TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

クーラーボックスの取手を修理する<その④>

2022-04-20 19:22:00 | リメイク
 “逆U字型” の金属製留め具を自作すると簡単に言いましたが、そう簡単なことではありませんでした。

留め具の長さ、太さはクーラーボックスの蓋の厚みやネジ穴の径に合うものを選ばなければいけません。

また、留め具の横幅は蓋に開けてあるネジ穴間の長さとピッタリサイズでなければダメです。



さらに、U字のカーブの曲げ具合はアルミ管の丸みにピッタリ合わせた方が見栄えが良くなりますし、ガタつかず強度的にも安心できます。

留め具の材料としてパッと閃いたのが、以前に垣根作りに使った軸の長いネジです。



長さ8cmのネジが2本余っていたのです。

まず、ネジの頭を金切ノコで切断します。

次に、アルミ管の丸みに合うようにネジの軸をペンチで曲げていきます。

同じ長さになるように曲げなければいけませんし、ネジ穴に真っ直ぐに入るようにする事も求められます。

さらには、アルミ管の直径よりもネジ穴間の長さが短いので、単純なU字ではないのです。

(作業に夢中になってしまい留め具の全体像が分かる写真を撮り忘れてしまいました… )

微妙な調整を繰り返し、やっとのことで2個の留め具をネジ穴に挿し込むことができたのです。



ナットを締め、



とび出た部分を金ヤスリで削りました。


外観はこんな感じになりました。


これで完成ではありません。

あと、一歩で完成です!












クーラーボックスの取手を修理する<その③>

2022-04-19 18:32:00 | リメイク
取手は修理できました。



あとは、クーラーボックスの蓋にどうやって取手を取り付けるかです。




アレコレと考え、台座は使わず蓋に開けてある4個のネジ穴は活用して取手を取り付ける方法をついに思い付いたのです。

逆U字型” の留め具を2個使って取手を上から押さえ、蓋の内面にとび出した留め具の先をナットで締め付けるというものです。

小さなナット4個だけで固定するのが不安だったので、広めの金属板を敷くことにしました。







以前、孫の『玩具』を作った際の金属トレーが余っていたので金切ノコで3日掛かりで切り抜きました。

夜やってたら、それと無く “ご近所さんの迷惑” と連れ合いに制止させられ、昼間やってたら、それと無く “孫が寝ない” とまた連れ合いに止められたりしました。

『コレはもう度を超えているゾー』

と、自分でも分かっていますが、意地と言うか執念と言うか… 。

何とか金属板を切り抜き、ネジ穴の場所に正確に電動ドリルで穴を穿ちました。

逆U字型” の留め具を探しましたが、ピッタリサイズの既製品はなかったので、自作することにしたのでした。














クーラーボックスの取手を修理する<その②>

2022-04-18 20:17:00 | リメイク
クーラーボックスの取手を受けとめていた台座は、蓋の内側からネジで留めてありました。



ネジ穴がある蓋の内側中央のフラットな部分には、元々は取扱説明が記されたシールが貼ってあり、ネジ穴は見えてはいませんでした。

4個のネジ穴があるのですが、実際に使ってあったネジは右側に1本左側に1本の計2本だけでした。

見えない部分だから手抜きしているのでしょうか?

それはさておき、台座の穴に挿し込む取手の出っ張りは片方折れてしまっています。

台座も壊れているので、以前とは違うやり方で取手を取り付けなければいけません。

取手の出っ張りがあった部分に穴を穿ち、その穴に金属の棒を通すことにしました。


電動ドリルで穴を穿ちました。

金属の棒は、今は使ってない物干竿を吊すフックを金切ノコで切断して作りました。


金属棒は細くて頼りないので、少し太めのアルミの管でカバーします。


取手の内幅に合わせて金切ノコで切断しました。

このアルミ管は葡萄棚で使用した残りです。


金属棒はアルミ管より長く、取手の外幅に合わせています。


アルミ管に金属棒を通しました。


金属の棒を取手の穴に挿し込みます。


これで壊れそうにない丈夫な取手が出来上がりました。

この取手をどうやってクーラーボックスの蓋に固定するか… 

今回の修理の最大の難関が待っていました。








クーラーボックスの取手を修理する<その①>

2022-04-17 22:29:00 | リメイク
『吉野桜リベンジの旅』に持って行ったクーラーボックスの取手が、旅の途中で壊れていまいました。


上の写真の中央に写っているクーラーボックスの取手がです。

オートキャンプ場でテントの撤収中に、クーラーボックスを移動させようとして蓋の上面の取手を握り持ち上げようとした時のことでした。

その時、クーラーボックス内には前日に買った酒の4合瓶が4本とそれを冷やすための氷3袋と家から持ってきた氷が溶けた冷水2袋分が入っていました。

かなりの重量です。

それを持ち上げようとした時に、取手を抉ってしまったのでしょう… 。

取手を取り付けてあったプラスチックの台座と取手の一部が折れてしまったのです。



取手が使えなくなってしまうと、クーラーボックスを運ぶのにとても苦労します。

もちろんクーラーボックスの両サイドにも取手は付いていますが、両手で持ち上げる格好になります。

蓋の上面の取手があれば片手で持ち上げられるのです。

このクーラーボックスはさほど高価なモノではありませんが、子どもがまだ小さかった頃に壱岐や五島列島、阿蘇、霧島、四国の四万十川、飛騨高山から能登半島を一緒に旅した想い出のクーラーボックスなのでした。

今回の旅でも、私の大事な “風の森” をベストな状態で九州まで運ぶ大仕事をやってのけたのでした。

新しいモノに買い替えることは簡単ですが、私はこの想い出詰まったクーラーボックスの取手を修理しようと決心ました。


さて、取手と台座を繋げていた出っ張りは片方折れてしまいましたので、台座から外す際にもう片方も故意に折ってしまっています。


また、台座は経年劣化の為にボロボロになってしまっているのです。

さて、どうやって修理したらよいのでしょう…


こんな事を考えている時、私の脳は活性化するみたいです。
















吉野桜リベンジの旅へ【最終章】

2022-04-16 21:10:00 | 旅行
4月11日(月)午後〜12日(火)

帰り際にオートキャンプ場の方にお礼を伝えました。

「イイところでした。また来たいです。次来る時は嫁さんと来ますね!」

係の方は、
「ありがとうございます。どうぞお気を付けて!」

と、笑顔で返してくれました。

『あぁ、これも一期一会の旅の想い出… 』

心の中で私はそう呟いていました。


カーナビの目的地を ”法隆寺” に設定しています。

最近テレビで見た『こころ旅』で、火野正平さんが自転車で奈良県を旅されていました。

その番組の中で法隆寺周辺の小道を走られていたのです。

その雰囲気の良さが頭の中に残っていました。

また、奈良の西大寺から橿原辺りは、私が社会人になって3年目に50日に及ぶ長期研修で過ごした忘れることができないフィールドです。

3年前に奈良を訪れた時も、石舞台や亀石や橿原神宮を訪れていました。

今回は法隆寺と中宮寺を訪れたいと思ったのです。

法隆寺夢殿・中宮寺に一番近い駐車場に辿り着きました。



間違いなく火野正平さんが自転車で走った路地でした。

ココから歩いて数分、夢殿に着きました。



この日から百済観音像がこの時期だけ御開帳になっていました。

有り難くそのお顔を拝ませていただきました。

その隣は中宮寺です。



如意輪観音像がおさめられているお堂が満開の山吹に取り囲こまれるように建っていました。


閑かな時間がゆっくりと流れていました。



法隆寺では修学旅行の高校生たちが、バスガイドさんの掲げた手旗に連れられ、次の見学地に向けて楽しそうに話しをしながら歩いていました。

『将来ある若者達よ! 大変で辛い3年間だったろうけど、“意志あるところ道は開ける” のだ!』

旅の最後に、未来への輝きを目にした気持ちになれました。


私の旅はこれで終了です。

あとはひたすら九州目指して愛車を走らせました。

生駒山手前のインターと大阪市街地のインターで高速道路を降りたり、また乗ったりするオマケのハプニングもありましたが,夜中の1時頃に無事、我が家に帰りつきました。



今回走った距離は1,544kmでした。



       < 完 >