月に三度は行く道後郵便局の隣りは「市川バナナ店」。
「バナナ店」なんて、私は66年、他に知らない。
その「市川バナナ店」が閉店した。
とても丁寧で綺麗な文字の挨拶文が印象的である。
私が9歳の頃まではバナナは高級品だったが、突然
安くなって、全く魅力的な食べ物ではなくなった。
今では、便秘の爺・婆の食物との感覚さえある。
でなけりゃ、バナナを買うようになったら爺・婆である。
バナナだけ売って食える世の中ではないので、 市川
バナナ店では野菜も花も売っていた。
なので、特売で安い時に5回ほど買ったことがあるが、
近くに激安店があるので経営は厳しかっただろう。
そもそもバナナ店だからである。
私が6歳の時、即ちバナナが高級品だった時に開店
した「市川バナナ店」。
お疲れ様、お店は今も輝いて見えます。
時を同じくして、JR四国が愛媛県に「赤字路線どない
すんねん」と言ってきた。
先日私が乗ってきた予土線と予讃線(海通り線)の事
である。
「どないすんねん」とは、「赤字分を愛媛県は補填して
くれるんかい」と言う意味だが、ゆすり・たかりに見えて
気分が悪い。
文句を言わずに撤退した「バナナ店」のように、自分で
決めろ。
どうせ近い将来に廃線になる運命なのだから。