私たちの世代(昭和31年生)は、「鉄腕アトム」の主題歌を
詩人・谷川俊太郎が作詞したことも知らずに歌い、育った。
中学に入ると英語の授業がある。
本屋で英語と日本語の表記がある「スヌーピー」と出遭い、
貧乏な家の子なのに私は母に購入を強請(ねだ)った。
「これで英語の勉強をするんだから」と言ってね。
まさか翻訳者が谷川俊太郎とは、その時も知らなかった。
15歳の頃、「死んだ男の残したものは」という歌で、それが
谷川俊太郎の書いた詩に曲が付いたもの、と初めて認識したの
だった。
「詩・作詞」というものを強く意識し始めた記憶がある。
その後は、あれも谷川、これも谷川、となる流れ。
私が好きなフォークシンガーたちも谷川俊太郎に影響を
受けていたから、自然な流れで私も学ぶことになる。
特に、今も現役ばりばりの小室等君は谷川君の詩に曲を
つけて歯応えのある歌を何曲も世(若者)に知らしめた。
実際つい最近も、小室君が歌う「お早うの朝」を聴きながら
私も歌ったばかりである。
だから、「流行詩人」が亡くなった報せを聞いて、「一つの
時代が終わった鐘が鳴った」という気がしている。
谷川俊太郎君を、わざわざ「流行詩人」と書いた意味は、
大きくもあり、小さくもある。
大衆からあまりにも取り上げられると、(これも流行の一つ
なのかな)と思ってしまう私が居るのである。
要するに私は、自分の成長と共に、谷川俊太郎から卒業
していたのでは、と思っているのである。
・・・ ここから話題を変えて ・・・
コーラスの休憩時にトイレに行ったら、隣りの便器に立った
70歳ぐらいの男性(当然ですが)が、話しかけてきた。
「いや~寒くなりましたね」は普通だが、次に出た内容が
凄かった。三週間前のコーラス練習後、新型肺炎ウイルス
症に罹った、と言うのだ。しかも、練習していた時に隣りに
座っていた友人(男性)も同時に・・・。彼曰く、「後ろに
座っていた女性に移されたのかも・・・」。
そして「女房にも移してしまった」そうである。
幸いにも彼は、通院程度で完治し、妻の方は微熱で完治。
新型肺炎ウイルス症(私はコロナと表記しません)が5類に
なったからと言って、人によって症状はかなり違う。
例え入院に至らずとも、寝込むなどの辛い症状には誰もが
なりたくはないものだ。
だから、高血圧・糖尿病等の既往症を持つ人は感染症に
注意した暮らし方をしたが無難である。
〇必要な時にはマスクを正しく使用。
〇帰宅したら早速、丁寧なうがいと手洗い。
私が言っているのではなく、吾が同級生の東北大学医学部
教授が、昔むかし、私に教えてくれた方法です。
どうです!これで信頼性100倍でしょ(笑)