東国原英夫君が宮崎県知事選で約2万票差で敗れて
から5か月が経った。
落選が決定してから、彼が「プレバト俳句ランキング」に
再び出演するのかどうかを私はずっと気にして来た。
でも、既に5か月も経ったのに未だに出演してないのは
どうしてなのか、に就いて本日は触れたい。
本人が出演を断っている可能性も否定しないが、断る
理由が分からないから、テレビ局側が出演依頼をして
いない可能性の方が高いのではなかろうか。
だとしたら、それは何故なのか、ということだ。
2017年6月の「宮崎日日新聞俳壇」に、次の句が掲載
されていたのだそうな。
梅雨寒や指名手配の顔に✖
2018年6月、東国原君はプレバトで次の句を発表した。
梅雨明けや指名手配の顔に✖
で、問題視されたが、選者の夏井いつき君は、「俳句の
世界は性善説で考える」として不問とした。
けれど、本音では、腸が煮えくり返っていた筈である。
だから、もしご本人が出演依頼を断って出演してないの
なら、盗作を反省しての自粛なのではないか。
でも実際は、テレビ局側が出演依頼をしていないのでは
なかろうか。つまり盗作疑惑が内部でも根強いのだろう。
東国原君は2万票差で選挙に負けたのだが、この俳句が
どれだけ影響したのかを私は考えない訳には行かない。
例え出来心でも、たった17音で疑われ続けるのだから。
さて、そのようなことを考えていたらチャットGPTのことが
頭をよぎった。
以前に、「短歌もチャットGPTで優秀なのが創れるか」と
考えて、現段階では絶対に無理と思ったのだが、俳句の
場合はどうなのか、と少しばかり考えてみたのである。
そしたら、(俳句では可能かも)と、背筋がゾクッとした。
俳句には「季語が必要」の決まりがあるから、残りの10音、
17音だけが個性の出番になるわけで、それはAIの入る
余地が出て来る、と思えて来たのだ。
季語5音・7音を適当に入力すれば、足りてない12音や
10音をAIが出してくれるだろう、ということ。
短歌より短い特性に加え、季語という制約がAIの出番を
増やす結果になるのでは、と思えるのだ。
短歌よりも俳句の方が入門し易いと言われ、実際に俳句
人口の方が断然多いのだが、それはAIも入りやすい、と
いうことなのだと気付き、妙に納得してしまったのだ。
ああ、俳句じゃなくて短歌を好きになって良かった(笑)。
【追記】日曜夜9時のNHKスペシャルで「響き合う歌」と
いう短歌の特番がある。今から楽しみにしている。