大阪・関西万博の開幕まで二年を切っている。
政府自民党は費用(国費・税金)が膨らんでしまったと
して、当初1250億円と想定していた額を2350億円に
なると訂正し、発表した。
何をやらせても政府自民党の想定金額は常に低目に
発表し、やると決定した後から金額が増えるのが常。
(あっ、やっぱりね)と皆さんも感じたことだろう。
そしたら、こともあろうに、「2350億円の中に日本館の
建設費は含まれておらず、そちらは830億円必要」と
言い出した。
だから(わざと小出しで言いやがったな!)と腹が立つ。
実は金食い虫の話はそれで終らない。
建設している人口島へのインフラ費用は別である。
新道路・新地下鉄・上下水道などなど・・・。
大阪の為に全国民が費用を出すようなものなのだから、
開催側は正しくあれ、と願うのは当然じゃないか。
既に全ての世論調査に於いて開催中止派が一番多い
のだから、政府・大阪府・市は諦めるべきなのだが、頭が
元々IR事業で一杯だから、もう執念の域である。
起こるか起きないかわからないが、数十年内に高確率で
南海トラフ大震災が起こると言われている。
もし、起きてしまった場合、その人工島はどうなるか。
私でも想像つくことに学者どもは口をつぐんでしまった。
人口島がある此花区は水害マップで見ると5~10mの
高潮が押し寄せるとされている。
ところが人工島はそれだけの高さが無いのに薄ピンクで
部分的に色塗りされているだけなのがどうしてなのか、が
(大阪府・市による故意であろう)としか思えない。
今の日本に必要なのは全国の古くなったインフラ(道路・
橋など)への確実に必要な補修への備えと実行である。
それを無視する奴らを政治家にしているのは国民なの
だから、国民も反省すべきなのである。