2014/4/6 何となく雪山に行きそびれていたので、とにかくまずは気楽に歩けるところをと、谷川連峰周辺の山を日帰りで歩くことにしました。
天気予報が毎日微妙にコロコロと変わるので、新潟県にしようか、長野県にしようかと迷い続けましたが、最終的には谷川連峰のいちばん南側、なんとかまだ雪があるだろうと思われる大峰山に登ることにしました。
▲ノルン水上スキー場です。営業は3月いっぱいで終了。ですからこんな状況です。中央の山は雪の時季に登ったことのある吾妻耶山1322.7m。9:03ころ。
▲後方の奥に見える山は武尊山2158.0mだと思います。9:28ころ。
▲北方の山々です。晴れていれば谷川岳も見えていいと思うのですが、その手前の山々しか見えていません。9:47ころ。
今日は新潟県側の方が早めに崩れるという天気予報でした。県境の雲は切れることがありませんが、僕たちの上空はまだ快晴です。
▲スキー場を抜けて、稜線へ向けて急斜面を登りました。10:03ころ。
▲こんな登りも春山の楽しさですね。林に透けてスキー場が見えています。10:11ころ。
▲イノシシの足跡だと思うのですが・・・・ 同じ偶蹄目のシカと似ているのですが、副蹄がシカより低い位置にあるので、はっきりと残るのです。びっくりマークがふたつ並んだような足跡になるのです。 !! こんな。10:15ころ。
▲麓からも見えていた塔が出て来ました。しばし休憩。柵内の積雪メジャーでは80cmと読み取れました。10:28ころ。
▲麓からはひとつの鉄塔しか見えていなかったのですが、長く平らな山頂付近には幾つもの塔が建っていました。そして、電柱と電線も。10:49ころ。
▲展望台のようなものがありました。でも、木の葉が茂ると展望はまったく望めませんね。10:51ころ。
▲稜線には強風のせいで雪が積もりにくいのでしょう。雪解けが始まって、もう地面が現われています。11:04ころ。
▲キレットの長い階段が現われました。ここの状況が心配のひとつでしたが、雪がまったく無くて無雪期と変わりません。ひと安心です。11:14ころ。
▲キレットの隙間から東を望むと、麓の大峰沼が見えていました。11:14ころ。
この階段のすぐ続く上部がカチカチに凍った部分があって、ちょっとヤバかったですね。ここだけのためにわざわざアイゼンを付けるほどでもないですし、ザイルも常に携帯していますが、出すほどでもありません。無事に何事もなく渡り終えましたが、この辺りの判断はいつも難しいと感じます。
あまりにも心配し過ぎて、安全への対処ばかりに時間を費やし過ぎると遅くなってしまいます。遅くなること自体も危険要素のひとつです。
そんな時は、第六感というか、虫の知らせというか、心のざわつきというか、何かしら自分の心中に発生する違和感のような感覚に忠実に動くことにしています。
▲後方の峠は大沼越。そこから大峰沼に降りるのです。12:05ころ。
▲大峰沼は所々氷が融け始めていました。氷の上を歩こうとしたのですが、薄氷部分があって止めました。12:17ころ。
▲完全に氷が融けている箇所もありました。写真に見えている稜線を右から左へ歩いたのです。中央に楔で切り取られたような場所がキレット、長い階段があった場所です。12:21ころ。
▲大峰沼の北側湖畔で休憩。S子とK嶋さんです。12:45ころ。
この大峰沼は学術的に貴重な高層湿原で、県の天然記念物にも指定されているそうです。
▲大峰沼から上牧駅へ下る登山道はあまり地形的に特徴のないルートですから、雪に隠され見失ってしまいました。それでも、だいたいの見当はつきますから、すでに雪の消えている登山道を発見。S子は左から、K嶋さんは右から登山道へ合流します。13:19ころ。
▲このころから雪が降り出しました。天気予報通りですが、思いの外、晴れの時間が長かったので嬉しかったですね。13:38ころ。
気象庁のHPを見ると、この日のみなかみ町には15cmの降雪があったことになっています。主に夜に多く降ったようですね。
▲駅への道すがら、フキノトウがたくさん生えていました。そのうち5つだけいただいて、持ち帰ることに。その後、テンプラにしていただきました。フキノトウは春の味がします。13:40ころ。
▲町場のルートファインディングは苦手なので、途中、地元の方に教えていただいたりしながら、無事に利根川を渡るこの橋まで辿り着きました。14:36ころ。
▲上牧駅です。予想外に早く駅に到着しました。14:44ころ。
駅周辺にはお店がないので、高崎駅で下車して打ち上げ。ただし、K嶋さんは所用のためそのまま帰宅しました。残念! またの機会にゆっくり語り合いましょう。