私は16歳で自動二輪の免許を取得し、高校卒業時の
18歳まで毎日のようにバイクに乗っていた。
ノンヘルメットが許されていたので、街なかチョイ乗りは
ヘルメットを持っていても被らなかった。
長髪だったので風に靡かせて乗るのがカッコ良かった
のであり、映画イージーライダーを意識したのだろう。
18歳四月から法改正があり、ヘルメット着用が義務化
されたのでバイク乗りをやめた。それほどヘルメットを
被るのがイヤだったのだ。
だから、明日から始まる自転車のヘルメット着用の努力
義務化にげんなりしている人らの気持ちはよくわかる。
蒸れるし、髪型は乱れるし、脱いだヘルメットはどうして
いいか迷うし、自転車用ヘルメットはバイク用ヘルメット
よりも絶対的にカッコ悪いし・・・。
警察は先ずは努力義務とし、様子を観るんだろうね。
国民自ら着用する率が高まるのを待つのだろう。
で、高まったところで改めて義務化の法改正をする。
だからそれまで、被りたくない人は被らなきゃいい。
もちろん死ぬことまで覚悟した自己責任で。
昨日「ひるおび」で若い女性がこの件でコメントしてた。
道路に「自転車専用レーンを造るべき」とね。
時折そういう思考回路の人が居てコメンテーターとして
仕事をしているのを鬱陶しいと私は思っている。
そんな御無理な提案は、小学校卒業と同時に卒業して
ほしい。当たり前な顔して堂々と言うなっつーの。
吾が国の狭い道路をトラック・自家用車・バイク・自転車・
三輪車・乳母車・歩行者が通っているのだ。
道路を拡幅できるなら、とっくにしてらぁな。
だから、ああいうコメントを言う莫迦にホイッスルだ。
食事の最中に、本当に気分が悪い。
大人への教育は手遅れだから、子供らに必要な教育が
ある。「弱者は誰か」という極めて簡単な認識である。
乳母車・三輪車・歩行者・自転車・原付バイク・自動二輪・
自家用車・トラックという「弱さ・強さの認識」である。
自分が道路上に居る時どの立場で居るのか、ということ。
バイクを蠅のように思っている自動車運転手が沢山居る。
歩行者を邪魔者と思ってる自転車野郎も沢山居る。
弱者を強者が事故に巻き込めば、痛い思いをするのは
必ず強者の方である、ということをちゃんと知るべきだ。
その強弱認識が足りてないのが日本の道路上における
風景なのである。
あっ、今日で三月も終わりです。
そろそろ杉花粉症も楽になれる頃合いだろう。