どっちもどっち「中韓キムチ論争」 両国の工場動画流出…どちらも衛生面は最悪 日本の観念とまったく適合しない“目クソ・鼻クソ”の話1/3ページ
キムチ収支」という用語が最近、韓国のマスコミに頻繁に登場する。韓国は中国からキムチを輸入し、日本や米国にキムチを輸出している。その差額が「キムチ収支」で、12年ぶりに黒字になるというのだ。
黒字化の主因は、中国のキムチづくりの〝不潔さ〟が知れわたり、輸入にブレーキがかかったこと。その一方、輸出は好調で…と、韓国紙ははしゃいでいる。
しかし、韓国産キムチの輸入国としては、韓国のキムチづくりもまた〝不潔さ〟が十分あることを知っておかなくてはならない。
いまから16年前、韓国と中国は「中国産キムチから回虫卵検出」「韓国産キムチにも回虫卵」と激しくやりあった。傍目には〝目クソ・鼻クソ〟の話だが、両国は「暴き合わない」ことで手を打ったようだ。
この時、韓国国内を沈静化させた説得は「卵といっても未成熟卵だから、すぐに排出され、健康上の問題はほとんどない」というものだった。ここら辺、日本人の衛生観念とはまったく適合しない話だ。
2009年は「中国産の食品」全般の安全性が問題にされ、キムチ収支も黒字になった。が、その翌年からは連続赤字。中国産の浅漬けキムチの韓国での小売値は、韓国国産の3~5割とされる。
いまや韓国の普通の飲食店で供されるキムチは、ほとんどすべて中国産とされる。「うちの店は自分で漬けている」と言ったところで、原料の塩漬け白菜(=これはキムチ収支に含まれない)は中国産だろう。
ところが、今年3月、中国のキムチ工場の動画が流出した。その内容は、《裸の中年男性が白菜を塩漬けにするプールに入り、白菜を混ぜ返す。パワーシャベルのような機械が大きくかき混ぜる。機械が薄汚くサビついている。天日乾燥に回される白菜の上を、作業員が泥靴のまま歩き回る。高く積み上げられた唐辛子の山ではネズミが遊んでいる…》。
中国産キムチの小売りはガタ減りした。が、今度はソウルの豚足屋の映像が流出した。
《男性がタライに足を浸したまま、タライの中の大根をタワシで磨いている。カクテギ(=大根のキムチ)づくりの下作業だ。男性は、大根を磨いたタワシで自分の踵(かかと)をこする。再びタライに足を浸して大根を磨く…》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます