ホイッスルバード あいざわぶん

可愛い無敵

約二週間ぐらい政治や五輪のイヤな面について文章を
書いてきたので、気持ちまで暑苦しくなってしまった。
なので気分を変え、気持ち良かった私生活のことを。

先週のプレバト(見るのは俳句部分だけ)を昨夜見た。
そしてフジワラ・藤本君の一句に感動した。

  弟に秘密の秘密基地真夏

車の運転で問題を起し、半年間ぐらい自主的に仕事を
辞めていたから、復帰した当初は身が縮まっておどおど
した雰囲気だったが、この一句を見せられて完全復活と
感じた。それにしても本当に見事な作品だなぁ。
本人も発想が湧いた瞬間、(よし!)と思った筈である。

内容も素晴らしいが、実は韻律に最大の特徴がある。
全然五・七・五じゃないのに、滑らかな100点着地。
音楽の才能(リズム感)にも長けている証明でもある。
藤本君は俳句という文芸と出会って幸運と思うね。

新聞歌壇への短歌投稿をやめ、X(旧Twitter)を開設
したのだが、締切のようなものが無いと、正直だらける。
いざ投稿しても反応が乏しいから益々ヤル気も失せる。
でも一日に1回程度は他人のtweetは読んでいる。

使い始めて理解したのだが、私のXに次々流れて来る
tweetとは、私の嗜好や思想に沿うものが多くなるのだ。
だから莫迦右翼の投稿を見なくて済むのは気持ちいい。

一番初めに投稿したのは、もちろん短歌作品。
そしたら歌人・佐佐木頼綱君(44歳)からfollowを受けた。
私が先にfollowしていたから、follow返しだったわけ。
彼の自己紹介が、「短歌をやっていればだいたい友だち」
だから、「なるほど、だいたい友だち・・・な」と頷いた。

ちなみに頼綱君の父君は超有名歌人・幸綱君(85歳)。
俵万智君の短歌の先生と言えば、わかり易かろう。
100年を超える短歌結社誌「心の花」の主宰者である。
その幸綱君のお爺様も歌人で、「夏は来ぬ」の作詞者。
皆さんも必ず子供の頃に歌ったことがある筈。
私なんかほぼ毎日、発声練習のため歌ってるもんね。

で、先週だったか先々週のこと。
頼綱君のtweet内容は、まだ幼い娘さんのことだった。
お父さん(頼綱君)が学生さんたちに短歌作品を短冊に
書かせたところ(写真1)を娘さんも見ていたようである。

で、自分も書きたくなったんだろうね(写真2)。

  ねこがにょとなく   ささきすずかこ

お父さんは、「 無敵  」と表現してらっしゃる。
で、私は初めて、返信したのだった。

 オノマトペ 秀逸 

短いやりとりだが、ほのぼのである。
ちなみに名前の「すずかこ」の由来は、調べても分から
なかった。残念!そのうち分かるだろうけど。

子供は褒めて褒めて、芽を伸ばしてあげたい。
褒めることは水であり、肥しである。
だから佐佐木家は皆さん、代々立派な歌人になられる。
まさに「 無敵 」なのである。



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