ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

やった~、AAのミーティングで司会を20回!

2019-08-23 05:59:57 | 自助会
 昨年の8月に初めてAAのミーティングで司会をやってから、早くも1年になります。この間、都合20回も司会の機会を与えてもらいました。最近は、挙手して積極的に発言してくれる人も現われ、司会が板に付いてきたと言ってくれる仲間もいます。

 司会をして思い知らされたのは、テーマがいかに大切かということです。出席者の記憶を呼び起こし、自ら経験を語り出すように仕向けられるのは、偏にテーマ如何によります。

 もちろん、司会者が導入のために話す内容もそれなりに大事なのですが、導入話の方は出だしの1、2分でテーマの趣旨をうまく説明できれば上出来で、後は出たとこ勝負でどうにでもなるようです。

 最初の頃は、会の進行上、どのタイミングでどんなことを言うべきか、私も理詰めでシミュレーションしてみたものです。が、当てにならない私の記憶力では、これも無駄な努力とわかりました。

 実の話、出席者の多くは司会者の導入話などあまり聞いていません。断酒歴が長いと目される人たちは、テーマに沿った自分の体験を思い起こすのに懸命です。精々、断酒歴1年ぐらいまでの人しか話に聞き耳を立ててはくれません。ですから、最初の1、2分が真剣勝負となります。

 司会者として私が出したテーマは、主に次の6つでした。いずれもAAミーティング・ハンドブックの内容に因んだ言葉で、私なりに少し工夫したものも入っています。

 ● 断酒を始めて気づかされた困ったこと/良からぬ考え(6回)
 ● 自分に正直になる(3回)
 ● 行動に移す(3回)
 ● ありのまま 受け入れる(3回)
 ● 古い考えを捨てる/手放す(2回)
 ● 転機(2回)

 これらのテーマに私は、私自身の断酒体験から得られたメッセージを込めたつもりです。クロスアディクション由来の性的妄想・“憑きもの体験”、“言語化” による “見える化”、正常化した “感覚” に従う行動、記憶ネットワークの機能的偏りによる “認知のゆがみ” とその対策、精神的 “底つき体験” などを意図したのですが、もちろん言い忘れたことも多くありました。

 断酒で引き摺る精神的ストレスは、続いても精々3~5年程度のようです。この時期は半分まとも、半分病的な精神状態だと言って過言ではありません。

 私の場合、最も辛く感じていたのが10ヵ月までで、その後に急性離脱後症候群(PAWS:アルコールの後遺症)というものを正確に知ったため、今ではやはり3年ぐらいまで続いていたかと考えています。

 この断酒を始めて3年までの期間は本当に危ない時期です。司会をしていて常に意識するのはこの時期にいる仲間たちです。これからも、「経験と力と希望を分かち合って共通する問題を解決する」というAAの精神に則り、少しでも私の断酒体験が役立つよう司会の立場からも励んで参ります。



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