ホイッスルバード あいざわぶん

政治とは他人を救うべきものである

有名野球選手の私生活が表沙汰になっている。

付き合いがある複数女性とのSEX・避妊・妊娠・堕胎に

関する内容が殆どで、少し記事を読んだだけで不愉快な

気分になった。

 

私は、この件から吾が国の性教育に就いて意見する。

 

〇産みたくない年齢なのに妊娠してしまう。

〇結婚していないのに妊娠してしまう。

〇騙されて妊娠してしまう。

〇本能のおもむくままに妊娠してしまう。

〇時には、暴力で妊娠させられてしまう。

 

当たり前だが、いずれも妊娠するのは女性で男の肉体は

全く傷つかない。

だから妊娠を望まない場合は、避妊という知識が必要

なのではなかろうか。

 

全ての家庭で妊娠・避妊・堕胎の知識を子供に授けら

れたら言うことはないが、それが無理だから学校での

性教育が必要、というのが私の結論である。

 

出産できない女性らが辿り着くのが産婦人科医院だ。

だから、事実を一番知っているのが産科医師であって、

悲劇を避けるために性教育の必要性を説くのである。

 

避妊とは男性側が行うもの、男性側が行うべきもの、と

思い込んでいる女性が多過ぎるのではなかろうか。

本当は男だけでなく避妊は女性も行うべきなのだ。

子供たちの年齢に沿った教育が必要で、15歳前には

妊娠・避妊・堕胎を教えないと手遅れが待っている。

 

コンドームをしたくないから性行為の終了後に「後ピル」

を女性に渡す男として某野球選手は批難を浴びた。

確かに、随分と野蛮な人で女性をモノにしか見てないと

思うが、女性側にも避妊する知恵が欲しい、とも思う。

互いが妊娠を望まない状況なのだから・・・。

 

さて、数年前まで吾が国の小学校・中学校でも年齢に

沿った性教育が行われていたのである。

悲劇を沢山見てきた女性産科医師らが一例でも悲劇を

少なくしたいから努力をし、教育界に働きかけたのだ。

 

ところが、現在の教育現場では、「行き過ぎた性教育は

必要がない。性行為への好奇心を煽るだけだ」として、

一気に後退しているのである。

 

賛成できないが、そういう考え方もあることは理解する。

そういうのを「寝てる子を起こすな理論」と言うのだ。

米国では共和党色が強まると、州によって人工中絶禁止

が法律化され、例え強姦されての妊娠でも中絶不可に

なるのである。

政治に宗教の教えが色濃く反映され、避妊自体が悪と

教えられるのだから、それこそやりすぎではないのか。

 

純潔思想がいいんだから、婚前交渉はもってのほか。

婚前交渉禁止だから、そもそも避妊を学ぶ必要なし。

結婚したら避妊は悪であって産めばいいだけのこと。

強姦の果ての妊娠であっても堕胎は許されない。

一部のキリスト教信者は、そう信じて生きているのだ。

 

それが米国の今であり、統一教会の教えであり、日本の

一部キリスト教も同じ考えであり、自民・山谷えり子君

は政治家となって様々なキリスト団体と手を組み、他人

の家にも自分ちの宗教の価値観を押し付けているのだ。

それを国民はどう考えるのか、ということなのだ。

 

北日本放送がジャーナリズムの模範の様な番組を制作

した。「統一教会と性教育」 である。パソコンやスマホで

視聴していただき、皆さんも少し考えていただきたい。

 

前編・後編になっているが、決して長くはない。

写真は映像の一部分を切り取ったもので、国会の場で

山谷えり子君が過剰な性教育は必要なしと訴えている

ところである。

「どういうふうにやるか性技術をこういう人形を使って」と

山谷君は説明するが、保健体育の教師たちは「性技術」を

教えている訳でないし、「どういうふうにやるか」を教え

ているのでもなかろうから、言葉とは怖ろしいものである。

すなわち、山谷君の性格が怖ろしいということなのだ。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事