空気圧バルブ 韓国反ダンピング税 違反…ＷＴＯ採択、日本勝訴

 

空気圧バルブ　韓国反ダンピング税　違反…ＷＴＯ採択、日本勝訴

2019/10/02 05:00讀賣新聞

 

　【ロンドン＝池田晋一】世界貿易機関（ＷＴＯ）の紛争解決機関は９月３０日、

 

　韓国は２０１５年８月から、日本が輸出する空気圧バルブの価格が不当に安いとして、最大２２・７７％の関税を上乗せしている。これに対し、日本は「日本製は高性能で韓国製と競合しない」と主張し、翌１６年にＷＴＯに提訴。ＷＴＯの上級委員会は先月１０日、韓国側が適切な調査なしに課税しているとして、措置の是正を求めた。

　日本側はＷＴＯ採択にあたり、「韓国が是正に従うよう、両国間で対話する準備がある」との声明を出した。一方、韓国側は「措置を撤廃すべきだとの日本側の提案には同意できない」と反論している。

 

 

空気圧バルブとは、圧縮空気を利用して機械的な運動を発生させる空気圧システムの構成要素をいう。 自動車と一般機械、電子など自動化設備の中核部品として使われる。