ニホンザル（食痕）？？（上高地／長野県松本市安曇）

梓川右岸、田代池から河童橋に向かう遊歩道を歩いていると、木道の上に何かが散らばっていました。近寄って見ると、マツの種でした。大きさから考え、チョウセンゴヨウのものだと思います。少し離れたところには、食べられた松ぼっくりもいくつか落ちていました。立山・室堂平でハイマツの松ぼっくりをホシガラスが食べるところを見たことがあるので、これは当然ホシガラスが食べた痕だと思いました。

帰宅して、関連のウェブサイトを見ていると、「松ぼっくり食べるサル」と書かれた記事がありました。「…ニホンザルは松の中でもチョウセンゴヨウの松ぼっくりを好む。この時季、口の周りを松やにで黒くしたサルや、食べた後の芯だけになった松ぼっくりをよく目にする…」（ウェブサイト『信州山小屋ネット／秋の訪れ…松ぼっくり食べるサル 北ア・横尾付近』参照）
https://www8.shinmai.co.jp/yama/article.php?id=YAMA20180821010388

松ぼっくりに残されたニホンザルの食痕を見たことはありませんが、周囲の状況や標高などを考えると、どうやらこの松ぼっくりを食べたのはニホンザルのようです。

《木道の上に散らばるチョウセンゴヨウの松ぼっくりを食べた痕 2018/09/28》

《木道の上に散らばるチョウセンゴヨウの松ぼっくりを食べた痕 2018/09/28》 

《食べられたチョウセンゴヨウの松ぼっくり 2018/09/28》 

※　「体調」と「台風」のため2回引き延ばしていた夫婦の結婚記念（40数年目）旅行に、1泊2日で上高地に行ってきました（9月28日～30日）。「体調」「気力」「余裕（時間ではありません）」「（互いの）気持ち」、『この年になるとそれらが皆そろって旅行にでかけられる機会はなかなか来ないから、行けるときに行っておかないと』。言われるとおりだと思います。できれば、私は生きものの影の濃い初夏から夏に行きたかったのですが…。初日は穏やかな晴れ、午後遅くから少し雲が出てきましたが、焼岳から穂高まで素晴らしい眺めでした。「（二人とも）ぎっくり腰」「（私の）深刻な便秘」「（私の）脳梗塞後遺症」などをなだめすかし、河童橋から田代池までなんとか往復してきました（ブログのネタも少しだけ手に入れました）。夜には台風24号の影響で天候が崩れ始め、楽しみしていた満点の星空は見えませんでした。翌日は雨、帰りに平湯温泉に立ち寄って温泉に入り、夕刻前には帰宅しました。

《河童橋から見た穂高連峰と梓川 2018/09/28》