ホイッスルバード あいざわぶん

正直者が莫迦を見る国

上司から「公文書を改竄せよ」と命を受け、一旦は拒否

した赤木俊夫(54歳)君。

拒否しただけではなくて、「やってはいけない」と抗議も

していたのである。

直属の上司に命を下したのは、財務省理財局長・佐川

宣寿君。

自死した赤木君の妻・雅子君から訴えられたが、国には

責任があるが個人の責任は問えないとして、国も争わず、

訴えを全て認諾し、1億700万円を支払った。

 

裁判の結果は、まるで佐川君を救うためのようである。

(争わないで1億700万円も払ってやったじゃないか)と

言わんばかりである。

雅子君は「何故改竄をしたのか」を知りたいのである。

「改竄して苦しみ、死を選んだ原因」を知りたいのだ。

 

赤木君の自死後、改竄に関係した役人が全員昇進した

のは口封じとご苦労さんの意味としか思えない。

それって、(黙って命ぜられたことをやってりゃ、得をする

のにさ、莫迦じゃないの)と雅子君は受け止めただろう。

 

いじめ問題で被害者が死を選んだ際に、「これからも生き

て行かなければいけない側(加害者)の未来のことも考え

てやらねば」と言う人が実際に居るのだから、赤木俊夫君

もそう思われたのに違いない。

つまり、「切り捨てられる人」になったということである。

 

「森友改竄事件」における赤木俊夫君の自死にまつわる

結論(裁判)の正義は何処にあるのか。

いったい裁判官はどこを見ているのか。

関係ない私の怒りが収まらないのは、きっと正義が感ぜ

られないからではないのか。

 

子供らちに「道徳を教科として学べ」としたのは安倍政権

である。

12歳の子供たちは「何が正義なものか」と、鼻で嗤うか、

「表と裏で顔を変えるのが正しい」と勘違いするだろう。

その重い責任を佐川君と昭恵君はどう果たすつもりか。

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