松山市も本格的な秋に入った。
それは先週の金曜日(7日)からで、吾が家の近所に
松山秋祭りの神輿が勢揃いする場所があって、部屋
まで大きな声が聞こえたから覚えているのだ。
その秋祭りの神輿同士のぶつかり合い(鉢合わせ)で
31歳の担ぎ手が神輿の下敷きになり、腹部を挟まれ、
手術をしたが重体で入院している。
鉢合わせする場所は道後温泉駅前の道路で、流石に
吾が家まで歓声は聞こえないのだが、引き上げてきた
神輿が吾が家の近くに来て解散するのだ。
私は神事には興味がないので鉢合わせを観に行った
ことはないのだが、テレビで観ることになる。
すると、チンピラ風情も大勢参加していて、喧嘩する為
参加しているんだろうと思えるほど神輿を担ぎながらも
怒鳴り、相手方の担ぎ手を殴ぐっているのだ。
日頃、「暴力は絶対いけません」と口にする女性たちも
「興奮しました」とか「カッコ良かったです~」等と言うの
だから、余所者の私は聞いていて辟易する。
担ぎ手の一部がやっていることは、間違いなく皆さんが
否定している暴行・暴力である。
「神事ですから」と言えば、やっていいのか。
「伝統ですから」と言えば、何でもありなのか。
珍しく、ヤフーコメントには松山の秋祭り(鉢合わせ)に
対して否定的な意見が多いので、私は驚いている。
日本中が「神事ですから」・「伝統ですから」と同意見と
思っていたからだ。
だから、初めて観た時から(莫迦やってらぁ)と私が感じ
たのは多数派だったようである。
万が一、事故に遭った人が亡くなったら、誰が責任を
取るんだ。あれは、起こるべくして起きた事故である。
もしも伝統を大事にし、今後も続けたいのなら、数十台
の防犯用カメラを回すことが必須条件だろう。
つまり、殴った奴が居たら現行犯で逮捕。
祭り後にカメラ録画を調べ、誰も逃がさずに逮捕。
故意に殴る奴が居るのだから、それぐらいしないとね。
西条市や新居浜市では鉢合わせが禁止されている。
それでも鉢合わせするのは、いかれぽんちが参加して
いるからだろう。
まるで厄介者の日頃の憂さ晴らしの為にする祭り。
莫迦らしいったら、ありゃしない。