6月に行われた第4回囲碁シニア八傑戦+第1回「初段から三段戦」の様子をお届けします。
なお、囲碁シニア八傑戦は1週目は予選、2週目は順位決定戦と2回にわたって行われました。
広田会長の思いのこもった文章は必見です。ではどうぞ。
6月23日 富山県民会館
囲碁シニア戦には21名。初段から三段戦には28名の参加があった。
シニア戦は上位2名がねんりんピック(今年は秋に鳥取で開催)に推薦されることもあり、毎回高段者が集まる。
ただ今回は21名と前回までと比べて参加者がかなり減ったことが気になった。
でも最高齢83歳から大会前に60歳になられたばかりの方まで、対局が始まれば年齢はそう関係ない。
気持ちはいくつになってもお若いはず、1局ごとに真剣な戦いが繰り広げられた。
大会方式は、予選リーグ4局を戦い翌週行われる順位戦への通過者8名を決定する。
順位決定戦に進出したみなさんは以下の通り
酒井淳一・高木茂・山田忠昭・松島和夫・
広瀬茂・馬場保朗・野田由広・山淵素行
また今年から、「初段から三段戦」を新設した。
より多くの方に参加してもらいたいと思い企画したのだが、なかなかに好評で28名と多くの方が参加されたことが嬉しい。
シニア戦と同様、4局のリーグ戦を行い、上位8名が表彰される。
あちこちで1局ごとに、勝った負けたと小さな歓声が上がっている。楽しんでいただいているとすれば幸いだ。
やはりたまには日頃の碁敵以外と手談を交わすのも大いに刺激になるというものだ。
この盛り上がりを夏の県囲碁大会や秋のビッグ碁に繋げていきたいと期待している。
こちらは、シニア戦と違って、1日で順位が決定される。4局はちょうど良い局数だろうか。
大会と並行して、終日下島陽平八段の指導碁が行われた。
「毎回来させてもらってますが、初めて見かける人でかなり強い人もいましたね。昨年よりは参加者が多いのもうれしいです」
とコメントしていただいた。
書いていただいた色紙が「一生青春」と「愛妻家」素晴らしい!選手のみなさん方にぴったしな言葉じゃないだろうか。
次回は級位者の部の新設や会場を増やすことも考えないといけないかもしれない。
入賞者のみなさん、おめでとうございます。
◆初段から三段戦
一位 佃 進 (氷見市)
二位 久郷隆司(富山市)
三位 西村幸三(富山市)
四位 大野年英(高岡市)
五位 中田敏久(射水市)
六位 広田 勉(富山市)
七位 長徳外次(高岡市)
八位 広松信孝(高岡市)
6月30日
北日本新聞社
8名の予選通過者が集まった。会場は先週の喧騒な雰囲気とは違い、引き締まった空気が流れている。
今回は、1位から8位までの順位を決めるトーナメント戦。勝っても負けても3局対戦する。
組み合わせは、先週の予選の順位を利用して、1位と8位、2位と7位と対戦相手が決まっている。
熱戦が続いたが、注目の決勝には、廣瀬さんと山淵さんの重量級同士が勝ち上がった。
広瀬さんは過去に代表になられたことがある。
また山淵さんは大会前に還暦を迎えられたばかり
「先輩たちと戦えるのを楽しみにしていました」
とシニア戦だけに初々しい感想だ。
対局は、序盤から廣瀬さんらしい攻めを展開したが、山淵さんが決め手を与えず上手くしのぎ、
白番5目半勝ちで初優勝を決めた、おめでとうございます。
他の対局も白熱した戦いが続いたが、無事に今年の八傑が決定した。
また、鳥取で開催されるねんりんピックの代表は、上位三名が辞退されたため、4位の野田さん、5位の山田さんに決定した。
おめでとうございます。お二人とも初出場、女性代表の朝倉洋子さん(黒部市)とともに、
どうぞ全国のみなさんと手談を楽しんできてください。
◆シニア八傑のみなさん
一位 山淵素行(滑川市)
二位 廣瀬 茂(富山市)
三位 松島和夫(富山市)
四位 野田由広(滑川市)
五位 山田忠昭(滑川市)
六位 酒井淳一(氷見市)
七位 高木 茂(高岡市)
八位 馬場保朗(富山市)
記事&写真:風夢
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