2016/4/24 一昨年の10月にO橋君と日和田で最後の岩トレをして以来、本格的な岩トレはしていませんでした。沢登りからも当然ご無沙汰でした。ザイルパートナーがいない悲哀を噛みしめていたわけですが、そんな状況から抜け出そうと山岳会に入ったのが今月。YYDのメンバーとの初日和田が実現しました。
YYDは沢登りと雪山中心の山岳会ですが、岩トレはさほど重要視していないようです。実際の沢の現場重視という考え方も分からないではないですが、基本的なクライミング能力やザイルワークなどはやはり岩トレから学ぶことは多いと思います。そんな考え方に共感してか、岩トレをしてみたいと考えるメンバーが集まって実現したのです。有り難いことですね。YYDに感謝です。
さらに有り難いことに、Y根君も誘いに応じてくれました。前日に二子山でクライミングしていて、夜遅く帰宅したにもかかわらず、同じ集合時間に集まってくれたのです。この2年間ほどはコンスタントにフリークライミングに時間をかけられているようで、もともとの素晴らしい素質が開花し始めました。先週には二子山の任侠道(5.12d)をRPしたとか。
今日は3級中心の岩トレだということは通知済みですから、完全に手伝いに来てくれているのです。感謝! 感謝!
▲そのY根君(左)はK谷さんと組みました。何やら熱心に教えているようです。11:08ころ。
この日は昨晩から早朝までの雨のせいで日和田の岩は濡れていました。日和田は濡れると滑り易い岩ですから、苦労します。風通しの良い上部はほぼ乾いていましたが、下部はなかなか。
▲男岩南面の左ルートをK田さんがフォロウしています。11:13ころ。
▲男岩南面中央のルートをT口さんがフォロウ。12:08ころ。
▲毎回、ザイルを懸垂下降にセットし降りて来ます。懸垂下降しているT口さん。12:20ころ。
▲早くもT口さんがリードに挑戦! 先ほどトライした左のルートをリードします。すごくスムースにリードしてしまいました。12:30ころ。
▲リード後、確保するT口さん。セルフビレイのシュリンゲが長過ぎたので、とりあえず結び目で短くしました。あと、8環の位置が体に近すぎる点を指摘しました。12:49ころ。
▲懸垂下降するK田さん。13:05ころ。
▲Y根君たちは男岩南面の右隣りの易しいフェースで練習していました。K谷さんがこれから懸垂下降するようです。なんと! S子も加わっていました。この後、S子とK田さんをトレード。13:32ころ。
▲T口さんは続いて中央のルートをリードしました。これまたスムース。13:48ころ。
▲今度はセルフビレイ(体の向こう側)も8環の位置も完璧! 14:00ころ。
▲フォロウしてくるS子。S子も長いブランクがあったので、苦労しています。14:08ころ。
▲最後に男岩南面の右ルートを僕がリードし、トップロープをセットしました。上から3つの赤い矢印部分が垂直なフェース。僕は自分では「三段フェースルート」と呼んでいます。4級プラスですが、右のカンテを使用しないなどの限定を加えていますから、5級マイナス程度あるかもしれません。久し振りにこのレベルをリードしましたから、なかなかに苦労。何度も休んだり、踏ん切りがつかなかったり、でも、やっとこさっとこながらもリードすることができました。ほっ・・・・
とりわけ腕の筋持久力が低下していますね。早く戻さなければなりません。
写真はK田さん。クライミングシューズではないので、最初の小さなスタンスになかなか立てず、ギブアップ。T口さんは2度トライして、右のカンテを使う反則(?)があったものの、登り切りました。K谷さんは微妙に遠慮。
そして最後に、真打登場! Y根君です。何の苦労もなしに、どこが難しいのかも察知させることなく簡単に登攀。身長は僕と変わらないはずなのに、僕より簡単に遠くのホールドを掴んでいました。やっぱり12クライマーは違う! 15:34ころ。
Y根君にトップロープ等の回収をお願いし、終了。馴染みの店が5時オープンですからその時間にちょうど着けるよう調整しながらの終了時間でした。僕のもくろみ通りに、「しょうへいうどん」には5時少し過ぎに最初の客として入店。6人全員でクライミング談議に花を咲かせました。
僕は少々はしゃぎ過ぎたようで、アルコールもいつもより多めに入りました。S子が隣りで冷や冷やしながら監視していたようです。