ホイッスルバード あいざわぶん

アナタノ国ノ小麦デ~ス

外国人旅行者に訊いた「好きな麺類チェーン店」と
いうテレビ番組を見た。
同時に吾々日本人が選ぶ店も紹介されているので、
私のチェーン店への僅かな認識を知りたいと思った
のである。先ずは、そのベスト5を紹介しよう。

  外国人         日本人
  1.  丸亀製麺      1.丸亀勢麺
  1.  天下一品      2.リンガーハット
        
  2. 一蘭         3.天下一品
        
  3. リンガーハット    4.はなまるうどん
        
  4. 日高屋        5.日高屋

ねっ、つまらない結果でしょ。
店舗数に比例してるんだな、と思ってしまうからね。
ちなみに、私が食べたことがないのは、天下一品、
リンガーハット、日高屋(ラーメン)で、日高屋には
入っているけどラーメンは注文してない、ということ。
リンガーハットの場合はちゃんぽんのことだった。

さて、ここから本題に入ろう。

松山市に移住してきた頃(約12年前)、住宅地にも
ポツリぽつり麦畑はあって、今頃は成長した穂先が
風に吹かれて煌めき、東北人の私には珍しい光景
だから暫し見惚れたものだった。
それがアッと言う間に次々に潰され、家が建った。

ノスタルジィではなく(これはマズい)と私は思う。

吾が国の小麦輸入量は消費量の約86%前後。
パン・うどん・パスタ・お好み焼き・どんどん焼き・
蕎麦の繋ぎ粉の殆どは輸入小麦で作られているのだ。
だから、多くの外国人が「日本ノ麺ハ何ヲ食ベテモ
オイシイ」と言ってはくれるが、「ゼンブアナタノ国
カラ輸入シタ小麦デ~ス)と説明する必要がある。

つい最近も、「パン屋が潰れた」とか「ラーメン店が
潰れた」とのニュースを耳にしたが、さもありなん。
輸入に頼れば、困るケースは増えて当然であろう。

だから、葉物野菜同様に小麦も企業に任せる時に
来ているのである。食の安定化なしに「美味しい」と
喜んでいる場合ではないのである。
美味しい、と喜んでいられるのは「今だけ」かも・・・。
そうならない為にも農業改革は絶対に必要なのだ!

で、その改革を自民党では不可能なのだ。
(農協は自民党の支持母体だから、自民では無理)
さあ、皆さん、どういう未来を選ぶんですか。

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