ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

ナメラ沢の2日目、訳あって青笹尾根を下降することになりました

2023年05月23日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

山ではどういう訳か早起きの自分です。下界ではいつまでも寝ていたいタチなのに、山では目も早く覚めますし、覚めるとすぐに起きたがります。

 

2022年10月23日(日) ナメラ沢天場~青笹尾根下降

▲4:25。この日も早起きですね。焚火に載せていた石をどけ、小枝をあるだけ置いて、新聞紙に火を付けます。そこからだんだんと火を大きくするんです。温度は下がってしまっていても、消し炭ですから簡単に火が熾きます。4時には起きたんでしょうね。

 

▲5:24。しばらくすると、N村さんもHTさんも起きて来ました。

 

▲6:06。明るくなって来ましたね。朝食担当はHTさんです。

 

▲6:14。きのこ雑炊だったかな? キノコたっぷりです。美味しかったですね。

 

▲6:50。天気は上々! 青空に黄葉が映えます。

 

▲7:18。泊まった痕跡が無くなるようにします。出発です。

 

▲7:31。朝イチはまだちょっとへっぴり腰です。岩は見た目以上にぬめっていて滑り易いんです。

 

▲7:33。この日もN村さんはチャレンジング!

 

僕の体調ですが、この日も同様です。歩く分には問題ありませんでした。

それが変わったのはぬめった岩床で滑って、軽く尻餅をついた時からです。普段なら何でもない尻餅なのに、その尻餅が腰に酷く影響したのです。明らかに歩く際にも痛みが残ります。

なかなか登って来ない僕をN村さんとHTさんが心配そうに上から眺めています。なんとか二人のところまで行くと、N村さんが「荷物持ちましょうか?」と言ってくれます。僕はここで強がっても逆に二人に迷惑をかけることになりそうなことが分かりますから、素直に「じゃあ、そうしてください」と言います。HTさんも持ってくださり、13kgほどあった僕のザックは10kg以下ほどまでに減ったと思います。随分軽くなりました。

そのまま遡行を続けながら、次第に歩く分にはさほど影響は出なくなって来ました。でも、尻餅以前と同じではありません。このまま遡行を続けて、予定通りのコースも歩けるとは思いました。でも、また小さなアクシデントで再び腰に影響が出るようなことがあれば、下山が遅れる可能性もあります。僕は決断しました。「青笹尾根を下降しよう」と。

 

▲8:12。二俣です。見えているくの字滝は左俣出合の滝。

 

▲8:20。左俣に入ってすぐに右岸から流れ込んでいる支沢です。ここから上がった尾根が青笹尾根です。

 

最近は日帰りで青笹尾根を下降路にナメラ沢遡行をするのが主流のようですね。でも、やっぱり沢登りの醍醐味はショートカットせずに稜線まで詰め上げることだと思います。でも今回は、初めての青笹尾根を楽しむことに気持ちを切り替えました。

 

▲8:20。支沢の先頭を歩くN村さん。

 

▲8:29。気持ちよく高度を稼げる支沢です。

 

▲8:46。青笹尾根の稜線が近づいて来ました。背の低い笹原が心地いいですね。

 

9時前には青笹尾根に出ました。少し休憩し、装備も解除しました。

 

▲9:38。青笹尾根の下降スタートです。

 

青笹尾根の上部ではピンク色のテープ、下部は広い防火帯に沿って進めば迷うことはありません。僕は万が一のエスケープルートとして青笹尾根のことは調べていましたけれど、 N村さんは僕とは比較にならないほど詳細に青笹尾根のことを調べてくれていたのには驚かせられましたね。N村さんは僕の腰のことを心配してくれながらゆっくりペースで下山してくれます。HTさんも含めて感謝しかありませんね。

 

▲10:11。途中のピークで3人そろって記念撮影。

 

▲10:26。大きな倒木がありました。N村さんは遊び足りないんでしょうね。

 

▲11:17。どんどん下って行きます。

 

▲11:33。広い防火帯が現われました。これに沿って進みます。

 

▲12:20。防火帯にも急な箇所があったりします。

 

▲12:38。防火帯も終わり、踏み跡に導かれて、下降路は明瞭です。

 

▲12:40。鶏冠山大橋の横に出ました。

 

▲12:46。車道を向こうに見えている鶏冠尾根の方へ歩いて行きます。

 

▲12:57。バス停です。

 

ナメラ沢自体は相変わらずナメの綺麗な沢でした。早朝に歩き始め、青笹尾根を下降路に使えば、十分に日帰り可能な沢。でも、東京を朝発ちする場合はどうしても泊りになってしまいますし、楽しく泊まれる沢なので、僕は沢泊まりをお勧めします。

最近のガイドブックでの悪く言われ様は可哀想なくらいで『ツメと下山は地獄』とまで言われる始末。昔のガイドブックでは「詰めの森の美しさは日本庭園のよう」と称賛していたのに比べると、最近の見方は間違っていると思いますね。下山だって、雁坂峠経由だと確かに短くはないですけれど、あのくらいは普通です。沢登りもお気楽志向に走るのは如何なものかと思いますね。

沢登りは水に濡れ、泥にまみれ、藪と格闘し傷だらけとなり服は破け、汗にまみれて、詰めの急登に疲労困憊してこその沢登りの楽しさだと思っています。マゾの世界ですね。それは冗談として、ありのままの自然をそのまま受け容れて、自然に抱かれつつ遊ぶのが沢登りだと思います。自然のありのままの姿を、やれ地獄だの、逆に天国だのと差別化するのはおこがましいことでしょう。ナメラ沢の詰めを地獄と呼ぶ人に、ナルミズ沢の詰めを天国だと表現する資格はないと思いますが・・・・

 

このたびはN村さんにたくさんたくさんお世話になりました。しかも、塩山での反省会では僕とHTさんの誕生日祝いもしてくださって、感謝に堪えません。N村さんの誕生日も僕の前日なのに、彼の誕生日祝いはしてあげませんでした。何と酷い山仲間なんでしょうね。

最後になってしまいましたが、HTさんにとっては初めての沢泊まりでした。しかもタープで、こんな寒い季節に。テントにも泊まったことがないそうです。でも、本人は楽しめたみたいです。良かった、良かった。それが最高の収穫ですね。


奥秩父のナメラ沢で6年ぶりの沢泊まりです

2023年05月18日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

まずは私的なつぶやきから入ります。

小学5年生までの小生は運動が苦手な小太りな男の子でした。担任の先生が体育が得意な先生で、僕が運動苦手なのを気にかけてくださったのです。母親との面談で母にこう告げたそうです。「○○君は体育の通信簿は本当なら2なんです。でも、他の教科はいいので体育だけ2だと可哀想に思い、3にしておきました」

それから、僕は先生に励まされているような気がして、少しは頑張りました。ちょうど東京オリンピックの熱気が子供たちの間にも溢れていて、休み時間になると鉄棒も子供たちで鈴なりになっていました。1度も出来なかった懸垂が1回出来るようになったり、マット運動の前転が出来るようになったり、 跳び箱も普通の段数が跳べるようになってきたのも5年生のころでした。その後も運動が好きでないのは同じですし、中学や高校でも体育会系ののりが大嫌いな子供でした。

そんな僕がスポーツの価値に目覚めたのは登山を始めてからです。登山靴を購入して登山を開始してすぐに、膝を傷めました。とりわけ下りで無茶をしたからだと思います。しかも、脚の筋肉が弱いのに。今でも膝サポーターは外せませんが、その他にも膝周りの筋肉を強化することにしたのです。近所のスポーツジムに通い始め、生まれて初めて自主的にスポーツをし始めたのです。20歳台後半のころでした。その後、沢登りやクライミングもやるようになって、そのためにも体を鍛えることを開始しました。しかし、河原でのボルダリングで飛び降りた際に腰を痛めてしまいます。腰の強化のトレーニングとして腰回りの筋肉(腹筋や背筋など体幹の筋肉)を意識し始めたのもこのころです。

 

つまり、僕にとって持病と言えるようなものは膝痛と腰痛なんです。その腰痛が今回のナメラ沢で表面化してしまったという訳。ただし、その前段階があります。それは前の週の1泊2日の阿弥陀南稜でした。 立場岳までの1日目で重荷を背負った僕の腰に痛みが出始めていました。歩く分には大丈夫なのですが、座った姿勢から立ち上がる際に腰に痛みが走っていました。僕の古傷が再発症したのですね。

ただ、以前は翌週の山行にまで影響することは皆無でした。でも、今回は違いましたね。腰痛は残ったままでした。高齢の影響で、治りが遅くなっているのでしょうね。でも、さほど影響なく歩けてはいました。焚火で座っていても、立ち上がる際にイタタタタと呻く程度でした。シュラフから起き上がる際もイタタタタとなりました。

そんな心配を抱えてのナメラ沢。いったいどのような結末になるのやら。

 

2022年10月22日(土) 久渡沢ナメラ沢(初日は天場まで)

▲10:16。塩山駅からバスで西沢渓谷へ向かい、道の駅みとみで下車しました。バス道路の反対側に雁坂峠への登山道があります。

 

▲10:16。登山道入り口から道の駅を見ると、こんな感じ。

 

▲10:53。最初は林道歩きが続きます。今回の仲間はN村さんとHTさん(右)。HTさんはまだ沢登り初心者ですし、沢の泊まりも初めてなので、易しいナメラ沢を選びました。

 

▲11:21。沓切沢橋が最初の目印です。昔はこの橋が架かっている小さな沢を下降して久渡沢に降り立ったものです。僕も最初の2回はこの橋から沢に入りました。

 

▲11:24。でも今は、沓切沢橋を渡ってから始まる山道経由のルートを採ることがほとんどだと思います。楽に入渓できますからね。

 

▲11:32。山道を進むと、ナメラ沢への標識が出て来ます。この標識を見落として、ずっと先まで進んでしまったこともありました。標識がもっと古びて朽ちかけていたからです。この標識の少し手前の斜面から降りました。

 

▲11:34。なだらかな斜面を降りて行きます。

 

▲11:35。久渡沢です。ここで少し休憩しました。左の下流へ進むと、すぐにナメラ沢出合があります。

 

▲12:12。ナメラ沢遡行がスタートです。

 

▲12:19。ナメラ沢というくらいですから、ナメの多い沢なんですね。

 

▲12:23。ナメラ沢の中では珍しいナメでない滝が出て来ました。

 

▲12:25。滝の右側はこんな感じ。簡単に乗っ越せます。

 

▲12:42。今日はさほど急ぐ必要はありません。小休止。

 

▲12:58。こんな中を進めるのは楽しいですね。

 

▲12:58。でも、思いのほかぬめっていて、滑りそうです。

 

▲13:02。こんな滝が幾つも出て来ます。

 

▲13:16。水流脇が滑り易かったので、僕は高巻き始めました。N村さんはナメを直登しようとチャレンジしています。

 

▲13:16。HTさんも僕同様、高巻いています。

 

▲13:21。N村さんも結局高巻いたと思います。岩が滑り易いのでこの写真の左を巻いた方が良さそうですよね。

 

▲13:25。それでも、N村さんはチャレンジを継続中。傾斜が緩くて簡単そうに見えますが、意外と滑り易くて手こずりました。

 

▲14:01。名々勝手に右岸を左岸を登って行ってます。

 

二俣を過ぎると傾斜が増して、天場がなくなりますから、2時過ぎくらいからは天場を探しながら歩いていました。

 

▲15:07。格好の天場があったので即決。すぐに焚火を熾しにかかります。

 

▲15:28。こんな感じの天場です。

 

▲15:29。乾燥しきった流木が多いと、火は燃え盛り易いのですが、少し湿り気味の倒木が多かったので、なかなか火が大きくなりません。N村さんが頑張って息を吹きかけているんだと思います。

 

▲16:26。落ち着いたら、ひとまず乾杯!

 

▲16:33。僕は毎度のネパール風チキンカリーでしょうね。家で作って、冷凍して持って来ます。

 

▲16:33。僕が持って来たつまみはミックスナッツとトマトのお菓子。余ったら2日目の行動食の足しにします。

 

▲16:35。まだ明るいです。

 

▲16:35。物干しもあります。

 

▲17:40。暗くなると、焚火が美しく輝き始めます。

 

▲19:17。N村さんが今晩の主食を作ってくれています。

 

▲19:19。きのこパスタだったかな? 美味しかった記憶だけは残っています。

 

▲20:39。いつまでも焚火を見つめておれますね。

 

焚火は翌朝また熾しますから、水は掛けません。燃え残っている木を離して、熾きの上に石を積んでおきます。風で煽られて火が熾きないように。

穏やかな夜だったと思います。さほど寒くもありませんでした。僕は夏用シュラフ+シュラフカバーだったと思いますが、大丈夫でした。途中1回、トイレで起きました。起き上がる時、横になる時、腰が痛くて、イテテテテとなりましたね。


奥秩父の釜ノ沢西俣で盛大な焚火を楽しみました 2日目

2016年06月29日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

2016/5/29  本当に不思議なもので、家ではなかなか目が覚めない僕が山ではほぼ日の出と同じころに目覚めます。この朝も同様で、白みかけてきたころに目が覚め、用足しのために起き出しました。もう懐電はなくても大丈夫になっています。
そのままシュラフには戻らずに、焚火を熾すことにしました。昨夜、水をかけて消した焚火はまだ赤い燠(おき)になって、見えています。僕は水をかけずに焚き木をどけて石をたくさん載せておきますが、その方が防火の観点からはいいような気がします。
新聞紙もメタも傍にはなく、タープまで戻ってごそごそやって皆を起こしてしまうのも悪いので、細い小枝だけで再着火を試みました。燠が見えていますから大丈夫でしょう。予想通り火はすぐに付き、成長していきます。


▲S原さんも起きて来ました。朝、焚火があるのは最高ですよね。4:36ころ。


▲みんな起きて来ました。タープは空。あんなタープの下で寝ていたのです。5:04ころ。


▲沢の朝は寒いですから、焚火からはなかなか離れられません。5:05ころ。


▲朝食をすませ、タープを回収し、焚火を完璧に消し、各自朝のお勤めも済ませて、いよいよ出発です。YYDとしては珍しく早めの出発らしいですね。6:52ころ。

出発はほぼ7時でした。


▲今朝はまず長いゴーロ歩きから。やっと朝の光の中を歩ける場所まで来ましたね。7:16ころ。


▲道々、他の天場がないか探しながら来たのですが、僕たちが泊まった場所よりいいところはありませんでした。この写真の場所にも泊まった跡があります。手前に焚火跡が見えています。7:30ころ。


▲まだまだ続いているゴーロ。焚火の燃料もゴロゴロしてますね。8:04ころ。


▲今朝初めての滝の登場です。8:09ころ。


▲コイワザクラだと思います。8:12ころ。


▲右沢と左沢の分岐のようです。今日は右沢へ入ります。8:13ころ。


▲小滝も出て来ますが、倒木も多いです。8:28ころ。


▲ナメ滝が次々と出て来ます。SS木さんは今日もまだザックが重いようですね。8:34ころ。


▲易しい滝ですが、滝をひとつひとつ越えて行くのは沢登りの楽しさです。8:38ころ。


▲傾斜が緩く、ナメ滝とも言えないナメも続きます。8:46ころ。


▲小滝とその先に続くナメ。8:53ころ。


▲日当たりのいい平らな岩場で休憩。9:02ころ。


▲黄色いスミレは自信はありませんが、キバナノコマノツメでは? と思います。ピンクの花はイワカガミ、ひょっとすればコイワカガミかもしれませんが、僕には区別できませんね。9:16ころ。


▲もう源頭の雰囲気ですね。9:32ころ。


▲倒木をくぐったり乗り越えたり、これはこれでけっこう疲れます。9:39ころ。


▲沢型地形が残っているのもそろそろ終わりかと思いますね。9:54ころ。


▲予想通り最後の詰めになっています。奥秩父では多い苔の樹林の急登です。9:59ころ。


▲登山道に出る直前です。木の枝をよけながら、ザックに引っ掛かる枝を外しながら進みます。10:08ころ。


▲登山道に出ました。水師(みずし)まで沢装備のまま行くことにしました。最初は緩やかな登りから始まりましたから、水師の西二百数十メートルの標高2280m付近の稜線に出たのではと思います。10:12ころ。


▲水師に着き、沢装備を解除します。10:27ころ。


▲左の山は甲武信ヶ岳2475m、その右は木賊(とくさ)山2468.6m。10:56ころ。


▲甲武信ヶ岳直下のガレ場。11:21ころ。


▲中央少し左のどっしりした山は国師ヶ岳2591.8mでしょう。すぐそばに重なるように奥秩父最高峰の北奥千丈岳2601mも見えるはずです。その右の顕著なピークが金峰山2595.0m、五丈岩も見えています。さらに後方には南アルプスの白峰三山や甲斐駒ヶ岳なども見えていました。11:22ころ。


▲西を眺めると、八ヶ岳がよく見えていました。左から権現岳2715m、赤岳2899.2m(左手前には天狗尾根も見えています)、横岳2829m、硫黄岳2760m、天狗岳2646.3mなどが見えますね。11:23ころ。


▲甲武信ヶ岳山頂を後にして、甲武信小屋へ向かいました。11:48ころ。


▲巻き道経由で戸渡尾根の下降をしています。途中、展望が開けた場所から広瀬湖が見えました。12:32ころ。


▲シャクナゲが満開でした。13:20ころ。


▲標高が下がると、ミツバツツジも満開でした。13:55ころ。


▲唐松の新緑は綺麗でしたけれど、その下の笹はすべて枯れてしまっています。ここも鹿害なのでしょうか? 14:21ころ。


▲ヤマツツジも満開でした。14:51ころ。


▲林道に出ました。バスには間に合いそうです。15:14ころ。


▲バス停です。ちょうど間に合いました。15:32ころ。

 バスに乗って、運転手さんに塩山温泉へ行きたい旨伝えました。どのバス停で降りればいいか聞いたにもかかわらず、そのバス停では何も声をかけてくれず、そのまま終点の塩山駅へ。以前、同様のシチュエーションがあった際には運転手さんが「次のバス停で降りればいいですよ」と声をかけてくださったのに・・・・
駅からのルートはうろ覚えでしたから、みんなに少し遠回りさせてしまいました。済みません。
入浴後、駅近くの中華料理屋さんで打ち上げ。塩山駅周辺には料理屋さんが少ないということもあって、僕の馴染みの店もS原さん馴染みの店も同じでしたね。

今回、30代、40代、50代、60代と各一人ずつの参加メンバーでした。もっと若いメンバーが大勢いて欲しい気持ちはありますが、久し振りに若い方々と泊まりの沢登りが出来て楽しかったです。


奥秩父の釜ノ沢西俣で盛大な焚火を楽しみました 1日目

2016年06月26日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

2016/5/28  YYDに入会したころ、S原さんが「新緑のころに釜ノ沢へ行きますよ」と言うので、僕は即座に「それなら西俣へ入りましょう」と返したのです。これまで2回、釜ノ沢は遡行していますけれど、2回とも東俣ですし秋でした。以前H原君から「西俣はいいですよぉ。焚き木がいっぱいありますし。いつか一緒に行きましょうよ」とも言われていました。H原君との遡行は実現しませんでしたけれど、とても気になっていた沢だったのです。


▲西沢渓谷入口のバス停をスタートです。以前の会では塩山駅前のタクシー会社で泊まり、早朝タクシーでここまで来て、歩き始めることが多かったのですが、YYDでは東京を早朝出発です。まあ、それが普通なのでしょうが、僕には新鮮な感じですね。9:51ころ。


▲西沢渓谷へ向かう吊り橋を渡っています。この沢は東沢。西沢の出合はこの吊り橋の少し下流です。中央に見えている峨々とした尾根は鶏冠尾根です。10:16ころ。


▲吊り橋を渡った先から登山道を離れ、右の踏み跡へ入ります。河原に降り、少し進むと鶏冠谷出合が見えて来ます。中央の暗いところが出合。10:26ころ。


▲鶏冠谷出合の少し上流から山ノ神へ行く山道が現われます。かつては釜ノ沢東俣沿いに甲武信小屋まで登山道としてあったらしいのですが、今では山ノ神までしかありません。しかも、次第に荒れて来ています。自宅に残っていた昭文社のエアリアマップ『奥秩父』(昭和57年発行)では赤い破線で甲武信小屋までの登山道が記されています。
今日はトップをS原さん、続いてSS木さん、彼女の後ろに僕が付いて、K藤さんが適当に前後する、そんな感じですね。10:53ころ。


▲東沢の「ホラの貝のゴルジュ」入口です。11:20ころ。


▲だいたいは東沢左岸の沢床から10m弱上を通っているのですが、時折その山道も沢床へ降りて来ます。泊まりの荷が重いので、女性のSS木さんにはここの岩場はちょっと大変です。11:38ころ。


▲なんとなく見覚えのある巨岩が現われました。山ノ神が近いはずです。11:43ころ。


▲山ノ神前で休憩。11:49ころ。

再スタートしてしばし、僕は大変なことにハッと気付きました。休憩した場所にヘルメットを忘れて来たのです。すぐに走って取りに引き返します。僕は同様の前科があって、これまで2個のヘルメットを置き忘れて失っているのです。今回は珍しく、すぐに気付きました。良かった、良かった。


▲乙女の滝です。登ったことはまだありません。12:29ころ。


▲山ノ神からは沢の中を進んでいます。SS木さんが少し遅れています。まだまだ沢登り3回目、泊まりの沢は初めてですから、沢歩きにも重荷にも慣れていないのでしょう。今回、4人の中ではSS木さんのザックがいちばん重いように感じました。僕の共同装備だった8mm×30mのザイルはK藤さんが代わりに背負ってくれていますから、僕のザックは13kgくらいしかありません。12:32ころ。


▲東のナメ沢の大滝が見えて来ました。スラブ滝が数百メートルと続きます。沢が即・滝なのです。ここも12年前にH原君、S﨑君、M尾さん達と登ったことがあります。なかなかスリリングな登攀でした。最高グレードは5級。12:40ころ。


▲微妙な傾斜の岩場を、思いっきり渓流シューズのフリクション(摩擦)を効かせ、小さな凸凹を目敏く見つけてそれを拾いながら歩きます。SS木さんはまだまだ「滑るのでは」という恐れに支配されて、大胆になりきれません。まあ、誰でも経験です。12:45ころ。


▲前の写真の先で、こんな箇所がありました。傾斜が急で、どうしても滑りそうなのです。S原さんは諦めて右岸を巻くため戻って行きました。僕も試してみますが、これは滑る確率50%以上ですね。僕も戻ろうとした時、K藤さんが越えて行ってしまいました。彼の渓流シューズはフェルト底ではなくゴム底だったのですが、この乾いた岩にはゴム底のフリクションが抜群に効くようです。で、K藤さんがお助け紐を出してくれました。これで僕とSS木さんはここを渡ることが出来ました。12:50ころ。


▲このあたりの岩は花崗岩だと思います。岩が白っぽいせいでしょうか、流れる水の色がコバルト色に染まります。13:04ころ。


▲西のナメ沢出合です。大昔のことですが、ここでアイスクライミングしたことがありましたね。滝の結氷状態が悪く、アックスを刺すとその穴からピュ~ッと水が噴き出しましたね。それでザイルが濡れてすぐに凍って、針金のようになるのです。ザイルをたたむ際はポキポキと折るようにしてまとめなければなりませんでした。それはともかく、ザイルと滝の氷とがくっついて動かなくなった時は驚き、緊張しました。13:09ころ。

西のナメ沢出合でもしばし休憩しました。


▲先頭を歩いているS原さんが立ち止まりました。この先一歩が出ないようです。傾斜があって濡れているので滑りそうなのです。水流の中は意外と流れが強く、あまり入りたくはありません。13:42ころ。


▲結局、戻って下から対岸に徒渉しました。水の勢いが強いので、S原さんがSS木さんと一緒に歩いてあげます。13:44ころ。

金山沢や信州沢への分岐、つまり釜ノ沢出合に到着し、右へ入ります。


▲釜ノ沢へ入るとすぐに魚留滝が見えて来ます。14:03ころ。

ここは滝の左のスラブをS原さんが登り、お助け紐を下ろしてくれました。


▲釜ノ沢のハイライトのひとつ、千畳のナメが始まったようです。14:14ころ。


▲何回歩いても気持ちの良い場所です。14:16ころ。


▲千畳のナメの心地よさは意外なほど長くは続きません。滝の高巻きが幾度か続きます。14:40ころ。


▲釜ノ沢のもうひとつのハイライト、両門ノ滝30mです。過去2回は右の滝を高巻いたのですが、今日は左の滝を高巻きます。15:04ころ。


▲高巻きは思いの外容易でした。踏み跡が比較的明瞭です。15:30ころ。


▲西俣に入ると、小滝が連続します。15:41ころ。


▲こんなナメもあり、けっこう綺麗な沢です。15:46ころ。


▲シャクナゲが咲いていました。15:57ころ。

天場に到着したのは16時台のいつごろだったでしょうか?


▲さっそくタープを張りました。17:31ころ。


▲タープの下流に焚火の場所を決め、焚火をスタート。芯まで乾燥した流木がたくさんあるので、焚火はすぐに燃えだします。SS木さんは夕食係。17:32ころ。


▲豆カレーの出来上がり。18:19ころ。


▲まだ薄暮ですが、焚火の雰囲気が次第に高まってきますね。18:42ころ。


▲焚火はどんな焚火でも心が癒されます。火を見つめていると、心が引き込まれそうです。19:24ころ。


▲K藤さんはマットを敷いて横になっています。そう言う僕もですが。19:34ころ。


▲S原さんも気持ち良さそう。19:36ころ。


▲K藤さんとS原さんの足と足。みんなでの会話も静かにゆっくりと弾みます。21:43ころ。


▲今晩の焚火の特徴は火床の細長さ。上出来の焚火でした。22:17ころ。

僕は焚火の夜は、語り合う友とチビリチビリと飲める酒さえあれば、何時まででも大丈夫です。
でも、酒もほぼなくなり、みんなだんだん眠気に支配されつつあるようです。


▲向うからS原さん、K藤さん、SS木さん。今晩のタープは僕のタープです。YYDではあまりタープ泊まりはなかったようですね。沢の泊りはタープがいいですよ。22:34ころ。


今年初めての焚火をナメラ沢で

2012年07月20日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

せっかくの3連休、沢の中で泊まってまったりとしたいと思っていました。メンバーはS子と沢中ビバーク未経験のK美さんですから、易しくて楽な沢を探しました。いろいろと候補はありましたが、2人が確実に満足できる沢ということで選んだのがナメラ沢です。

S子は25年前にも僕と二人で遡行したことがありますが、そんなに昔ですから初めての沢といった感覚でしょう。それにその時は“耐寒ビバーク訓練”を兼ねての遡行でした。5月上旬に源流部でシュラフカバーとツエルトでのビバーク。朝目が覚めると、周囲は凍っていました。詰め上げた稜線にはまだ雪がたくさん積もっていて、地下足袋のまま下山したものです。

僕は他にも2回遡行経験がありますから、今回で4回目のナメラ沢。直近では一昨年の7月に訪れています。

2012/7/15  塩山駅から8:30の西沢渓谷行バスに乗って約1時間。雁坂峠入口で下車。すぐ近くに「道の駅みとみ」がありますから、ちょっと寄ります。

003

▲イワツバメが飛び交い、庇の下の巣へ出入りしています。その巣の中には写真のような巨大な楕円球状の集合住宅が………??? よ~く見るとただとまっているだけで、出入りはしていません。球状のものもスズメバチの巣のようです。今はハチの姿は見えませんが、イワツバメとスズメバチは共存できていたのでしょうか? 9:49ころ。

008

▲雁坂峠へ歩いて行くと、林道終点が沓切沢橋になっています。そこには「ここは沓切沢ではありません」という看板が立っています。実際、この橋がかかっている沢は唐松尾沢だと昭文社の地図や昔の遡行図には出ています。クッキリ沢はもっと先で登山道と出会っています。どうしてこの橋の名前が沓切沢橋となってしまったのでしょう?

その不思議な橋から少し山道を進むと写真のような看板が現われます。左下へ踏み跡を下ると、そこは峠沢です。11:16ころ。

011

▲右の沢が峠沢です。ここで少しの腹ごしらえと沢支度をしました。11:21ころ。

峠沢をほんの少し下降するとナメラ沢出合です。

014

▲右が峠沢で、左がナメラ沢。12:14ころ。

016

▲ナメラ沢はその名の通りナメの多い沢。さっそく現われるのが「くの字」のナメです。12:24ころ。

017

▲堰堤状5m滝。12:26ころ。右端を登ります。念のためにお助け紐を出しました。

源流部の小滝を除くと、この滝が唯一のナメやナメ滝ではない滝です。

019

▲途中、クリンソウの群生がありました。花期は終わって実を付けています。12:42ころ。

お寺の屋根の上の柱状のものを九輪とか宝輪と言うそうです。それに似ているからクリンソウだとか。

028

▲ナメラ沢はこのようなところが多く続きます。心地よい! 13:17ころ。

029

▲向こうに10×20m滝が見えて来ました。天気も最高です。13:19ころ。

035

▲10×20m滝です。13:22ころ。10は滝の高さ、20は滝の長さを表します。sin(サイン)の値が0.5ですから、この滝の傾斜は30度ということでしょうか?

039

▲ナメやナメ滝の多い沢は遡行図(一番新しい記録が掲載されている『東京起点 沢登りルート120』を参考にしています)との照会が難しいですね。人によっても表記の仕方がまるで違いますし。7×10mかなとも思いますが、右の支沢の滝を15×30mとしていますから変ですよね。支沢の方が傾斜が強いですから。13:43ころ。

042

▲足を止め、目線を下げて、そこを流れる水のさまを眺めるだけでも感動があります。13:55ころ。

046

▲天場になりそうな場所を探しながら歩いていました。幾つかあったのですが、まだ時刻も早いのでもっといい場所をと、先に期待をしていました。そして出て来たのがこの場所。14:14ころ。

すぐに思い出しました。一昨年、泊まった場所です。049

▲岩の隙間に綺麗な蛾がいたので撮影しました。オオミズアオ(大水青)と言うそうです。14:59ころ。どうやらこの個体は♀のようです。

051

▲タープを張りました。15:42ころ。さっきから同じ岸の山側のすぐ近くで鹿がずっと啼いています。警戒音を発しています。鹿にとってもこの場所は居心地が良いのでしょうね。僕たちに立ち去って欲しかったのでしょう。

054

▲焚火の場所も一昨年と同じです。この辺り、流木は少ないのですが倒木はたくさんあります。まずは土台となる木を敷きます。以前の炭もその下にあるので、土台としては申し分ありません。15:54ころ。

055

▲新聞紙を丸めて置き、その上に細い小枝をたっぷりと載せます。新聞紙に点火すると、中心部に熱がこもるように、見守ります。小枝が良く乾いていたのでしょう。今回は一発で成功しました。16:00ころ。

それからはあまりむやみにかき回したりせず、だんだんとより太い枝に火を燃え移らせます。

060_2

▲焚火が安定したところで、サプライズ! なんと、K美さんがヤマメを自宅から持って来たのです。釣りを始めたのは知っていましたが、自宅そばの川で釣ったヤマメを冷凍して持って来ていたとは! 17:19ころ。

062

▲写真に撮るのを忘れて、最後の残り物をパチリッ! 僕の定番メニュー高野豆腐+漉き昆布です。18:21ころ。

交代交代におかずを作りながら、ぼちぼちと食べ進むのが僕は好きです。当然その間にもチビリチビリと焼酎のお湯割りは飲み続けます。焼酎は屋久島の「三岳」、お湯は焚火にかけたビリー缶からですからほんのりと木だか炭だかの味がします。

063

▲焚火周辺はこんな感じ。まだ18:22ころですから、薄明るいのです。フラッシュをたいていますから、火の赤みも消えてしまいます。S子は少し寒いと言って火のすぐそばに移って来ました。

066

▲ちょっと小ぶりなヤマメです。美味!美味! 18:53ころ。

070

▲またまた写真を撮り忘れました。K美さんの作った豚汁です。18:57ころ。

K美さんのザックの重量がやたらに重いので不思議に思っていましたが、天場に着いてからその訳が判明。ヤマメとビール1缶は大歓迎ですが、豚汁用の大根、人参、豚肉、コンニャク、………、その量の多いこと!多いこと! これでは重くなるのも当然。

それでも、共同装備から少しは持ってもらいました。強いですからね。

074

▲S子がフライパンを使って焼きビーフンを作りました。20:04ころ。

み~んな美味しかったですよ。

076

▲焚火を実際見ているのと同じように写真に撮るのは難しいことです。それ以上に、焚火の傍らで夜を過ごす心満たされる感覚を伝えることはほとんど不可能でしょう。

会話が途切れて焚火のはぜる微かな音しか聞こえなくなっても、そういう一瞬の方が豊かに感じられるほどですから。20:05ころ。

082

▲おやすみなさい。21:45ころ。

2012/7/16  一昨年も同じ7月に同じ場所で寝ました。今年の方が暖かい夜でした。まったく寒さを感じません。途中、用足しで一回目覚めましたが、あとは熟睡。

001

▲山で焚火をする際は、夜は火を消しません。主な燃え差しは離して置いて、熾きには風で舞い上がらないように石を載せておきます。風が強い夜は石をびっしりと置きます。夜中目が覚めた時に、もし少しでも火の粉が見えていたら要注意! 

穏やかな夜でしたから、焚火は寝る前と同じです。

004

▲少しの新聞紙と少しの細い小枝、要領は前日と同じですが、いとも簡単に炎は上がります。明るくなったばかりの谷間に灰青色の煙が棚引いて行きます。4:45ころ。

007

▲朝食当番はK美さん。メニューはうどんです。ウィンナーもたっぷり入った豪華なうどん。5:44ころ。

009_2

▲最後に小さなゴミ拾いをして、いよいよ出発です。気持ちの良い天場でした。7:29ころ。

019

▲この辺りから綺麗なナメのスタートです。何メートルあるのでしょうか? 7:50ころ。

021

▲まだナメは続きます。7:51ころ。

025

▲これまでもそうですが、綺麗な沢にも倒木くらいはあります。8:21ころ。

032

▲二俣を過ぎると、傾斜がきつくなります。8:31ころ。

039

▲谷も次第に狭くなってきました。8:47ころ。

044

▲マタタビの花です。8:52ころ。

049

▲水の流れも細くなり、源流の様相です。9:07ころ。

055_2

▲水もほとんど涸れて来ました。9:34ころ。

060_3 065 067

▲ツメは忠実に沢型から逃げずに登って行きます。最後は赤紐に導かれるようにして、ゴロゴロの岩の間を詰め上げます。上から10:10、10:53、10:58ころ。

068

▲登山道に飛び出す一歩手前です。11:04ころ。手前の岩のところで、装備解除しました。

074_2

▲歩きながら「シャクナゲはもう終わったよね~ぇ」と喋っていたら、こんな白いシャクナゲがここだけで現われました。キバナシャクナゲかなぁと思うのですが。11:54ころ。

077

▲どうやら山の稜線にだけガスがかかっているようです。ときおりガスが飛ばされて青空が見えると、とたんに夏の暑さに見舞われます。12:01ころ。

079

▲まあ!とげとげの草だこと!と思っていたら、調べると小灌木なんですね。ハリブキという名前です。12:22ころ。

081

▲稜線を歩いていると、このように樹々が立ち枯れしている箇所が何箇所も出て来ます。12:24ころ。

縞枯れ現象なのでしょうか? それとも、酸性雨などの環境変化が原因なんでしょうか?

089

▲雁坂峠を過ぎて、高度を下げると、ガスは完全に周囲からは消えました。目の前の谷沿いに下って行くのですが、まだまだ先は長い。14:06ころ。

091

▲やっと見覚えのある沓切沢橋が見えました。ここからは林道歩きですから、暑さが身にこたえます。15:34ころ。

093

▲林道脇の広場に鹿が3頭いました。そのうち山へと逃げて行きました。15:52ころ。

「道の駅みとみ」に着いたのは16:50ころ。すでにバスは終わっていたのでタクシーを呼んだ。

思いのほか早く来たタクシーで塩山温泉へ向かいました。ぬるぬるした泉質で石鹸が洗い流せたかどうかはっきりしません。塩山に来た時にはよく入る、いい温泉です。

温泉を出たところに、無料の桃が置いてあって「ご自由にお食べ下さい」と書いてあります。遠慮なくそこでむいて食べましたが、すごく甘~い!

塩山での打ち上げのお店は『菊亭』です。以前は一定していなかったのですが、大菩薩の山小屋「丸川荘」のHPに出ていたのを読んでからはここになりました。

K美さんは麒麟ビールから入ります。僕は黒霧島のオンザロック。芋焼酎です。

僕は4杯くらい飲んだと思いますが、お会計が滅茶苦茶安過ぎたような気が………。電車に乗ってから気づいたのですが、お店の方が間違えたのではないでしょうか?

お会計はともかく、このお店でも桃をたくさん貰ってしまいました。白桃3個とプラムのような外見の桃20個くらいです。K美さんと分けて貰いました。甘くて美味しい桃でした。