2015/9/12 腰の状態が悪くなってから、一ヶ月ほど経過しました。少しは良くなってきた腰が軽いハイキングにどの程度耐えられるかをテストする山行です。日の出山山頂に到着するまでは問題はありませんでした。
▲晴れて空気が澄んでいると、スカイツリーも見えるのですが、今日は無理ですね。人ごみの山頂は早々に退却です。13:32ころ。
▲いつもはここから御岳山方面に向かうことばかりでしたから、この登山道を最近歩くことはありませんでした。それがいつの間にか、こんなに幅広くて大掛かりな階段の登山道になっているとは! 階段は嫌いです。13:38ころ。
▲麻生山794mが見えています。昨年の2月10に金比羅尾根をS子と二人で歩きました。あの大雪の後です。このあたりを18:40ころに通過しています。もちろんすでに真っ暗。御岳山方面へ向かう予定だったのですが、この付近でつるつる温泉へ下山するよう方針転換しました。時々、無茶をしますね。反省。13:58ころ。
▲山のハギは満開になることもなく、控えめに咲いています。13:59ころ。
▲シラヤマギクかな? こういうキク科の花は区別が難しいですね。花に止まっている甲虫はコアオハナムグリ。14:00ころ。
▲ヤマジノホトトギスに今日は数え切れないほど出会いました。14:03ころ。
▲タテハチョウの仲間だとは思ったのですが、名前は知りませんでした。ネットで調べると、ウラギンヒョウモンですね。裏側しか写せなかったので、上から翅の表側を写そうとしたのですが、飛び去ってしまいました。14:04ころ。
▲キンミズヒキです。他にミズヒキやギンミズヒキがありますが、キンミズヒキはバラ科、後の二つはタデ科なんですね。14:05ころ。
▲花がコウヤボウキに似ていますが、コウヤボウキはその枝で箒を作るくらいですから木。この花は草のようですね。調べると、カシワバハグマ(柏葉白熊)。葉が柏の葉に似ていて、花が白熊(はぐま)に似ているから付いた名前だそうです。はぐまとは仏具で払子(ほっす)のことだそうです。ヤクの尻尾で作るのだそう。昔からチベットとの交流があったのでしょうかね? 14:10ころ。
▲暗くなってきているので、写真が少しぶれています。このあたり、岩壁になっていて、急な下りでした。おそらくは石灰岩でしょう。近くに鍾乳洞があるくらいですから。14:24ころ。
▲鍾乳洞小屋はなくなっていたのですね。知りませんでした。鍾乳洞が閉鎖されたことは知っていましたが。14:36ころ。
一度、養沢鍾乳洞へ入ったことがあります。ずいぶん昔のことですが。
ここに建っていた小屋でお金を払い、ヘルメットと懐中電灯を借ります。さほど大きな鍾乳洞ではありませんが、平面的な鍾乳洞ではなく、けっこう3Dな鍾乳洞ですし、腹這いにならないと潜れないような狭い箇所があったりもします。なかなか楽しい鍾乳洞でした。
その時は、途中で借りた懐中電灯が消え、一人で来ていましたから、真の暗闇にたった一人取り残されてしまいました。一歩も動くことは出来ません。幸運にも他の入洞者が来てくれましたから、一緒に外に出ることが出来て、助かりました。
▲養沢川の支流に沿って登山道を下ります。14:45ころ。
▲最後の休憩を沢の流れの横でしていると、S子が「何か動いてる!」と言います。僕からは全然見えませんでしたし、それがクマだと嫌なので、口笛を吹いてみました。するとS子が「いやだ~っ! こっちに来る!」と逃げ腰になってます。僕もやっとその動いている獣を確認できました。すぐ近くをこちらへ下ってきます。突然のことなので少々恐怖感もありましたから、「ひょっとしたらクマかも」という思いもあります。でも、クマではないことはすぐに分かりました。ひと安心。一瞬、犬のようにも思えました。それはそれでかなり怖い! でも、犬ではないこともすぐに分かりました。ニホンカモシカです! ニホンカモシカ! 15:02ころ。
▲じっとこちらを見ています。山でニホンカモシカと出会うと、いつもそうです。じっとして暫くこちらを凝視し続けます。
山の斜面を降りて来て、山道で立ち止まり、僕たちを観察しています。僕はカメラを構え、まずは一枚撮り、望遠にしてもう一枚撮りました。その間、ニホンカモシカはじっとしています。15:02ころ。
▲それからおもむろに、降りて来た山を登り返して行きました。山の向こう側に姿を隠す直前にも、振り返ってこちらをじっと凝視します。15:02ころ。
▲舗装道路に出ました。15:19ころ。
▲登山口には公衆トイレもありました。「柿平園地便所」と記してありました。15:20ころ。
▲昔のいろいろな碑が集められていました。いちばん向こうにはお地蔵さまも。15:37ころ。
▲上養沢バス停です。次のバスの時刻が16:35ですから、次のバス停まで歩くことにしました。15:43ころ。
すぐそばのバス停は「大岳鍾乳洞入口」です。
▲養沢神社がここにはあります。こんな石像があったかどうかは記憶にはないのですが、龍の石像がありました。こちらは海の龍。15:57ころ。
▲こちらは山の龍? 15:57ころ。
▲養沢神社です。右の巨樹はとちのき。神社の右にサルギ尾根の登山口があります。昔は踏み跡程度だったサルギ尾根も今ではしっかりと標識付きの登山道になっています。15:57ころ。
武蔵五日市馴染みの「音羽鮨」で打ち上げをしました。
▲最寄り駅で降りて、自宅へ向かうと、お祭でした。20:18ころ。
▲道路を何キロも交通規制して、一晩中お祭は続きます。20:19ころ。
腰痛の回復度をチェックするための山行でした。その結果報告です。
下山後は特に問題はありません。翌朝は、腰回りが筋肉痛になっていました。筋肉痛であって、腰痛ではありません。でも、何でもない頃にはこんな風に腰回りが筋肉痛になるようなことはなかったわけですから、やっぱり腰痛の影響ではあるのでしょう。
翌々日も、より筋肉痛が酷くなっていました。まあ、年齢の影響で二日目くらいに最も影響が現われますから、これは想定内ですね。そして、三日目以降は元に戻りました。
完全に腰痛が治ったわけではありませんが、かなり回復しているようです。