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お山にお宮がたちました

神様のルーツ

伊勢神宮が好きでかれこれ10年毎年参拝している。このお山の神様の話を聞く少し前もたまたま参拝していた。偶然知人が行けなくなって私の顔が浮かんだとかで伊勢神宮の旅をプレゼントしてくれた。もしかしたらその時、私が本気かどうか私の魂に伊勢の神様がきいていたのかもしれない。

お山の神様は伊勢にルーツのある神様だという。神様の名前は耳の神様だと山さんはいった。

実はこの山の隣の山にも小さいお宮があった。二つの山は行き来ができ、昔の人は歩いて両方の山を巡礼していたと言う。山さんにそのことを言うと隣の山の神様は既にお役目が終わっているという。村の人に聞くとその隣のお宮は金比羅さんと言っていたそうだ。

耳の神様はずっとその地にいらっしゃった。お宮が無くなっても、鳥居が壊されても。そして誰も手を合わす人がなくなる状況に追いやられても神様は神様としてのお役目をその地で果たしてこられた。神には神の領域がある。人間の都合で侵害することは許されない。

神様の本当の名前はわからない。わからないから神様を特定せずお山の神様とお呼びすることにしようと思う。

神は人の敬に依りて威を増し、人は神の徳により運を添ふ。

昔、香川県の金刀比羅宮にお詣りした時、御成敗式目の言葉だと看板に書かれていたのをみて私の心に深く残った。昔の人は神仏を本当に大切にしてきたんだと思う。私はこれから誠の敬を持ってお山の神様に心を込めてお詣りをさせていただこうと思う。

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