ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“言い訳する ウソをつく 人のせいにする”

2017-05-02 06:32:32 | 病状
 毎度お馴染み、私のルーティン・ワーク=ゴミ拾いの話です。土日の休日には、週日とはコースを変え、それぞれ違うコースにしています。その週一回のゴミ拾いでの出来事が今回の話です。

 利用者のお行儀にやや難ありの公園のゴミ拾いを終え、いつものように袋一杯になったペットボトルやら空き缶やらの資源ゴミを公園近くのコープの店に持ち込みました。

 コープからの帰り道、珍しいことに車道の北側の側溝を掃除している人を見かけました。私より少し年配らしく、どうやらすぐ北側にあるマンションの清掃員のようでした。何気なしに見ていると、何と掃き集めたゴミを排水口に落としていました。排水口は結構深く、その上に格子状の重い鉄製蓋が被せてあります。しかも、その蓋はそれなりの道具がなければ外せません。近くにはチリトリが置いてありました。

「ご苦労さまです。せっかく集めたゴミなのに、それを排水口に捨てるんじゃ詰まってしまうんじゃないですか?」つい声を掛けてしまいました。
「大丈夫、一週間に一回は蓋を外して掃除しているから」ひょいと顔を上げ、そう話した顔は少しこわばって見えました。
「道理で、いつもこっちの側溝は綺麗だと思っていました。反対側の側溝だと、いつも吸い殻とかが落ちていますからねぇ・・・」と話を逸らしてみました。
「こっちはこんなふうにして、・・・一週間に一回は蓋を外して掃除しているから」その人はもう一度繰り返しました。

 私には半分ウソだとわかりました。私も毎週、車道の両側の側溝を見回っています。北側の側溝でゴミが落ちていたことは滅多にありませんが、その北側の排水口が綺麗になっていたこともありません。トングでは排水口の中まで届かないので、私もそのまま放置していたのです。そんなことを思い出しながら、私は会釈をして黙ってその場を後にしました。

 恐らく清掃員自身、自分でも後ろめたさがあったのでしょう。私の言葉を自分への非難としか受け止められなかったのだと思います。

 “言い訳する ウソをつく 人のせいにする”

 アル中の人が酒を咎められたときにやる定番、自衛本能によるお決まりの思考パターンです。どうやらアル中に限らずごく普通の人でもやるようで、いくつになっても自衛本能は健在のようです。



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