2016/7/28 この山日記を書き始めたのはちょうど一ヶ月後の8月28日。書けないことはなかったのでしょうが、僕にとってはいろいろと多忙な日が連続していました。
と言うわけですから、一ヶ月前の記憶を呼び覚ましながらの記録です。
これまでS子と盆堀川に2度沢歩きに来ました。盆堀集落から棡葉窪出合付近までがまだ歩けてはいませんが、そこはまたの機会にして、今回は盆堀川が千ヶ沢(ちがさわ)や金堀沢と名前を変えるところから千ヶ沢を歩くことにしました。しかも、稜線までは行かずに、林道が終了する地点までとします。
▲棡葉窪出合付近まで武蔵五日市駅からタクシーで来ました。今日も遅い出発です。10:24ころ。
▲石仁田沢を過ぎてすぐ、対岸に支沢の流れが見えました。調べてみると、松株窪という名前のようです。刈寄山西の肩に上がることが出来るようです。10:50ころ。
▲二俣に到着です。ここで盆堀川はその名前を失います。右俣は千ヶ沢、左俣は金堀沢となります。11:00ころ。
▲千ヶ沢出合です。11:01ころ。
前回の終了点(装備解除地点)に降り、そこで沢装備を整えました。
▲沢歩き開始です。すると、いきなり小滝と釜が。小滝も1mはなく、釜も腰よりは浅いのでしょうけれど、最初から無理はしません。即、林道へ戻ると決定。11:50ころ。
▲林道から再び沢へ降りて来ました。11:56ころ。
▲今日はS子はストック持参です。でも、「木の枝の方がいいなぁ」と言っていました。11:57ころ。
▲小さな沢ですけれど、立派な渓谷美ですね。でも、箱庭みたいに小さいのです。12:00ころ。
▲こんなどれほどでもないような、小さな水の落ち込みを歩くのも楽しいのです。12:11ころ。
▲すぐ横を林道が通っているとは思えない、奥深い自然に見えますね。12:19ころ。
▲植物も呼吸をしています。その吐いた息の中の水蒸気が冷やされて水滴になったのですね。12:23ころ。
▲後ろを林道が通っています。こんなに近いのです。12:27ころ。
▲ここで休憩をゆっくり取り、ふたたびの出発。先を急ぐ旅ではありません。13:07ころ。
▲タマアジサイの花にヨツスジハナカミキリがとまっていました。13:14ころ。
▲ハナイカダの実は黒いんですね。13:17ころ。
▲スケールは小さいですが、岩盤の上を水がさらさらと流れています。13:19ころ。
▲穏やかな流れ。水面に覆っている森が映ります。13:21ころ。
▲ピンがなかなか合いません。タマアジサイの花です。13:29ころ。
▲流れに落ちたイワタバコの花が集まっていました。13:40ころ。
▲イワタバコの花の中にはもうひとつの花が。13:43ころ。
▲今日の最深部。13:49ころ。
▲石津窪出合です。13:54ころ。
▲なにやら奇妙なものが生えていました。調べてみると、どうやらシラウオタケと呼ばれるもののようです。地衣類なのかキノコ類なのか微妙なようですね。14:23ころ。
▲だんだんボサや倒木が多くなってきました。14:32ころ。
▲ここでまた休憩し、これから再再度の出発。あくまでものんびりと。15:01ころ。
▲倒木くぐりもけっこう体幹が鍛えられますよ。15:11ころ。
▲邪魔者がいっぱい。15:16ころ。
▲踏み抜かないよう、注意しながら。倒木の上を歩くのもけっこう疲れます。15:24ころ。
▲どっひゃー! まったく予期せぬものの出現です! 千ヶ沢にこんな大滝があるなんて! 15:24ころ。
▲ゆうに8mはありますね。流れの右が登れそうに思えます。でも、今日は登攀用ザイルもありませんし、何より心の準備がありませんから、登りません。15:26ころ。
▲大滝の右下ではカエルが岩を登ろうとしていました。15:30ころ。
▲滝の右を高巻くことにしました。15:37ころ。
▲高巻き上部は泥壁で足の踏ん張りが不安定でしたから、僕だけ先に登って上からS子のためにザイルを出しました。15:50ころ。
▲巻き終えて、大滝の落ち口へ目をやります。15:59ころ。
▲大滝出現の後なので、この千ヶ沢が少し立派に思えます。16:00ころ。
▲橋が見えて来ました。おそらく林道終点間近の橋でしょう。16:08ころ。
この橋の左手前から林道へ上がることにしました。
▲上がった林道で遡行終了です。装備も解除。16:29ころ。
念のため林道を奥に歩いてみると、案の定、すぐに終点でした。森林作業の方の車でしょう、1台停まっていました。
▲さあて、ぼちぼち帰りましょう。16:50ころ。
▲キツリフネ。17:13ころ。
いつも通り、『音羽鮨』で打ち上げをしました。
千ヶ沢は盆堀川よりも標高差がありますから、数10cmくらいの極小滝がそれなりにあります。沢歩きとはいえ、ミニ沢登りの感覚も味わえました。
しかも、最後に8mほどとは言え、千ヶ沢にしては大滝が出現! 充実したフィナーレでした。