市部には外来タンポポで郊外や田園に在来タンポポが見られる。都市化による自然が少なくなり在来タンポポが住めなくなったためである。
人間の環境変化により、在来種は遠くに追いやられ、身の回りにタンポポが多いと感じるのは外来種で年中咲いているからでもあり、在来種に変わって我々を癒やしてくれている。

また、在来種が郊外に増えたように見えるが、実際は在来種が外来種の受粉により雑種のタンポポが増えたからでもある。こうして在来の純粋なタンポポが希少植物になりつつある。

徘徊事故男性の妻に賠償命令判決を思う

2014-04-25 09:15:21 | 日記
2007年12月、愛知県大府市在住認知症91才男性が徘徊してJR東海の電車にはねられ死亡した事故で、同社が振り替え輸送代など損害賠償訴訟の控訴審で、名古屋高裁は「妻と長男に見守りを怠った」として720万円の支払いを命じた判決を変更、昨日24日妻だけに約36万円の支払いを命じた。

JR側の監視不十分と20年も同居していない長男に責任はないとして減額したという。

しかし、介護関係者から、認知症高齢者の閉じ込めにつながるなど批判が続出、震災避難施設でのひきこもりと合わせて、ストレスなどから精神抑圧で死期を早めることにつながる。

オバマ大統領来日で思い出せば、過去民主党大会での演説で、個人の努力があって合衆国民すべての幸福へと自分の生い立ちからスピーチし国の現状を見つめている。あくまでも徘徊者個人の責任であるが、認知症でその責任を名古屋高裁は妻だけにした。当時85歳の妻にそれだけの責任を負わせることが本当に妥当であろうか。籠かきの交通手段の時代ならともかく、この複雑な交通時代の社会で、入院せず家庭看護優先での事故は本当に社会に責任は皆無であろうかと、認知症患者が増える中で国や社会の支援が整わない家族だけの責任とする判断に悩む一人である。

子どものロコモ予備軍に注意!

2014-04-24 08:46:50 | 日記
昨夜、鹿児島での巨人DeNA戦を見ていたが、前日の予告で知り7:30からクロ現「子どものロコモ予備軍に注意」を見た。

しゃがめない子、片足立ちふらつく中学生が宮崎、島根など5000人以上調査の結果、10人に1人の割合で骨や筋肉などの運動器に疾患の怖れが判明した。さらに、万歳ができなかったり、手首が十分に反り返らなかったりと、これを放置すれば高齢者に多いロコモ(locomotive syndrome)(運動器症候群)即ち、運動器の衰え、障害によって要介護になるリスクが高くなる。

私も体力テスト判定員であるが、前屈で指が床につかない子が目立つようになった。

昨夜は、電極を当て骨格の様子が映像で放映、サッカー選手の小学生がしゃがめない様子が。腰の骨が直角より内に曲がらないから後ろに転んでしまう。原因は総合運動を欠いたボールを蹴る足腰の異常な発達でしゃがめなくなっている。

また、野球をやっている子は利き手の腕が曲がらない。打つ、走るの総合運動の欠如であり、どうしてもバットを持つより、グローブを持つ習慣が身についているからでもある。8-7が一番面白いというアメリカと1-0の投手戦に唸る日本人の特徴が見えてくる。

専門家はゲーム等で外遊び、運動をしない子とサッカーなど極端に運動量が多い子の二極化であると。また、イギリスのベーテン・パウエルが「成人になったときに耐えうる身体つくり」を提唱した。子どものうちは基礎体力の形成にあり、部分の体力の鍛練することを戒めるものである。