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付加価値勝負

2010-05-19 23:01:31 | 衣・職
国内超大手アパレルの数ブランドとお取引をしている我が社ですが、
雲行きがあやしくなってきました。

今年の初めあたりからでしょうか、
かなり、ハイクォリティのブランドと新しくお付き合いが始まりました。
同じ会社の中なら動きは同じと考えたところからドツボ。
事有る毎にダメ出し&呼び出し、書面提出。
別のブランドではなかったことです。
さすがは、ハイクォリティ!

『うるさいのは真剣に取り組もうとしているから』

社長の見解は楽観的です。
最初はそうかと思いましたが、徐々に違う考えも浮かびます。

『フルイに掛けられている』

要求に応えられるメーカーを見極めようとしているのでは?
そんなことを考えている私はすでに篩の網の下にいて、
辛うじて上に残っている営業担当を引き摺り下ろそうとしているのは、
なぜでしょう。
ここですり減らす神経を他に使おうよ。

不毛なディスカッションで、本日終業。
少し遅めの時間に帰宅した私ですが、慌ててご飯の用意の必要もなし、
新聞を広げていました。
たまに読むファッション系のコラムに目が留まりました。

女性筆者が旦那様と服を買いに行ったときの様子が題材でした。
ショップ店員と、
どこのブランドが好きかという会話をしながらの買い物。
お会計を済ませる間のわずかな時間に、その店員は、
旦那様のお気に入りブランドの情報を調べ出し、
品揃えの良いショップを耳打ちしてくれたそうです。
『よその情報教えるより、自社製品を売りなさいよ』
そう考えるのは筆者だけではない筈です。
しかし、お見送りの時、

『気になるブランドがあったら、情報聞きに来てください』

そんなオチかよ。行ったら買わなあかんやん。

営業・セールスというのはこういうことなのかなと思いました。
実際の仕事に直結したことだけではなく、

『なにか面白い情報を持っている人』

それが、篩に掛けて残る人なのではないでしょうか。
私が、ともに落下させようとしている営業担当は、
畑違いから服が好きでもないのに転職してきて、
小さな会社にありがちな雑務に負われて、
リサーチも勉強もせず、もう5、6年経ってしまったという人。
『コイツを出入させたらおもしろい』は、かけらも感じさせない存在。

思えば、
辞めていった営業たちは、常に新しい情報提供してくれてたな・・・
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