午前7時にバイクで自宅を出発したが、30分も
走ったらUターンしたくなるほど寒い。
完璧な防寒をしたつもりだったが、山間部の畑には
びっしり霜が降りているのだもの・・・。
途中で何回も休憩をして3時間で新居浜市に到着。
出発港は黒島である。
昔は島だったらしいのだが、現在は橋が架けられて
四国本土と一体化しており、島の面影はない。
フェリー乗り場から大島が見える。
たった15分で着くのだから、とても近い島なのだ。
バイクも載せたのは、運賃が安いからだ。
人間60円。原付バイク120円。往復360円。
島の外周6キロを時速20キロで見物。
見たこともない鳥があちこちで鳴き、姿を見せる。
ハッキリ分るのは鳴き声を知っている鶯だけだったが、
まだ寒いせいかホーホケキョと鳴けないのが可笑しい。
港に戻って弁当開き。もちろん手弁当だ。
すると、背後から私に声掛けがあった。
「この辺で魚がいっぱい連れる場所は何処ですか」
二人の中学生らしい男の子である。
私を地元の人間だと勘違いしているようだ。
フェリーは一時間に一本あるので、今着いたばかりの
船で上陸した新居浜市の子供たちなのだろう。
「オジサンは山形から遊びに来ているんだよ」
「やっ、山形からですか!?」
少年は「やっ」と言った時、頭の中で「やまがた」の
意味を一瞬考えたようだった(笑)。
港の前に小さな魚屋(春香魚店)がある。
店先にはゲタ鰈や小鯵の干されている。
実はこの魚屋さん、小さいながら有名である。
新居浜市(四国本土側)に住む62歳の女主は、わざわざ
フェリーで通わなければならない大島に店を構えたのだ。
全国放送の「人生の楽園」見て私も知っているのだ。
ただいま午後9時。
バイク乗車6時間が寒かったせいで、疲労が残っている。
今夜はこの辺でお仕舞いにしよう。
この続きは、また明日に。
(写真は、なるべく文章に沿って配列したつもり)
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